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子どもとアートマガジン(AYATO)

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インターナショナルスクール園長・保育士として働いている僕(Ayato)が、大好きな子どもたちとのアート、造形活動について掲載しています! 子どもの表現、創造性、感性、自由な子ども… もっと読む
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記事一覧

#44:子どもには遊びのセンスが備わっているとつくづくと感じる

#44:子どもには遊びのセンスが備わっているとつくづくと感じる

今回のテーマは

『子どもたちに備わっている遊びのセンスを感じる』というお話しです。

これは少し個人的な感覚にはなりますが

”子どもたちは遊びの天才ですよね”

僕自身も子どもたちと関わっているときに

”よくこんな遊びを思いつくなぁ”と感じる場面が多々あります。

一つ事例をご紹介させていただきます。

この間いつもの公園で遊んでいる時

公園で遊ぶときには、砂場のセットやロープなど

遊び

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#42:絵本を通して子どもたちと想像の世界を旅する

#42:絵本を通して子どもたちと想像の世界を旅する

今回のテーマは

『絵本を通して子どもたちと想像の世界を旅する』

絵本についての話です。

僕自身も個人的に絵本が大好きで

自宅で絵本を作成したりします。

一概に絵本といってもいろんな絵本がありますよね。

物語を楽しむもの、言葉を楽しむもの

動きを楽しめるもの

感が楽しむもの

いろんな絵本があると思います。

そして、

今回は、ストーリー性を重視した絵本についてお話しできればなと

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#40:その子にとっての正義感とはなにか

#40:その子にとっての正義感とはなにか

今回のテーマは

「その子にとっての正義感とはなにか」という話です。

当たり前の話にはなりますが

子ども一人一人性格も違いますし

大事に思ってることも違います。

今回はポリシーや気質に近いお話をしていきます。

やはり保育園や幼稚園などは週間集団生活ですので

一緒に動く、一緒に何かをする場面も多々あります。

座ったり、立ったり、教室を移動したり、一緒にご飯食べたりなどです。

良い悪い

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#36:子どもたちのあそびの余韻をいかに残すか

#36:子どもたちのあそびの余韻をいかに残すか

本日のテーマ『子どもたちの遊びの余韻をいかに残すか』

保育園や幼稚園などは、子どもたちが集団生活をする場でもあります。

保護者の方々が迎えに来る時間や 給食が出来上がる時間

みんなで動いていくという場面が多々あります。

ご家庭においてもご家庭のスケジュールがどうしてもあると思います。

そのような場面で

子どもの遊びを途中で切り上げなくてはいけない

どうしても切り上げなきゃいけないとい

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#35:子どもたちのイタズラは想像力の塊!?

#35:子どもたちのイタズラは想像力の塊!?

今回は、『子どもたちのイタズラは想像力の塊!?」

というテーマでお話させていただきます。

これは僕が海外で働いてときの話になります。

働いていた園では子どもたちの記録を

壁に写真を貼りながら、先生たちのコメントも入れながら飾る

というスタイルをとっていました。

その月のテーマや先生が気になった項目を設定し

写真を貼り、子どもたちの姿を保護者に共有する形をとっていました。

ひとつ面白

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#27:偶発的に起こる遊びの中で試すという面白さ

#27:偶発的に起こる遊びの中で試すという面白さ

今回のテーマは
”偶発的に生まれる遊びの中で”というテーマでお話しさせていただきます。

「偶発的」偶然に起こった事。
今回は「試す」遊びの面白さも併せてお話しできればなと思います。

1つエピソードをご紹介させていただきます。

その日は雨が降っており、僕たちは部屋の中で遊んでいました。

もう少しで片付けの時間かなぁというところで
子どもたちの遊びを観察していたんですけども、
どうやら子どもた

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#26:あそびは自由の実験だと言っても過言ではない!

#26:あそびは自由の実験だと言っても過言ではない!

今日のテーマは”遊びは自由の実験だ”というお話をさせていただければなと思います。

今回のエピソードは泥団子のエピソードになります。

園の近くの公園に遊びに行くと子どもたちはよく砂で遊んでいます。
砂いじりをしたり、絵を書いたりしてるんですけども
最近はよく泥団子を作っている姿が見られます。

しかし、悲しいことにその公園の砂は、少し砂利気質で石が粒が大きめの砂で、
大人でもなかなか団子を作るの

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#24;遊びの中での子どもたちはどこを見ているのか

#24;遊びの中での子どもたちはどこを見ているのか

今日のテーマは、子どもたちが遊んでいる時どこを見ているのか
子どもたちの遊びの視点についてお話ししていきます。

視点と言うのは目のほうの視点で、いわゆるどこを見ているのか。
ということなんですけども、1つエピソードご紹介させていただきます。

子どもたちといつもの公園で遊んでいるときに
ある子が地面に足をバタバタバタバタとさせている姿がありました。

”何してるかなぁ”と思い近寄り、
”何してる

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#20:子どもたちの語る物語がとてもかわいい

#20:子どもたちの語る物語がとてもかわいい

子どもとのエピソードをご紹介させていただきます。

今回のテーマは、
”子どもたちの頭の中の物語”
というテーマでお話しさせていただければなと思います。
子どもたちが語る物語についてのお話になります。

先日の話になります。
雨が降った日の午後に虹が見えたことがありました。

僕らの部屋からも虹が見えて、
その時は子どもたちと部屋の中にいたのですが、
「虹がある!虹がある!」「レインボー!レインボ

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#17:子どもと大人の関係の間に心地よさをもたらす【待つ】時間について

#17:子どもと大人の関係の間に心地よさをもたらす【待つ】時間について

子どもたちと関わる上で,
この【待つ】というのはとてもキーワードになっています。

子どもたち自身が
自分の感情や意欲、興味関心の中で、
自ら動いたり、決断したり、選択するまで
大人側は声を掛けたり、反応するきっかけを作ったりするのですが、

子どもたち自身の行動が見られるまで「待つ」というのがとても重要です。

なかなか忙しかったり、保育園は集団生活の場でもありますので、
全ての子どものたちの全

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#15:子どもたちの目にはどんな世界がみえているのか

#15:子どもたちの目にはどんな世界がみえているのか

今回は、エピソードを2つほどご紹介させていただきます。

僕の勤めている園の近くには自然散策ができるところがあります。

いつものように遊んでいる時に
ある子が
芝生のところに寝っ転がっている姿がありました。

その場所には落ち葉がたくさん落ちていて、
寝っ転がると、ふかふかしている感覚、ふわふわしている感覚があります。

ですので、その子も初めは
それらの感覚を楽しんでいるように見えました。

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#8:子どもたちのあそびの中での心地よさ

#8:子どもたちのあそびの中での心地よさ

[心地よさ]というと、
リラックス、落ち着く、過ごしやすいなどがイメージされますが、

子どもたちも日々遊んでいる中で、
自分たちの遊びやすい、遊んでいて心地よい環境を生み出しています。

僕の勤めている園の公園の近くに、自然がたくさんある場所があります。

そこで遊んでいる時に、
他の子が葉っぱや木登りを楽しんでいる中、
端っこの方で、コツコツと石を運んでいる子がいました。

その子の近くに行っ

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#7:音と効果音で広がる子どものあそび

#7:音と効果音で広がる子どものあそび

子どもたちが遊んでいる中で五感が発揮されていると感じた場面のお話になります。

園の一番近くにある公園でのお話。
子どもたちもその公園が大好きで、よく走ったり、砂をいじったり、なにか集めたりと色々と遊んでいます。
その公園は遊具もなく、フラットな地面しかない場所です。

ある時、ある子が石を拾ってきて、
公園内の柵のパイプ部分を叩いていました。

カンカンカンと叩き出し、様子を見ていると
音を楽し

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#6:対話を通して子どもたちは世界を広げていく

#6:対話を通して子どもたちは世界を広げていく

今回のテーマは声掛けについて

日々子どもたちと遊んでいたり、一緒に生活していく中で
「子どもたちに声を掛ける」
いわゆる、声がけという場面は日々行われています。

子どもたちが遊んでいる時に
「何しているの?」と声をかけたり

困っている時に
「どうしたの?」と声をかけたり

ご飯を食べている時に
「おいしいね」と一緒に気持ちを共有したり

僕ら保育者からもどんどん話しかけることもあれば

子ど

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