しましょ(島田祥輔)

穏健派ゆるふわ系サイエンスライター。サイエンスの著述家として『ニュートン』など一般向け、理化学機器メーカーのパンフレットなど専門家向けの記事を書くとか。 https://www.shimasho.work

しましょ(島田祥輔)

穏健派ゆるふわ系サイエンスライター。サイエンスの著述家として『ニュートン』など一般向け、理化学機器メーカーのパンフレットなど専門家向けの記事を書くとか。 https://www.shimasho.work

    マガジン

    最近の記事

    『ニュートン2022年5月号』で記事を書きました、とそのリファレンス

    『ニュートン2022年5月号』で「合成生物学はここまで来た」を書きました。 合成生物学っていう言葉は聞き慣れないと思いますが、この記事では「ゲノムを人工的に作って思い通りの性質をもつ細胞や組織をつくること」というスタンスで書きました。実際のところ、合成生物学って定義があるようなないような、ちょっとバズワードっぽくなっているのが事実です。 とはいえ、試し読みのところにもあるように、ゲノム編集(特にCRISPR-Cas9)とDNA合成技術が進歩してきた中で、生命科学の基礎研究

    スキ
    4
      • 「僕なんか」と思っていたサイエンスライターの10年間とこれから

        会社員を辞めて、自営業として税務署に開業届を出したのは2012年4月1日。あれから10年が経ち、フリーランスのサイエンスライターとしてまさかの11年目に突入しました。 決して円満退社したわけではない「僕なんか」がフリーランスでやっていけるのか。あるいはフリーランスだからこそやっていけるのか。不安を抱えたまま、そして収入が少ないので奨学金の返済を一旦ストップして国民年金の納税も少し減らしてもらった最初の数年間でしたが、なんやかんやで生き延びてきました。 僕の場合、大学4年と

        スキ
        18
        • サイエンスライター、住宅ローンを契約する

          noteの新シリーズ「サイエンスライター、中古マンションを買う」の第4話です。 買う物件の目処がたち、いよいよ契約へ。しかし、所詮はしがないフリーランスなので、もちろん十分な貯金はなし。住宅ローンを組むことになるんだけど、そもそも貸してくれるのか。 物件購入前に仮審査住宅ローンを組むときには、2段階の審査があります。まずは、ざっくり貸してくれそうかを依頼する「仮審査」。そして、実際に購入する物件の情報をもとにローン金額を決める「本審査」です。 仮審査は物件を探す段階、ま

          スキ
          2
          • サイエンスライターはついに物件を見つけた

            noteの新シリーズ「サイエンスライター、中古マンションを買う」の第3話です。 リフォーム済みの中古マンションで契約しそうになったけど契約内容にやばそうなところがあって振り出しへ、というのが前回までのあらすじ。 それから約2週間後、まだ入居中だが良さげな物件があるからどうか、と不動産屋さんに紹介されたので内見することになりました。 ちょっと遠慮しちゃうけど意外といい正直、住民がいる空間でいろいろジロジロ見るのは気が引けるなあと思ったのですが、住んでいる感覚を直接聞けるの

            スキ
            9

          マガジン

          マガジンをすべて見る

          記事

          記事をすべて見る
            • サイエンスライターが中古マンションを買おうとしたら考えることが多すぎた件について

              noteの新シリーズ「サイエンスライター、中古マンションを買う」の第2話です。 賃貸マンションは何回も契約したことがあるけど、購入は初めて。賃貸とは違うルールみたいなものに苦戦しました。中古マンションの購入を視野に入れている方の参考にもなればと思います。 負担するのは月々の住宅ローンだけではない賃貸なら月々の家賃と共益費を気にすると思います。あとは最初にかかる火災保険とか、謎慣習の敷金・礼金くらい。 マンション購入も、まずは物件の価格を見て、住宅ローンの自動計算で月々こ

              スキ
              12
              • 大学入学共通テスト「生物基礎」を解いてみよう——これを高校卒業生が解くっていい時代

                週末は大学入学共通テストが開催されました。生物系のサイエンスライターだし、せっかくなので生物科目の問題を解いてみることにしました。果たしてサイエンスライターと名乗るにふさわしい点数を獲得することができるのか!?(センター試験時代から11年連続使っている文章のコピペ) 文系志望が解く生物基礎この記事では、まず「生物基礎」にチャレンジします。この科目を選択するのは、文系学部志望の受験生です。 生物基礎という科目は、文系のほとんどが解く問題であり、もちろん理系選択者は学習の範囲

                スキ
                11
                • ってか、2021年ってどうだったっけ。

                  年末の記事をどうしようかなーと考えていたら、noteさんから「2021年の記録」という通知が来ました。 書いた記事10本かあ……せめて月1で12本はいきたかった。 一番読まれたのは3年前の記事かい!これは「細胞の数 人間」で検索するとほぼトップ表示されるからだと思うけど。牛タン弁当に至っては11年前に他のところで書いた記事の再掲。やはりこういうニッチな需要を目指すのがよさそう。 ってか、中古マンション購入物語、全然書いてないや……。来年がんばります。 お仕事でいえば、

                  スキ
                  1
                  • 新作『イラスト図解 遺伝子の不思議としくみ入門』発売記念で音声配信します

                    12月20日に紙の書籍としては8年ぶりの新作『イラスト図解 遺伝子の不思議としくみ入門』が発売されます。ぱちぱちぱちー 遺伝子の視点から、性格(具体的には神経伝達物質やその受け取り方)、食事、病気、そして生命全般のことについて紹介する本です。今年の夏はこの本にすべてを注ぎました。がんばりました。 例えば、 好みの異性は「匂いの遺伝子」で選んでいる? 遺伝子で顔はどこまで決まる? 遺伝子操作をすれば、永遠の命が手に入る? mRNAワクチンってどんなワクチン? ゲノ

                    スキ
                    3
                    • 2021年ノーベル生理学・医学賞のこと 〜hot and touch〜

                      2021年のノーベル生理学・医学賞は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校教授のデヴィッド・ジュリアス氏(David Julius)と米スクリプス研究所のアーデム・パタプティアン氏(Ardem Patapoutian)に贈られることが発表されました。受賞テーマは、「温度と触覚の受容体の発見(for their discoveries of receptors for temperature and touch)」です。 世界にはThank you!が溢れている 皆さんはこの

                      スキ
                      6
                      • 『ニュートン2021年11月号』で記事を書きました、とそのリファレンス

                        『ニュートン2021年11月号』で第2特集「ゼロからわかるクリスパー」を書きました。 2020年ノーベル化学賞のテーマで、農業や水畜産業、医療への応用が進んでいます。最近も、ゲノム編集をしたトマトのネット通販が始まったニュースもあり、そろそろゲノム編集のことを知っておこうという人も多いと思います。そんな人向けの20ページ特集です。広島大学の山本卓先生にご協力いただきました。 あと、最後の2ページはものすごく気を遣って書きました。ヒト受精卵のゲノム編集の話になると「社会を巻

                        スキ
                        4
                        • 『ニュートン2021年9月号』で記事を書きました、と特におすすめ本

                          『ニュートン2021年9月号』のメイン特集は「科学の名著」。編集部、研究者、ライターが合計100冊を紹介しました。 僕も主に生物枠を担当したので、特におすすめ本をここで紹介します。感染症対策と熱中症対策のため、家にいる時間が長くなったときにご検討くださいませ。 『生命とは何か』 量子力学で有名なシュレーディンガーの生物論。当時はまだ「遺伝子=タンパク質」説が強く、おそらくこの本でもその説に立っているかのような感じがあります。それでも、「生命を真に知るには細胞や遺伝子を原

                          スキ
                          14
                          • 『ニュートン2021年8月号』で記事を書きました、とそのリファレンス

                            先月になってしまいましたが、『ニュートン2021年8月号』で「ゲノム編集でつくる毒なしジャガイモ」という記事を書きました。書店にはもう置いてないかもなので、ご興味ある方はKindleでご覧ください。 レファレンス紹介です。 レファレンス(reference) 「参考文献」という意味。記事や本を書いたときに「この文献(書籍、論文、報道記事など)を参考にしました」として記載するもの。記事内容に根拠があることを示すとともに、詳しく知りたい人はこれを読んでね、という役目もある。

                            スキ
                            2
                            • なぜサイエンスライターは中古マンションを買うことにしたのか

                              noteの新シリーズ「サイエンスライター、中古マンションを買う」の第1話です。 39歳という区切りのあるようなないようなタイミングで中古マンションの購入を検討するあたりから始まります。 1Kを転々とした8年間今までは賃貸の1Kを転々としてきました。 大宮に3年間 なかなかいいところでした。最近は住みたいところランキングで上位に駆け上がっているのも納得です。部屋としては1Kだけどリビング部分は12.5畳だからかなり広め。ただ都内に出ることがだんだん増え、交通費がばかになら

                              スキ
                              9
                              • サイエンスライター、中古マンションを買う

                                39歳にして中古マンションを買いました。何回かの記事に分けて、購入前からも含めて顛末を書いていきます。独身フリーランスという最も信用のない職業の一つでもマンションは買えるよ、という勇気づけにできたらと思います。 とりあえず第1回は、今後こんな記事を書いていくという目次のようなものになります。 1. なぜ中古マンションを買うことにしたのかしばらく1Kの賃貸を転々としていたけれども、やっぱり寝室専用のお部屋が欲しいよね、と4年くらい前から気になっていました。布団とかの埃がパソ

                                スキ
                                21
                                • 『ニュートン』5月号で記事を書きました、とそのレファレンス

                                  noteを書くクセをつけないと思いつつ、忙しさにかまけて書かないのはまずいと思い、新シリーズを立ち上げました。 「書いた記事のレファレンスはこれです」シリーズです。 レファレンス(reference) 「参考文献」という意味。記事や本を書いたときに「この文献(書籍、論文、報道記事など)を参考にしました」として記載するもの。記事内容に根拠があること、詳しく知りたい人はこれを読んでね、ということで書かれる。 世の中にはいろんな記事がありますが、僕の記事は性質上、何らかの研究

                                  スキ
                                  5
                                  • センター試験「生物基礎」を解いてみよう——暗記で解ける時代は終わりました

                                    週末は大学入学共通テストが開催されました。生物系のサイエンスライターだし、せっかくなので生物科目の問題を解いてみることにしました。果たしてサイエンスライターと名乗るにふさわしい点数を獲得することができるのか!?(なんと10年連続使っている文章のコピペ!ただし去年までセンター試験だったのを大学入学共通テストに改変) 文系志望が解く生物基礎この記事では、まず「生物基礎」にチャレンジします。この科目を選択するのは、文系学部志望の受験生です。 つまり、生物基礎という科目は、文系の

                                    スキ
                                    19