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『エネルギー論』

スピリチュアルな話ではなくこの宇宙には目には見えないけれど、【エネルギー】が存在していて地球上の物質にもすべてそれぞれの持つ目に見えない【エネルギー】がある。
そして人間もそれぞれ総量は違うかもしれないが、一人一人【エネルギー】を持っていて、簡単に言えば【エネルギー】を使い終わると寿命が来て死ぬ。
スポーツ選手が40歳になる前にほとんどの人が現役生活を終えるのもその人個人の持つ【エネルギー】を消費して運動することができなくなるからだ。
キングカズやイチローなどのいまだにアスリートとして活躍している人は【エネルギー】の発揮のタイミングや使うコツをわきまえているから長年選手としてプレーできたのだろう。
【エネルギー】をわかりやすくした表現が【オーラ】という言葉で一流の芸能人や文化人が【オーラ】があるというのはみなぎっている【エネルギー】の量が多いからで彼らはファンからの声援を【エネルギー】に代えているのだと思う。
【エネルギー】についてはニコラテスラなどの科学者も研究していて新しい議論ではないが、テスラは「地球上のすべての【エネルギー】を使えば24時間地球上を明るくすることができる」と言っていたそうだ。
最近アスリートなどの報道を見ていて1個のことに【エネルギー】を傾ける人が顕著に活躍していると思った。
例えば大谷翔平さん、羽生結弦さん、藤井聡太さんなどが目立つ。
彼らはやはり持っている【エネルギー】の総量はもちろん野球やスケート、将棋に自分の持っている【エネルギー】を全部費やしてた結果、副次的なセンスなどもあるだろうがそれぞれの分野で一流になったのだろう。
反対に【エネルギー】を減らす要因となるのがまだ多くは明らかになっていない【ストレス】だ。
【エネルギー】と【ストレス】の関係を調べれば人間工学は進歩し、精神疾患はより解明されるのではないかと思う。
自分が思うに鬱などは精神的な【エネルギー】の使用過多による【エネルギー】の欠如(あるいは減少)によって起こるもので、双極性障害などは精神的な【エネルギー】のコントロールができなくなって【エネルギー】の総量が増えたり減ったりして起こるものなのではないかと思う。
統合失調症は【エネルギー】が自分のキャパシティ以上に大きくなり過ぎて【観念奔逸】などの状態になり混乱し【エネルギー】が暴走したものだと思う。
精神というのは【エネルギー】の貯蔵庫みたいなもので脳を動かしているのはなにかわからないと医師や看護師から聴いたことがあるが自分的にはその正体こそ【エネルギー】だと思う。
車がガソリンで動くように人間は食べ物を食べることで身体【エネルギー】を得る。
そして睡眠によって精神【エネルギー】を得る。
医師や看護師が精神疾患の患者に睡眠をすすめるのは——専門的訓練を積んでいたとしても彼らのうちの多くは言語化できていないが——精神【エネルギー】を蓄えるためには睡眠しかその方法がないからだろう。
睡眠不足の人や徹夜の人が勉強ができたり仕事ができたりするように見えるのは彼らが一時的にガス欠のまま走る車のようにわずかに残った【エネルギー】をブーストしているからだ。
台湾のオードリータンさんや大谷翔平さんが10時間以上寝ると言っているのは仕事で一流のパフォーマンスを行うためには睡眠によって精神【エネルギー】をチャージすることが継続的に最大限の実力を発揮するために不可欠だと直感的にあるいは医学的に理解しているからだと思う。
我々凡人が【エネルギー】の力を使い仕事で成果を出すためには健康的な食事と睡眠で身体的にも精神的にも【エネルギー】を充実させることが単純に見えても最短距離でゴールを目指すために必要な方法論なのだと思う。
食事と睡眠のバランスが崩れると【エネルギー】の回復ができず体調不良につながる。
【エネルギー】を充実させるためには基本的に食事と睡眠しかない。
食事の場合は一汁三菜を基本に3食バランスよく食べることと野菜を多くとることが重要でPFCバランス【Protein(タンパク質)、Fat(脂質)、Carbohydrate(炭水化物)】も気にすると良い。
睡眠の場合に関して量は平均6時間以上で質はレム睡眠は短めにノンレム睡眠が90分以上続くと良い。睡眠は量も大切だがもっと大切なのは質の方だ。
良質な食事と睡眠をキチンと確保しないでもパフォーマンスができると考えている人もいるがそれは砂上の楼閣で継続できるものではなく一時的なものだ。
エナジードリンクやコーヒーなどのカフェインは【エネルギー】を一時的に覚醒させるが連続的に使用するのは【エネルギー】を乱高下される恐れがあり危険なので控えた方がいい。
【エネルギー】は身体【エネルギー】と精神【エネルギー】がありどちらかに使用が偏ってもバランスがとれず【エネルギー】のコアとなる脳の機能(ドーパミン、セロトニン、オキシトシン、アドレナリンなどの物質の放出によるもの)がごく単純に言えば【分裂】する可能性がある。
そのような【エネルギー】が【分裂】した状態を医学的には統合失調症と呼ぶ。
現代社会で心を病む人が多いのは【エネルギー】の使いすぎによるものではないか?
昨今の傾向としてスマートフォン、YouTubeやゲーム、Netflix、Amazonプライムなどのサブスクリプション、VR、e-ラーニング、テレワーク、DXなどデジタル社会は精神【エネルギー】を使うことに人々が依存することが多い。
その反動として精神【エネルギー】の減少の代替として身体【エネルギー】を増やすために健康志向がブームになり筋トレをする人やヨガをする人が増えた。
身体【エネルギー】と精神【エネルギー】の使用の比重はそのどちらかに偏っていることが多い。
【エネルギー】は身体【エネルギー】を使えば精神【エネルギー】が減るという相対的にイコールになる関係ではない——逆もまたしかり——のでそれぞれの【エネルギー】を増やすためにできることである食事と睡眠のことに気を使う必要がある。
筋トレでマッチョになるとか頭脳を鍛えることで【エネルギー】が増えた気になるし、【オーラ】が出てきたような気もするが、筋トレをすればするほど身体【エネルギー】は減り、頭脳を使えば使うほど精神【エネルギー】は減る。
その上で運動直後にプロテインを飲んだり、勉強直後に睡眠をとるなどすれば少しずつ相対的な【エネルギー】の総量は上がると思われる。
しかし、回復を待たずして毎日毎日身体・精神【エネルギー】を浪費していると徐々に【エネルギー】の総量に使用量が達して車がガス欠するように一気に消耗し疲れてしまう。
場合によっては数ヶ月休息して身体【エネルギー】も精神【エネルギー】も回復するのを待つ必要があるかもしれない。
現代医学では精神疾患を【心の病気】と表現しているが、実際には《【エネルギー】の総量を全て使ったことによる過度な疲労》なのではないかと思う。
仕事をする場合も身体【エネルギー】と精神【エネルギー】を使う限度を考えることが大切だ。
仕事や学業が連日続き結果として疲労してきたら食事の量を増やすとかタンパク質を多くしてみるなど対策を練り、睡眠時間を増やすとか枕や布団、下に敷くマットレスのカサを増やすなど寝心地を考えて見直してみるとかの【エネルギー】の増減のコントロールに関する方法論が地味に見えても【エネルギー】を蓄積して上手く使うために必要だろう。
以上が【エネルギー】に対する考察と身体と精神の関係を考えた論考だ。

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