マガジンのカバー画像

一日一記

479
江草が毎日何かしら考えたことを書く日記みたいなプロジェクトです。 2023年2月から一時的にお休み中でしたが、10月13日より再開します。
運営しているクリエイター

2023年11月の記事一覧

2023年11月振り返り

2023年11月振り返り

11月も最終日ですね。気づいたら今年も残り1月です。なんてこった。

というわけで、恒例の月末振り返り。

先月途中から始めたnote毎日更新ですが、今月は無事フル月間を完走しました。習慣が続けられています。我ながら意外と持ってますな。

内容としても、身近な子育ての話から、本の感想、社会問題のガチ目の硬派な考察まで、いろんなジャンルの話ができてバリエーション豊かでよかったんじゃないでしょうか。

もっとみる
自己紹介に代えて

自己紹介に代えて

こんにちは、江草令です。

毎日更新で露出が増えたためか最近フォローしてくださる方も少しずつ増えてきましたので、ずっと作る作ると言っていて作ってなかったプロフィール記事を書いてみます。ようやく重い腰を上げてみました。

と言いつつも、江草はシャイなので自己紹介というのがとても苦手です。自分で「自分はこんな人間です!」ってアピールするのやっぱりなんか照れません?個人的にはどうしてもためらってしまいま

もっとみる
『「人口ゼロ」の資本論』読んだよ

『「人口ゼロ」の資本論』読んだよ

大西広『「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義』読みました。

きっかけは、ラジオでたまたま著者の大西氏が少子化問題について解説されていたのを聴いたことです。江草は最近人口問題に関心があるので、聴いた範囲では著者の思想の全貌がわからなかったのもあり、どれどれと手に取ってみたのでした。

人口問題を切り口としたマルクス経済学からの資本主義批判本タイトルに「資本論」のワードが含まれてることか

もっとみる
子どもの「これかってー」を社会はどう受け止めるべきか

子どもの「これかってー」を社会はどう受け止めるべきか

「パパー、これかってー」

この言葉を聞いて「くっ、やられた!」と悔しい思いをした経験を、親御さんなら誰もが持たれていることでしょう。店で買い物をしている時に、連れていた子どもが面白そうな商品を見つけて駄々をこね始めるアレです。

「アンパンマンのクリスマス靴下型のデザインのお菓子詰め合わせって、まだ11月やないかーい!」と内心ツッコミを入れたくなるものの、それを見つけてしまった子どもをなだめるに

もっとみる
COTEN RADIO「民主主義」編聴いたよ

COTEN RADIO「民主主義」編聴いたよ

人気のPodcast番組のCOTEN RAIO「民主主義の歴史」シリーズ全12回を聴きました。

まだ、通常には全編は公開されていないのですが、江草は課金してるcoten crewなのでアーリーアクセスで早々と全部聴けるのです。

すでに興奮のあまり江草はXではしゃいだポストを投げてしまってますが、このシリーズがとても良かったんですね。

常にクオリティが高いCOTEN RADIOの中でも特に神シ

もっとみる
『冒険の書』読んだよ

『冒険の書』読んだよ

孫泰蔵『冒険の書』読みました。

たまたま見かけただけの本だったのですが、「AI時代のアンラーニング」というサブタイトルに惹かれたのと、レビューの評判も良かったので購入しました。

著者の孫泰蔵氏は起業家の方。かの有名なソフトバンクの孫正義氏の弟さんでもあります。

そんな起業家の方が書かれる本だから、とてもビジネス書っぽい話をされるかと思いきや、全然違いました。「なぜ学ばなければいけないのか」と

もっとみる
時間が定められた自由時間は自由と言えるか

時間が定められた自由時間は自由と言えるか

「〇時〜△時は自由時間です。自由に過ごしてください」的な自由時間の設定よくありますよね。「ゲームするなら30分だけね」みたいな親が子どもの遊ぶ時間を指定する光景も定番です。

その時間の間は自由にしていい。だから自由時間。

言葉上は確かにその通りですし「〇時〜△時まで草むしりし続けろ」と時間だけでなく内容まで規定されることに比べれば間違いなく自由なんです。

でも、内容にかかわらず、時間が定めら

もっとみる
「アナキズム」ブームが示唆するもの

「アナキズム」ブームが示唆するもの

最近、世の中でアナキズムの見直しが進んでいて、ちょっとしたブームになっています。

このアナキズムという思想は「無政府主義」と訳されて解釈されるのが一般的です。記事でも指摘されてますが、この訳語だとちょっと不穏な感じの言葉なんですよね。「打倒政府!」「革命だ!」とかいう怒号が聞こえてきそうな。

でも、それが急に見直されてきている。別にアナキズム思想に被れる必要はないですが、社会の世相を見る上でこ

もっとみる
「信じる」ということ

「信じる」ということ

「信じる」ということはよくよく考えると「騙されること」と表裏一体なんです。

世の中ではなんでもかんでも「エビデンスはあるんですか?」と聞かれるようになったと嘆かれています。そこまで世の中がエビデンス主義になってると思ってなくとも「自分の主張の説得力を増すため根拠を書くようにしましょう」というアドバイスは誰でも聞いたことがあるでしょう。根拠というものが信じるための必要な条件であるかのようになってき

もっとみる
noteの見出し画像がXのリンクカードで見切れる問題

noteの見出し画像がXのリンクカードで見切れる問題

こないだからなんとなく変だなあと感じてはいたのですが、ようやく違和感の原因に気づきました。

なんと、Xでのnote記事のリンクカードの仕様がまた変わってます!

いや、ついこないだも、Xポストのリンクカードの表示の仕様が変わったのは、多くの人が騒いでいたのでご存じの方も多いと思います。

タイトル表記とかがなくなって、イメージ画像だけがドーンと表示されるようになってしまったアレです。

この仕様

もっとみる
歩数と字数

歩数と字数

土日は子どもと出かけたりイベントが入ったりでなんやかんや忙しいのです。なので、土日明けの今日は固い話抜きのまったり更新日。

しかし、休日の方が疲れるってどういうことだってばよ(子どもと出かけること自体は楽しいんですけどね)。

で、江草はiPhoneの歩数計を日々チェックしているのですが、最近子どもとお出かけをしていると1万歩を超えてることが多々あります。こないだなんて1万2000歩を連日で超え

もっとみる
『2050年 世界人口大減少』読んだよ

『2050年 世界人口大減少』読んだよ

ダリル・ブリッカー、ジョン・イビットソンの『2050年 世界人口大減少』読みました。

ここ最近、少子化対策テーマの記事でちょいちょい言及させていただいていた本です。冊子自体のレビューを書いてなかったなと思い、今回改めて紹介してみることにしました。

テーマはもうタイトルそのままですが、世界の人口減少と少子高齢化の現象について記述されてる本です。

原題は人類が消えゆく地球を表した『EMPTY P

もっとみる
ワーカーズエクスペリエンスの時代

ワーカーズエクスペリエンスの時代

消費のスタイルが「モノ消費」から「コト消費」になったと言われ始めてから、すでに随分経ったかと思います。もはや「トキ消費」とも言われますね。

経済が発展し私たちの社会が豊かになりモノが溢れ始めた結果、単純に商品そのもののモノとしての使用価値ではなく、それにどういう意味があるか、それでどういう体験ができるかの方に、消費の比重が寄ってきていると。

実際、そういうところはありますよね。同様の機能の商品

もっとみる
越境人材でありたい

越境人材でありたい

昨日の少子化対策の問題もそうなんですが、各種の社会問題において多くの有識者の方々はその問題の範囲内でだけなんとか解決しようとする傾向があるような気がします。

少子化対策をする時に、一般常識的な「コスパ感覚」から抜けられず「大量のコストをかけてはならない」という暗黙の前提をおいて「こんなにお金がかかるなんて効果がないと言える。やるべきではない」と結論づけてしまう。もちろん「大量のコストがかかるので

もっとみる