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【真実はいつも1つではない】

こんにちは。

Takashiさんです。

今日は

『真実はいつも1つではない』

について考察していきます。

「名探偵コナン」が
好きな方にとっては

「お前は何を言ってるのだ、この馬鹿野郎!」

「バーロー(笑)、真実はいつも1つだろ!」

「真実が1つで無かったら何も決まらないだろ!」

etc

反感を買うでしょう。


映画、漫画、アニメ等の中では
話の展開が完結しないと
意味をなさないので
1つに決めています。

しかし、現実社会においても
真実を1つにしたがる傾向は
強く根付いています。


名探偵コナンでも
見方によっては
真実は1つではない話は
いくつもあります。

内容は割愛しますが
別の視点で解釈すると
面白い考察が出来ます。


そもそも人はなぜ
真実は1つであると
決めるのでしょうか?

あくまで個人的な推測ですが

「正解が1つだと決める事で
 方向性がブレずに安定する」

「自分の信じている事が立証されると
 承認欲求が満たされ優越感に浸れる」

「意見や考え方が多数出てくると
 まとまらずに混沌とした状態になる」

etc

殆どが安心、安全、安定状態を
維持したいと思っている事です。


物事を決めつけて
考えようとする背景は
歴史的な事実があります。

それは紀元前にまで遡る

「アリストテレス思考」

が定着しているからです。

アリストテレス思考とは
簡潔にまとめると
下記の通りです。

1.物事を固定して俯瞰する

  直線で捉える
  2000年以上継承されてきた

2.二元論(白黒&善悪)

  決めつけが多い
  皆全て同じとする
  五感要素が豊富

3.言葉に優先順位を置く

  1+1=2の考え方(ニュートン式)
  パーツで見る
  原因思考

4.3次元空間の認識

  時間と空間は別物

アリストテレスは
古代ギリシアの哲学者である。
プラトンの弟子であり、ソクラテス、プラトンとともに、
しばしば西洋最大の哲学者の一人とされる。
知的探求つまり科学的な探求全般を指した当時の哲学を、
倫理学、自然科学を始めとした学問として分類し、
それらの体系を築いた業績から「万学の祖」とも呼ばれる。
特に動物に関する体系的な研究は古代世界では東西に類を見ない。
様々な著書を残し、イスラーム哲学や中世スコラ学、
さらには近代哲学・論理学に多大な影響を与えた。
また、マケドニア王アレクサンドロス3世(通称アレクサンドロス大王)の
家庭教師であったことでも知られる。

wikipedia

学校教育には
アリストテレス思考が
そのまま導入されています。

今日の世界情勢もまさに
アリストテレス思考に
どっぷり浸かった状態で
ひたすら対立しています。


正確には大きく2つに
分断して対立する事で
歪み合いをし続けるように
上手く誘導されています。

端的に言えば
敵VS味方の構図を作り

「fight or fligt」を
一生継続している事です。


自分の信念や思想と相反する勢力は
邪悪なる悪魔だとみなして
原理主義万歳状況に陥っています。

絶対的概念を掲げて

「自分の正義こそが唯一の真実である」

「相手は間違った非道な考え方をしている」

「自分達こそこの世に君臨する最高の人物」

etc

声高に叫びます。


最初から敵はいないにもかかわらず
強引に敵をでっち上げてまで
戦おうとします。

分断された者同士は
醜い競争をし続ける事で
双方共に疲弊します。

勝敗は決まりますが
最終的に仕掛けた第三者が
悠々快適に漁夫の利を得て
美味しい思いをしているだけです。


アリストテレス思考が悪いのではなく
アリストテレス思考だけに囚われて
他の視点を認識しようとしない事が
大きな問題へと発展します。

極端に例えると
車で一方通行の道路を
無理に逆走しようとする事です。

二車線あれば逆走出ますが
万が一速度違反の対向車が
走行していれば確実に
事故を引き起こします。


アリストテレス思考は
1つの考えとして
頭の片隅に置いておきます。

今求められている事は

「アリストテレス思考からの脱却」

「真実はいつも1つではない」

「視野を広げてあらゆる可能性を考慮する」

です。


そこで
アリストテレス思考脱却として
逆サイドの発想をします。

つまり
非アリストテレス思考です。


アリストテレス思考を
全て否定するのではありません。

絶対的に固定する概念から
相対的に流動する概念に
パラダイムシフトする事です。


いわば
ダイナミックになる事です。

ダイナミックとは

「常に変化し続ける事」

「進化してアップデートする事」

です。


現実を固定して
自分は◯◯であると
決めつける必要はありません。

初期段階では
自分は〇〇であると
宣言しても構わないです。


しかし
ずっと同じ状態が続く事はなく
何かのきっかけで
大きく変わる事があります。

一生涯同じ仕事をすると貫いても
自分自身は変貌を遂げるものです。


現状維持で安定する事も
1つの選択肢です。

自由自在に進化する事も
1つの選択肢です。


やり方はどうであれ
人生をダイナミックに生きる事です。

サーファーが波乗りを楽しむように
色々な流れに沿って歩んでいくと
新しい発見があるものです。


非アリストテレス思考を
実践している歴史上の偉人は

「アルフレッド・コージブスキー」

「アルバート・アインシュタイン」

です。

コージブスキーに関する補足

コージブスキー
一般意味論
彼の最大の業績は一般意味論(GS)と呼ばれる規範を確立したことである。
コージブスキーの一般意味論を簡単に説明すると、
人間が神経系の構造と言語の構造によって制限されていると主張するものであった。
人間は世界を直接体験することはできず、
何らかの抽象化が介在する(言語以外の知覚も神経系を経由するし、言葉によるものは言語を経由する)。
我々の認識と言語は事実を誤認させることがある。
実際に起きている事象と我々が理解している事象の間には「構造の相似性」が欠けている場合がある。
彼は抽象化を意識する訓練が必要であるとし、彼の数学と科学の知識から訓練方法を構築した。
これを彼は「抽象過程への自覚」と呼んだ。
彼の体系は、例えば「私は知らない。だから見てみよう」といった態度を取ることによって世界に相対してよりよい発見を得て、現代科学が示す現実を世界観に反映させるなどの手法が含まれる。

コージブスキーの最も有名な言葉が「地図は現地ではない」である。

wikipedia

アインシュタインの
相対性理論と同じで

ざっくり言うと

「物事は時間と共に変わるかもしれない」

です。

非アリストテレス思考をまとめると 
下記の通りとなります。

1.目的思考
  
  結論を急いで出さない
  現実に優先順位を置く

2.4次元空間

  時間と空間を同じように使う

3.地図は現地ではない

  言葉(記号)は事物ではない

  言葉をテクニックで駆使しても
  現実(リアル)ではない

  真実は進化する
  真実は固定出来ない
  解釈は変わる

  リーダーは地図を壊して
  現実にしていく

  事実からスタートして
  最後に解釈を加えていく


視点を固定する事なく
縦横無尽に動き回ります。

真実はいつも無数にあるとして
多様な考え方を取り入れて
楽しんでいきましょう。

最後までお読み頂き
ありがとうございます。


追伸
あなたは真実を
どのように解釈しているか
ぜひお聞かせください。

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