インドで暮らしてて驚いたこと 3章
第2章も好評だったので今日は第3章です。
今回は宗教と列車です。
宗教ですが僕がいたデリーは大きく分けて3派閥ありました。
ヒンドゥー、イスラム、シクです。
アタマにターバンを巻いているのがシク教徒です。
髪は切らないし基本洗いません。
ヒンドゥー教とイスラム教は多分仲が悪いです。
オールドデリーはイスラム教徒が多いイメージです。
お互いに彼らは暴力的だと言っていました喧嘩してるんだから当たり前だろ、とは言わずにそうなんだ、それは大変だね!
と身を守ってました。
彼らと宗教の結びつきはとても強く、バカにしたりすると殺されることもあります。
でも逆に言えば仲良くなるツールでもあるのです。
宗教のことについて教えてと言えばめちゃくちゃおもしろい話を熱心に語ってくれます。
ガネーシャがシヴァに殺されたとかなんとか。
そしてお寺のお参りに連れてってくれました。
おでこに赤い印をつけてもらった時は初めて仲間になれた気がしたのを覚えています。
そして手でちぎって配ってる甘いべたついているご飯をありがたく貰っておそるおそる食べる。
美味かったけどお腹ちょっと壊した。
こんないい思い出もあれば悪い思い出もあるのが旅の醍醐味。
最終日に大規模なテロを起こしてくれたよ。
忘れもしない12月19日。
モディさんがヒンドゥー教徒のみを優遇する発言をしたらムスリムが怒って攻め込んできた。
車は何時間も渋滞で、ひっくり返されて火があがっているのもあった。
何十人もやられたらしい。
友達の家にチェックインのギリギリまで匿ってもらって何とか空港に着くことができた。
チェックイン後に安全を確保してから飲んだビールは生きてる心地がして最高だった。
あと宗教で面白いのはどんな食材にもベジタリアン向けかそうじゃないか見わけがつくようなマークがあること。
パンも酒もチーズも店のメニューにだってある。
緑が完全ベジタリアン向けで赤がベジタリアンは食べられないやつです。
インド人と仲良くなりたかったら宗教は本当に良いきっかけになると思う。
次に列車。
切符とかから話すと長くなるので列車内だけ。
デリーにはよくある写真のように屋根の上まで人が大勢で乗るというのはあまりない。
乗ってても数人だけだった。
もしかしたら自分が乗った日が運がよく空いていたのかもしれない。
大体の列車には階級があって日本人は絶対一番高いやつ乗った方がいい。
特に長い移動の時なんかは寝台列車で上のベッド確保するべき。
もちろん僕はバカなので一番安い席を取りました。
インド人にも同情されなぜかちょっと嬉しくなって、
余裕だよって英雄ぶってたら地獄。
足は曲げられない、椅子は固い、汚い、臭い。
窓席だったけど電車走り出して5秒で後悔した。
窓はごみ箱。
隣のやつとかお構いなしに袋を投げ、バナナの皮を投げ、しまいにはカレーの残り捨てた。
目の前をバナナの皮が飛んでいく経験をした人はいるだろうか。
でも隣のやつらとは仲良くなってカレーとチャパティっていうナンの進化前みたいな生地と草の和え物みたいなのを分けてもらった。
もちろん手で。
当然水道なんてなく前の座席にこすりつける。
トイレに行こうにも行けずに、というか多分占領されてる。
一度席を空けたらすぐさま無銭乗車組に席を取られる。
これは絶対です。
何なら電車乗った時も誰か座っていることが多いので喧嘩してどかす作業から始まります。
途中耐えられなくなって席を立って乗車口の方まで行きました。
もちろんそこにドアなんてものはなく無銭乗車組が飛び乗ってきます。
その辺のインド人に助けてもらいながら屋根の上まで頑張っていったけど外の空気の悪さと揺れで死にそうになったのですぐに戻りました。
無理してでも写真撮ればよかった。
屋根の上は絶対にオススメしません。
冗談抜きで怖いし揺れて落ちます。
ちなみに僕はそのほかにも電車を間違えて夢の走ってる電車飛び乗りと飛び降りも経験しました。
ホームでこけて肘と手の平が血だらけになりました。
僕が乗った電車は5時間の移動80円です。笑
インドでは無理せず安全に過ごしましょう。
切符も病院もカフェもスーパーも牛も薬も詐欺も働き方もまだまだ驚きはたくさんありますが今回はこの辺で。
インドはとても面白い国です。
第2章はこちらから↓
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