マグロが動き続けて生きるように人間も行動継続が必要
マグロは泳ぎ続けないと命を維持できないために、必死に泳ぎ続けている。
私達人間も資本主義社会という荒波の中で、工夫を重ねて行動を継続している。
「学業、受験、習い事、進学、就職、起業、資格取得、健康維持、結婚、子育て、老化の対峙、死との対峙」など、人生の荒波はとても多い。
自分自身の「身体機能、精神機能、認知機能、個人因子、環境因子」を相互作用させて、日常生活や社会参加に奮闘しているのが人間である。
マグロが泳ぎ続けないと生命を維持できないように、人間も定年退職後に燃え尽き症候群やうつ病となるケースは多い。
真面目で頑張ってきた人々から日常生活習慣の仕事が無くなることで、環境因子が変わって「身体、精神、認知、個人因子」に影響してしまう。
仕事やビジネスは当然ながら浮き沈みがあり、良い事もあれば悪い事もある。
社畜のように働きながら自宅と会社の往復を数年続けていると、「このままの人生で良いのか」という真宵を持つ人は多いはずだ。
社畜のようにブラック企業で働くことが幸せな環境ではないが、社会参加をして「良くも悪くも人間関係が存在すること」は人間が生きる為に必要である。
人間は人間関係に悩みながら、人間関係を断ち切られた孤独の中では生きていけない性質があるように思う。
日本の環境は単身世帯や独身が増加して、孤独感を感じている人が多いように思う。
日本の首都圏は「医療砂漠、介護砂漠」と呼ばれることもあり、人工比率にたいして医療従事者や介護従事者の数が圧倒的に足りていない。
臨床経験が少ないスタッフが、在宅医療や在宅介護を行うことも多い。
自分達の臨床経験や技術に自信が持てずに、悩んでいる医療従事者や介護従事者は多いように感じる。
医療従事者や介護従事者にも様々な資格があり、働き方も多種多様である。
多種多様の働き方の中で自分の知識不足に悩んで、医学書を扱う書店に苦悩しながら往復する人達も多いように感じる。
自分の経験や知識不足に悩むことは大切であるが、萎縮をして臨床現場が更に人手不足になることは更に「医療砂漠、介護砂漠」を増やしてしまう。
脳卒中患者や家族は「片麻痺、高次脳機能障害、脳卒中後のうつ」などの、様々な機能障害の改善を望んでいることが多い。
根拠のある理論が臨床現場を時に萎縮させてしまうが、継続できずにサービス提供できなくなるぐらいなら「出張孫サービス」ぐらいの気持ちでも良いかもしれない。
人間も行動量が減少すれば「身体、精神、認知、個人因子、環境因子」は、確実に悪化してしまう。
2020年の新型コロナウィルスが世界的流行をしてから、医療や介護の臨床現場は更に負担が増えた。
負担が増加して診療報酬は改悪を継続していくならば、医療従事者や介護従事者を辞めていく人達が多いことは必然である。
必要な「医療、介護」というライフラインにきちんと予算や給与を提供できていないから、臨床現場は人手不足が継続している。
日本の医療保険や介護保険制度は20年以上も改悪が継続して、「医療国家資格、介護国家資格」を保有して離職していくケースも多い。
メンヘラやメンタルヘルスが日常単語となっているが、医療国家資格保有者や介護資格保有者が抑うつになっているように思える。
人々の健康を支える人達が病んでしまわない環境因子は何かを工夫して考えなくてはいけないが、日本厚生労働省は組織であり「個人よりも団体」を優先する傾向を危惧してしまう。