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サイエンス×テクノロジー=エンジニアリング

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科学とは「事物の本質を表す体系的な知」であり、技術とは「特定の場面で応用される実践的な知」である。すなわち工学および工業とは「人々にとって有用な構造物や発動機関の設計・組立・運用… もっと読む
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2018年7月の記事一覧

『 #はたらく細胞 』で人体の細胞数が37兆個なのには根拠がある

『 #はたらく細胞 』で人体の細胞数が37兆個なのには根拠がある

生物屋として今期注目のアニメ『はたらく細胞』がスタートしました。

少し感動したのは、オープニングの歌詞です。

37兆個の一人、次に会うのはいつかな

また、第1話は次のナレーション(by 能登麻美子)から始まります。

人間の体の中には約37兆2000億個の細胞たちが、きょうも元気にはたらいている。

人間は60兆個の細胞からできている、と聞いたことのある方は多いと思います。なぜ本作では「37

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リサーチと品質向上の考え方

リサーチと品質向上の考え方

先日 落合陽一さんの「超AI時代の生存戦略」を読みました。「リサーチ&ディベロップメント」の項目で書かれていた、こちら。

「超AI時代の生存戦略」から

今もこれからも人間と機械が混ざって仕事をしていくわけだから「人間に説明する」場面、「機械に発注する」場面、両方がある。両者の指令は別々なものとして捉えるべき、という話。
また「自分がディベロップメント(人から機械)向きなのか、リサーチ(機械から

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サーバが落ちた! ……って他人事じゃない。サーバが落ちた時の応急処置/緊急対応 (ケース別)

ファーストサーバのZenlogicが落ちました。

色々な企業の応急処置を見ている中で、技術的な対応は結構たくさん見るのですが、「お客様を守る」「お客様との関係を守る」ための情報・議論はもうちょっとあっても良いのかなと思い、拙い部分もありますが、まとめました。

エンジニア・プログラマ向けではなく、PM/経営者向けです。
具体的には「障害起こって、エンジニアは復旧に向けて色々対応してくれてるけど、

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日本からユニコーン企業が生まれないのは必然



現状の経済規模に比して、日本からユニコーン企業が生まれないのには3つの理由があると考えます。

1. コンピュータサイエンス軽視

ユニコーン企業のリストをながめると、大半がソフトウェア関連企業であることがわかります。

日本の高等教育は、これまで2次産業の発展の土台となってきた反面、スピーディーに現代の経済環境に適合してソフトウェア産業発展の土台になれているとは言い難いです。そのため、周囲を

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VUI と 魔法の呪文

VUI と 魔法の呪文

朝起きたら、スマートスピーカーに話しかけて部屋の明かりをつける。目覚ましのアラームはセットしないけど、決まった時間になったら天気予報をしゃべるように設定してある。
洗濯機のタイマーをセットして、コンタクトレンズをつけるところまではルーティーンだけど、そのあとは臨機応変のマルチタスクだ。お湯を沸かしているのを忘れないように、スマートスピーカーに話しかけてタイマーをセットする。野菜の茹で時間が分からな

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ビジネスモデル図解ツールキットを無料で配布してみた(追記あり)

ビジネスモデル図解ツールキットを無料で配布してみた(追記あり)

チャーリーです。

ビジネスモデル図解をかんたんに編集できる、ビジネスモデル図解ツールキットをつくったので、ご紹介します。

ビジネスモデル図解ツールキットについて(追記)2018年に「ビジネスモデル2.0図鑑」が発売されたこともあり、4年以上もの間、おかげさまでたくさんの方々にビジネスモデル図解ツールキットを活用いただいているようです。ありがとうございます。

ビジネスモデル2.0図鑑はこちらの

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