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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2017年12月の記事一覧

名前を出して発信すること

こんにちは。夏目紗綾です。

いつも冒頭で名乗ってしまいますけれど、別に私の記事を何度も読んでくださっている方にとっては必要ないですよね。でもなんだか名乗っちゃう。

誰が読んでくださるかわからなくてどきどきしているので、きっといつもはじめましての気持ちが抜けないんだと思います。

相変わらずまだ下積みですから、記名記事の案件は頂けていません。

まだ名乗りはじめて一ヶ月経ちませんから。当然といえ

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『夢がかなう! ファンが増える! エッセイの書き方』 【追記】自己啓発エッセイのススメ(動画セミナー)(2023.1.11)

『夢がかなう! ファンが増える! エッセイの書き方』 【追記】自己啓発エッセイのススメ(動画セミナー)(2023.1.11)

どうやらぼくにとって、エッセイは大切なもののようだ。

ごく最近の大きな気づきだ。noteに原稿を書くようになって、はっきりと「エッセイを書く」という意識をしはじめたように思う。それまでは仕事柄、「ノウハウ」を書かなければならないという強迫観念にも近い認識があった。だから、「ノウハウを書けないじぶんはダメなんだ」と、やんわりとした自己否定に陥っていたんじゃないかと思う。

そんななか、エッセイと出

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UXデザインプロセスにライターとして関わる可能性

UXデザインプロセスにライターとして関わる可能性

(過去にMediumへ投稿したものを転載)

「UXライター」という職種が北米で登場している。2016年後半から、GoogleやAmazon、DropboxやPaypalなどの企業が募集している様子。

▷UXデザイナーと何が違う?最近話題の新しい職種「UXライター」とは?

▷UX Writerという職種に懐かしさしかない

これまでにも、UIにおけるライティングの重要性を伝える動きはあり、プロ

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文章のパターンについて。

私は普段お仕事をする際は、ライターとして書くことがほとんどです。
ですから、自分のことではなく誰かの想いや言葉を届けるのことが多いのです。

方やnoteで書いているのはエッセイやコラムであると、自分では認識しています。主語が”私”の話が多いということです。
よくエッセイとライティングは使う筋肉が違うと言われます。
確かに私のことを書くのと、他人のことを書くのは”対象”という点においては真逆の行為

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「書いてみたいけど、ネットって批判されるのが怖くて」と言われたので、こんな文章を書きました

ある方が「こういうことを書いてみたいんだけど」というので、「note、いいですよ」とオススメしてみたんですね。

そしたら、「ネットって批判されるのが怖くて、どうも…」って仰るんです。

ネット、目立つことを書いたり、新しい意見を書いたりすると、批判されますよね。

あなたは批判されたことありますか?

初めて誰かに批判されたとき、すごく傷つきましたよね。

僕が一番最初に批判されたのは、ブログを

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それは本当に「読まれるテキスト」なのか

「読まれるテキストは読者へのおもてなしの構造を持っている」(以下、「読まおも」と略す)というテキストが話題になっていたので読んだ。
わー、すごい。
一面では、いまのネットの気分を的確に捉えていると思う。

それは本当に「読まれるテキスト」なのかが、ぼくの感覚では、これは「読まれるテキスト」の話ではない。
「読まおも」では、まず「人間のテキストの読み方」がこう捉えられる。
・タイトルは記事の印象の5

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私にとっての「文章力」とは

私にとっての「文章力」とは

書くことを仕事にしていると、「文章を書くのが好きなんですね」とよく言われる。

しかし私は、確かに文章を書くことがあまり苦にならないが、とりわけ好きというわけでもない。むしろ、言葉を紡ぐ以外に情報伝達の手段があるなら、ぜひそちらを使いたいものだと常々思っている。例えば音楽とか写真など。

それなら、なぜ書き続けるのか? と問われれば、答えはひとつしかない。

「口頭で話すと支離滅裂になり上手に真意

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書くことへのハードルを上げすぎないこと

書くことへのハードルを上げすぎないこと

イベントや講座に呼んでいただき、初心者受けにライティングについて話す機会がある。

その際、いくつか必ず伝えようと思っていることを決めている。書く前に準備をすることが大事だという話や文章の基礎的なルールなどだ。

最近、新たに伝えるようになったことがある。それは、書くことのハードルを上げすぎないこと。

ほとんどの人は文章を書くことに抵抗感を持っている。意識しているか、無意識かは人によると思うけれ

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普段とは違う「縦書き」のテキストエディタで

普段とは違う「縦書き」のテキストエディタで

普段とは違う場所で文章を書く。

文章を書くためにはペースを作り、習慣化することも大事だけれど、気分転換も必要だ。

家の中でソファに移動したり、リビングで書いたり、外出してカフェで書いたり。場所を変えることで気分も変わる。移動する時間を確保することによって、考えがまとまったりしているのかもしれない。

リアルな場所以外にも、エディタを変えることでも気分は変わる。これはデジタル機器で文章を書くよう

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