源平合戦の地・屋島壇ノ浦
源平の合戦場,屋島へ行った。
タイトル写真の通り,これが屋島の山の上からみた壇ノ浦。かなり埋め立てられていることがわかる。住宅地となっているあたりを海と考えるとだいたいよさそう。
高松から琴電で,琴電屋島へ。そこから,屋島山上シャトルバスがある。幼稚園児がたくさん乗ってきた。園外学習? 行ってみたら,ほかにも2グループ幼稚園児がいた。
バスは駐車場に入り,無料休憩所・売店の前に停る。
ここから自転車。といっても,すぐのところに屋島寺がある。四国88ヶ所のうち84番の札所。
屋島寺境内。
この道の突き当たりに熊野権現社がある。寺の境内に神社。その横には七福神の石像が並んでいる。神仏習合ですな。
本堂の右に,蓑山大明神。狐ではなく狸。屋島太三郎狸は日本三名狸だそうだ。
屋島寺を出て道をぐるっと回っていくと,ここへ。
屋島ケーブル山上駅。廃虚になっている。
あとで調べてみたら,ここから,山の下までの廃線跡を見に行く人もいるらしい。
駅前の店もシャッターを下ろしたまま廃虚状態だった。どうやら,廃虚として残しているらしい。
屋島城(やしまのき,と読むらしい)跡。石垣は復元したもの。
「き」というのは,戦国の山城ではなく,白村江の戦いに敗れて,中大兄皇子が九州から瀬戸内海にかけて築いた防衛のための城。源平合戦の地の反対側に当たる。
ぐるっと回って,源平合戦の地,壇ノ浦へ。案内図がある。
いまは入り江のようになっているが,当時は屋島はその名の通り,島だったわけで,冒頭に書いた通り,かなり埋め立てられているのだろう。
無料休憩所に戻って自販機のコーヒーを飲み,下山。屋島スカイウェイを自転車で下る。かつての有料道路だが,今は自転車・歩行者とも通行可。
島の反対側,つまり,源氏の陣があった方に行く。源平屋島合戦古戦場として,いろいろなスポットがある。
なんといっても一番の見物は那須与一だろう。与一が馬でここに立ったという駒立岩と,その先の扇の的(笑っちゃいますが)。
その他,祈り岩,義経が弓を落して慌てて拾い上げたという,弓流しの跡,総門跡などが800m くらいに渡って点在する。
そういった,いくつかの史跡らしきものが残ってはいるが,町はごく平凡な町。観光客を呼び込もうという感じはない。当然,土産物屋もない。屋島山上の売店で,源平の最中を買っておいたのが唯一の土産だった。
一番南の総門跡を出ると,すぐに琴電の八栗駅。ここから帰途についた。
なお,昨日の高屋神社と,今日の屋島,さらに詳しい写真はこちらに掲示していますのでよろしかったらどうぞ。