マガジンのカバー画像

旅と歴史

26
歴史(古代史が中心ですがそれ以外も)に関係した旅の記事を写真入りで書いています。
運営しているクリエイター

記事一覧

葛城古道へ

葛城古道へ

2016年5月19日,天理に泊まり,葛城古道へ。

朝飯前に石上神宮までちょっと行ってくる。15分程度。

近鉄御所駅。ここから葛城古道を走る。

少し行ったところに案内。柳川沿いにゆく。

こんなところにも案内が。

葛城の道からは外れるが葛城山まで。思いの外の急坂で,始発の時間ぎりぎりにロープウェイ登山口駅へ到着。

つつじの季節ということで来たのだが

残念ながらもう終わり

山頂をめざす

もっとみる
記録:修復中の白鷺城

記録:修復中の白鷺城

2011年11月,姫路へ。修復中の姫路城を見るためである。

門の脇には足軽が槍を持って立っている。

「世界遺産」の石碑。大銀杏が見える。ここは無料区域。公園だ。

りの一渡櫓で展示。大天守2層の西大千鳥の三花懸魚に取り付けられていた六葉。

兎毛通懸魚(うのけどおしげぎょ)

家紋の入った瓦

大天守鬼瓦

播州皿屋敷お菊の井戸。いちま~い、にま~い・・ コワ

いよいよエレベーターに乗って天

もっとみる
泉神社,十王村の湧水と旅めし

泉神社,十王村の湧水と旅めし

 2014年,青春18きっぷの最後に伊吹山のふもとの泉神社、彦根の十王村の水を訪ねた。

近江長岡駅で下車。自転車を組み立てる。

244号線を岐阜方面に戻ると,標識があった。

泉神社到着。

泉神社湧水由緒書きに,日本武尊の居醒水と書かれている。醒ケ井の居醒の水と、さて、どちらが本家?
御神水拝受所。ポリタンクをもって水をくみに来ているひとが何人も。
泉神社湧水の特色として
・石灰岩を浸透して

もっとみる
安曇野を走る

安曇野を走る

梓川の小さな橋を渡ると安曇野だった。
JR梓橋駅のホームの端に,「是より北安曇野」と書かれた案内板がある。ホームに滑り込む車窓から見えるのは一瞬だ。

安曇野はあこがれの地だった。さだまさしの「安曇野」を聴いて思いを馳せ,「梓川」の名称から,子どもの名前に「梓」をつけようかと思ったくらいだ。(実際にはつけていない)

梓橋からさらに7駅目で穂高に着く。

2014年8月。今回の目的は,大糸線から西

もっとみる
出雲を走る

出雲を走る

 2014年7月,自転車を担いで出雲へ。使ったのはJRの「山陰めぐりパス50」2泊3日で,鳥取から出雲,倉敷を巡る。

 1日目の鳥取,白兎神社への旅は,因幡の白うさぎの地は恋人の聖地になっていた に書いた。

 出雲を訪れるのはこれで3回目。
 1回目は松江から一畑電車で出雲へ。その時の様子は,出雲大社2拝4拍の謎 に書いた。
 2回目は岡山から高速バスを使い,松江でレンタカーを借りて,八重垣神

もっとみる
鎌倉を走る

鎌倉を走る

ずっと以前,鎌倉に行ったことがある。
鶴岡八幡宮,建長寺,大仏。職場の同僚たちと車で行ったのでピンポイント。ついていくだけなので,地理もわからない状態だった。

2017年,鎌倉を再訪したくなったのは,2つの歌による。
1つは,唱歌「鎌倉」,もうひとつは,さだまさしの縁切寺。

鎌倉
 七里ヶ浜の磯伝い 稲村ケ崎 名将の 剣投ぜし 古戦場
縁切り寺
 源氏山から北鎌倉へ あの日と同じ道のりで たど

もっとみる
源平合戦の地へ:壇ノ浦

源平合戦の地へ:壇ノ浦

 源平合戦の地,屋島には2020年2月に行った。それよりおよそ10年前,壇ノ浦に行っている。今回は写真を多めにした紀行文。
 ルートは,下のマップで,門司港から唐戸,左下で見えないけれど巌流島,赤間神宮,みもすそ公園(壇ノ浦古戦場址),火の山。

 新幹線で12時26分に小倉着。ここで食べた昼食は「旅めし:小倉」に書いた。
門司港へJRで行き,連絡船で下関へ。下関へ行くだけならJRで行ってしまう方

もっとみる
天空の城竹田城趾 登城記

天空の城竹田城趾 登城記

 2017年8月,青春18で京都へ。京都での研究集会のついでに(どっちがついで?)竹田城趾へ行ってみることにした。おともは SONY RX100。
 研究会終了後,和田山へ。駅前のビジネスホテルに泊まり,翌日早めに起きて,6時前に駅へ。すると,向かいの山に雲(霧)がかかっている。これはもしかすると・・・

 朝早いのでホテルの朝食はなし。駅から1.5kmほどのコンビニで朝食を仕入れるつもりだったが

もっとみる
朝倉義景 2つの墓所

朝倉義景 2つの墓所

 NHK大河ドラマ 麒麟がくる の効果で,福井市一乗谷の朝倉氏遺跡にもスポットが当たるようになった。
一乗谷の朝倉氏遺跡には,最後の当主となった朝倉義景の墓があるが,もうひとつ,越前大野市にも朝倉義景の墓がある。
 2つの墓については,次のWebページが参考になる。

 私が越前大野を訪れたのは,2017年5月だった。そのときは,朝倉氏はまったく念頭になく,湧水と,越前大野の在来蕎麦を食べるのが目

もっとみる
東海道線新駅 御厨 に行く

東海道線新駅 御厨 に行く

 東海道線,磐田と袋井のほぼ中間点に新駅「御厨(みくりや)」ができた。3月14日が開業日。
 各駅の運賃表や時刻表は一夜のうちに新しいものに変わった(あたりまえだけど)。

 御厨駅は,「ヤマハスタジアムに近い駅」ということで広報されているかもしれないが,実はこの地区は古代の歴史におおいに関わりがあるのだ。御厨古墳群というものがあり,松林山古墳からは三角縁神獣鏡が出土している。

御厨駅は,松林山

もっとみる
読後感:神社に秘められた日本書紀の謎

読後感:神社に秘められた日本書紀の謎

 神社に秘められた日本書紀の謎(渋谷申博著 鎌田東二監修 宝島新書 2020年3月7日発行)を読んだ。

 のっけから驚いた。
「まずは東京大神宮へお参り」で始まる。
東京大神宮,まったく知らない名前だったからだ。
創建は明治13年とあるから,古代史の本には登場しないから知らなくても当たり前かもしれない。
 しかし,伊勢神宮の分社ともいえる存在で,アマテラス,トヨウケに,造化三神のアメノミナカヌシ

もっとみる
源平合戦の地・屋島壇ノ浦

源平合戦の地・屋島壇ノ浦

 源平の合戦場,屋島へ行った。
タイトル写真の通り,これが屋島の山の上からみた壇ノ浦。かなり埋め立てられていることがわかる。住宅地となっているあたりを海と考えるとだいたいよさそう。

 高松から琴電で,琴電屋島へ。そこから,屋島山上シャトルバスがある。幼稚園児がたくさん乗ってきた。園外学習? 行ってみたら,ほかにも2グループ幼稚園児がいた。
 バスは駐車場に入り,無料休憩所・売店の前に停る。

もっとみる
あれれ,関裕二さん,読んでないのかな,余豊璋

あれれ,関裕二さん,読んでないのかな,余豊璋

本屋にある本を買いに行ったが,なかった。
ついでに歴史コーナーに行ったら,こんな本を見つけた。

面白そうだから買ってみた。
関裕二の本は何冊か持っている。
家に帰って,早速「はじめに」を読んでみたら,「豊璋を書いてみないか」と誘われた話があって

このお話をいただいてから「豊璋」にまつわる類書をあたってみたが,見事に,ない。だれも書いてない。かろうじて,筆者(関裕二)が[七世紀半ば,人質として来

もっとみる
奥明日香・もう一つの「にゅうだに」へ

奥明日香・もう一つの「にゅうだに」へ

 菟田野の「にゅうだに」を訪れた翌日,阿騎野を出て国道370号線を吉野方面へ下る。吉野から芋峠を越えて奥明日香へ行く行程だ。
 稲渕(いなぶち),栢森(かやのもり),入谷(にゅうだに)の3集落を「奥明日香」という。そう,菟田野の入谷と,もう一つの入谷。今日は奥明日香の入谷が目的地だ。昼食を栢森の「さらら」に予約している。
初めはゆるい上り坂。
関戸峠。ここを越えればあとはずっと下り坂で宮滝に至る。

もっとみる