見出し画像

#40:その子にとっての正義感とはなにか

今回のテーマは

「その子にとっての正義感とはなにか」という話です。

当たり前の話にはなりますが

子ども一人一人性格も違いますし

大事に思ってることも違います。

今回はポリシーや気質に近いお話をしていきます。

やはり保育園や幼稚園などは週間集団生活ですので

一緒に動く、一緒に何かをする場面も多々あります。

座ったり、立ったり、教室を移動したり、一緒にご飯食べたりなどです。

良い悪いがあるわけではありませんが、

子どもたちの中には、先生の話を聞いてくれて1番に動いたり

よくお話を聞いて手伝ってくれたり

お友達にも話をして手伝ってくれる、

いわゆる””しっかりしている子””真面目な子””の子どもたちもいます。

しっかりしてるからどうだ

お話聞けないから悪いとかは決してありませんが

子どもたちの中にもしっかりしているのが好き

しっかりしていることが正義に感じる子どもたちがいます。

今回のテーマは、そのしっかりしている子にフォーカスをしたお話です。


エピソードを1つご紹介させていただきます。

真面目な子は、僕らの話を聞いていて

よく聞いてくれて、よくお手伝いをしてくれることも多いです。

例えば靴履く時だったり、食事の準備をする時だったりに

お友達に「一緒にやってあげよっか?」と声をかけて手伝ってくれたりします。

でもそういう時に手伝ってもらう側の子も自分の意思がありますので

”やらなくていいよ”とか”やだやだ”と断られてしまう場面というのもあります。

すると手伝いたい側の子の正義としては

”やってあげたい”になります。責任感とかに近いのかもしれないですが

やっぱりやってあげたくて

断られるとやはりショックですよね。

そういう場面があるとすごく悲しい顔します。

せっかくやりたかったのに、その子にとっての意欲や興味関心は

手伝うこと、しっかりしている事が正義だったりしますので

すごく悲しい顔で表現したりします。


僕もそういう時は”ありがとね”と声をかけて一緒にお話をしていくんですけども

正義感からの悲しさってすごいギャップが大きいです。

やってあげたいという非常に意欲が高い時に否定をされて

悲しい感情になるというのは、すごく振り幅が大きく

その子にとっては大きな感情の動きがあるなといつも感じます。


そういう時にやりたかった子の方の感情と

悲しいほうの感情を両方受け止めて

その子の正義感、責任感の部分を支えて

いけるような声掛けをいつも心がけています。


まとめるとしっかりしていることが正義感の子もいますし

お友達を笑わせたり楽しませたりするのが好きな子もいますし

自分の遊びは絶対最後まで終わらせたいと思って

自分の遊んでたおもちゃ絶対自分で片付けたいという子どもたちもいるので

そういう子そもたちの”何を正義として持っている””ポリシーとして持っているか”

を一緒に共有してたり、その子の気持ちを受容すると

大人側もその子の世界観に少し覗けたり

人間としての大事な部分を支えてあげられたのあげられるのかなと感じます。

少しでも参考にしていただければうれしいです。

エピソード by あやと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?