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人類の『未来』をつくる、「脳」と「心」と「精神」のメカニズム

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脳科学、心理学、精神医学――切り口は違うが、どれも「人の心のしくみを知る」学問だ。 精神活動や知的生産活動とは、突き詰めれば「約1000億個の生体回路とその100倍の数の接続点を…
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2019年3月の記事一覧

Neuro Diversity=神経多様性のある社会に向けて

Neuro Diversity=神経多様性のある社会に向けて

先日、自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder = ASD)を中心とするコミュニケーションを研究している大学教授とお話する機会がありました。

自閉スペクトラム症(ASD)は「病」ではなく、一種の「認知スタイル」と考えられているそうです。そもそも自閉的特性は連続体(スペクトラム)である。Neuro-Typical(定型発達)と、ASDの間には明確な線引きがあるわけではな

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存在の耐えられない軽さ

存在の耐えられない軽さ

私は小学校の図書室で、業間休みに本を読んでいる。
今日も授業が終わったら、私をいじめている女の子と一緒に帰らなくてはならない。それが怖くて、本を読んでいる。その小学二年生の女の子が、今も自分のなかにいる。
他者と全的にかかわりあうことが難しくて、苦しくて、自分が他者によって侵害されるとき、自分の輪郭を必死に取り戻すために、本を読んでいた。作品世界と心が通じあったとき、自分が自分としてたしかに存在し

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人間のプロトコル

人間のプロトコル

「AとB、どっちがいいと思いますか?」と聞かれたとき、どう答えますか。
プライベートっていうよりは、仕事で。

・「A(B)がいいと思う」と自分で"決断を代行"する
・「あなたはどっちがいいと思う?」と"相手の決断を補助"する

こういうとき、聞き手が求めてるものと全然違う答えをしてしまうことって、あるなぁと。

あとはなんか指摘されてムッとするときって、"内容よりも言い方にムッとしてるケースが多

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男性が「生活」に興味ない件について

男性が「生活」に興味ない件について

木工作家の知り合いが、悩んでるらしく。というのも、彼はわりと純粋に「つくること」が好きで、「売るため」にあれこれ発信したり自分をどう見せるとか考えるのは気が向かない。そういうスタイルでずっとやってきていた。

まあ、べつにそれがいいも悪いもないですよね。実際、彼のつくる木工製品は流行りとか映えとか、マーケティングと向き合うというより「樹(あえてこっちの字のほうがしっくりくる)」そのものと向き合う時

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極限の集中力 "フロー状態" を作り出す

極限の集中力 "フロー状態" を作り出す

差し迫った納期の案件、大学入試試験などが近づいている。集中して勉強しなくてはいけないと焦ってはいてもイマイチ手につかない。
一方、予定のない休日にのんびりと仕事・勉強をしていたら、我を忘れて集中していた…そんな経験はないでしょうか。

仕事・学業・スポーツなどのあらゆる場面で求められる「集中力」とは、一体どのようなメカニズムで生じているのでしょうか。
本投稿では、集中力をはじめ、極限の集中力"フロ

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脳みそのリソースを守ろう!

脳みそのリソースを守ろう!

リソースというのはプログラミング用語で、
CPUやメモリの必要領域のことです。(●´ω`●)

「リソースを食う」とは、必要領域を減らすこと。

用例 「リソースを食うアプリ」など☆

気になることというのは脳みそのリソースを食います。けっこう食います。

こういうことって、
みんなはないドグかな。。

つぶやき一つで受けるダメージの大きさよ。。。

しかし、ある時私は気付いたのです。

「コレっ

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