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アラフォーからのカナダ留学

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アラフォー直前にカナダ留学を決意。コロナ禍に渡航し、2年間公立カレッジに通うことに。HSPとして、カナダに留学することのメリット、新しく見えてきた世界観について書いています。
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カナダのカレッジを卒業したのに就職をしなかった話①

カナダのカレッジを卒業したのに就職をしなかった話①

2020年のコロナ禍にカナダに渡航し、2021年の5月にカナダの公立カレッジに入学した。その2年後、2023年3月に卒業した。

過去のnoteを読んで頂くと、私が子供の頃から辛い人生を歩み、本来の自分自身がわからなくなり、人生に絶望し、カナダ行きを決意したかを感じ取ってもらえると思う。

話を本題に戻すと、私はカナダで就職することを選ばなかった。
それには理由がある。
それを話す前に、カナダに渡

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留学後に見えてきた新しい人生観と生き方

留学後に見えてきた新しい人生観と生き方

「カナダの現地企業に就職して、永住権を取りたい!」

それが最初にカナダに渡航した目的でした。

英検1級にあと少しで合格できる、、、位の英語力。
日本では、まぁまぁ英語ができるほうだとこっそり自負は持ってました。

カナダに行ってみると、自分の英語力ではカレッジの課題を軽々とこなすなんて無理でした。2年間単位を落とさずに卒業することはできました。でも、自分の中で不完全燃焼が起きているんです。

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留学するのに社会的な目的は必要?

留学するのに社会的な目的は必要?

新しいことを始めようとするとき、なぜそれをやるのか?どうして必要なのか?を聞かれ、その質問に答える必要があるかのように、子供の頃から教わってきたような気がする。

この質問で聞いているのは、「社会的な意味」であることに気づきました。
本人にとっての意味ではなくて「社会的」。つまり、人生に直接役に立つか、立たないか。

音楽や美術が人生に役立つかと言われば…生産性を上げるとか、利益を生み出すとかでは

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カナダのカレッジ2年間を終えて

カナダのカレッジ2年間を終えて

これまでのあゆみ

2020年の10月下旬、コロナ禍でカナダに渡った。
隔離期間2週間、換気できる窓が無いホテルの部屋でカナダ政府の隔離要請期間を過ごした。

その後、語学学校のpathwayクラスを経て2021年5月にカナダの公立カレッジに入学し、修士課程相当のPost Degree Diplomaのマーケティングとプロジェクトマネジメントを履修。それぞれ1年ごとのプログラムで2年間通った。20

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決断すると成長が加速する

決断すると成長が加速する

カナダに留学することを決めたいきさつ

私はカナダに留学する前、この先自分が何をしたいのか、現実的に何ができるのかを何年も悩んでいました。
きっと、海外の方が自分に合っているってわかっていたので、今の自分の年齢からでも海外移住ができそうな国を調べていました。寒い国はイヤ、暖かい気候の国が良いなど、自分の好みをノートに書いてみて悩みまくっていました。

最初、カナダに行くという選択肢はありませんでし

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19歳も大人の仲間入り〜社会人と学生との常識の違いにショックを受ける〜

19歳も大人の仲間入り〜社会人と学生との常識の違いにショックを受ける〜

政府広報サイトによると、2022年4月から18歳が成人になるそうですね。

私が通っているバンクーバーの語学学校の大学進学コースには、日本人で昨年高校を卒業したばかりの19歳数人と同じクラスになったことがありました。

フレッシュで可愛いなぁ、と油断していると、無邪気な残酷さを発揮する彼ら彼女たち。。。
「何歳ですか?」
と、19歳の彼女はひとまわり以上年上の私に平然と聞いてくる。
「カナダでは、

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偏差値のない社会②

偏差値のない社会②

カナダは偏差値もなければ学校に入学するために試験、大学のランクすら存在しません。

前回分はこちらからご覧いただけます。

私のクラスの担任の先生はUBC(University of British Columiba)卒業で、大学の世界ランキングでは東京大学よりも上位にある大学です。それなのに、入学試験もなければ成績で落とされることもない。ただただ、「入学できる定員いっぱいになったら入れない」

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偏差値のない社会①

偏差値のない社会①

「カナダでは偏差値や大学入試はあるんですか?」

「ない。テストというテストは授業でしかやらない。学校に入るためのテストなんてないよ」

個人の成績のランクなど、絶対表に出さないそうな。
「もっと勉強したい人がオプションでレベルの高い勉強をして良い成績だったとしても、それがその人の学期末の成績に反映されることはない」
めちゃくちゃびっくりした。
自分がもっと勉強したかったら勉強するという選択肢、通

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日本人は、実は「人」に興味がない

日本人は、実は「人」に興味がない

カナダに来て、2ヶ月が経ちました。そろそろ日本のことも恋しくなって来る頃、と思いきや……恋しいのは食事のみで、、、それ以外は全く以って居心地の良さをカナダで感じています!

先日、カナダに来て2ヶ月が経過する頃、カナダでの生活がどんなものか、友人たちにシェアしようとシェア会を開きました。
(今回はシェアした内容ではなく、日本人特有の雰囲気の話となります)

シェア会の雰囲気で何となく、察しました。

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男・女の関係よりも大切にしたいこと

「男女に友情は成り立たないよ」

遠い昔、私にそう教えてくれる人がいました。

私はたぶん……世間で言う「恋愛体質」とは、ほど遠い気がするんです。
そして一目惚れとかも、ほとんどしないタイプ。

男性がいる環境の中で働いていた時に、やたらと「女性」ということを意識されるのが嫌だった。性の対象としての女性、という意味。私にそう感じさせていた時点で、2020年の現在では「セクハラ」という扱いになるのか

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お互いの心に何かを注ぎ込むのが恋愛だとしたら②【自己隔離4日目/14日間 in Canada 】

お互いの心に何かを注ぎ込むのが恋愛だとしたら②【自己隔離4日目/14日間 in Canada 】

①はこちらからどうぞ

その人は、メールの返事をするということを通して、愛情を示さなかったけど、誰よりも私の心の叫びをメールの文面から汲み取ってくれていることが分かっていた。いわば、分かりやすい行動で私に愛情をくれる人ではなかったけど、私が本当に必要な時、誰よりもしっかりメールを読んで、短い文章だけど、心のこもったメールをくれた。

「愛情って、優しい言葉とかではないんだな」
綺麗な響きのする言葉

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お互いの心に何かを注ぎ込むのが恋愛だとしたら①【自己隔離4日目/14日間 in Canada】

お互いの心に何かを注ぎ込むのが恋愛だとしたら①【自己隔離4日目/14日間 in Canada】

今日から、オンラインで授業が始まりました。午前中3時間。
初っ端から、インターネットの速度が遅く、先生の説明をほとんど聞き逃した初日でした。

それはそうと、せっかくリトリートのような時間を過ごしているので、恋愛について真剣に考えてみました。

何を唐突に、と思われるかもしれない。彼氏・彼女=男女関係=夫婦
というこの等式が成り立たない関係に10年程身を置いていたので、私自身、女性であることのアイ

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カナダへ入国しました

カナダへ入国しました

2020年10月10日にカナダに入国しました。
コロナ禍での渡航ということもあり、カナダ政府より「入国者は14日間の自己隔離は義務」とされているため現在、自己隔離期間の2日目を迎えています。

ホームステイだと、ベースメント(つまり、地下で窓がない部屋)に隔離されます。「決してこの部屋から出てはいけない」と言われていて、「まるで牢屋に入っているみたい……」と段々思えてきてしまうだろうなぁ〜と、頭の

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