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佐賀旭『虚らな革命家たち』
元々連合赤軍に興味があったこともあり、するすると読み進めていった。
森恒夫の赤ちゃんの誕生日を祝う、未発掘だった手紙が冒頭で紹介されていて、朝ま山荘事件後のメディアからしか彼を知らない私にとって、そのギャップは俄然次も読みたい欲を増しましにさせた。
相好を崩す森とか想像できない…
けれど、読後感にはどこか尻すぼみを感じてしまった。
それは、作者の問題関心である現代の若者の政治認識に帰結しているから
むしゃくしゃすると過食
なんだか語呂が良い。
「むしゃくしゃすると過食」。
ウィーンに留学に来て1ヶ月経った。
大抵は順調に、生活を送っていた。
けれどつい最近、普段の食事量にに見合わないほどの過食をしてしまった。
そこで気づいた。私は何かむしゃくしゃすると、食に逃げる傾向があると。
そんなわけで今回は反省として、①なぜむしゃくしゃしたのか、②なぜ食べ過ぎたのかの二つの問いに分けて自身の行いを振り返ってみる。
①
「ジョジョラビット」
誰かの靴ひもを結ぶという行為、それは、まさに、愛の行為である。
愛する人が、しっかりと地に足を踏みつけられるように、そして、できるだけ転ばないようにとの祈りを込めて。
今、世界には、愛が必要だ。
歴史に正面から眼差しを向けることができる、私たちの寛容さが試されている。
『海辺のポーリーヌ』
物語は、海辺の片田舎で一夏の休暇を過ごすために都会からやってきた二人の女から始まる。
まだ恋に憧れを抱く幼いポーリーヌ、薄紫色の紫陽花を背景に彼女はまだどこか未熟さを捨てきれていない。
一方豊かなブロンドを持つマリオンは夫と別れたばかり、どこか疲れた様子だ。
海辺で彼女たちは三人の男に出会う。
一人は自身をつまらない男だと自ら認めてしまっている、残念な男。若くてハンサムなくせに、いや、若く
『メリーに首ったけ』
ある番組で、私がとっても好きな中村倫也さんがオススメしていたこの映画。
紹介文には「エッチなロマンティックコメディ」とあったので、「どうせアメリカのものだからどぎつい下ネタばっかりなんだろうなぁ」などなど気だるげに思いながらとりあえず視聴開始。
うん、確かにキャメロン・ディアス演じるメリーはものすっごくキュートだ。冒頭のシーンから、彼女の溌剌とした才気あふれるオーラがプンプンである。(ちょっと
『バルタザールどこへ行く』
陰鬱な空気の中で誓い合った幼い男女。
時は降り、少女は犯され、男たちは逃げる。
そしてバルタザールはどこまでも、どこまでも、少女の影を振り落とすかのようにその時を生き、世界に飲み込まれていった。
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
アフロディーテ、アテナそしてアルテミスに愛された、ひとりのスコットランド女王メアリー。
彼女は若く、美しくそして知性に溢れた女性であった。
一方、イングランドの女王、名はエリザベス。
彼女はニケに愛された。
そして、世界に冠たる大英帝国を築き上げた女王として、その名を今日まで轟かせている。
私たちは、このふたりの女王を通して一体何を知る事ができるのだろうか?
国のために命を捧げた彼女た