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ネットの情報が変わる?セミナー編【体験記】

 以前東京ビッグサイトで開催されていたコンテンツ東京2021にて、興味深いセミナーを受けました。それは「テクノロジーがコミュニケーションを変える!」という名前で、AIや先端テクノロジー分野で活躍する3名の講師が1時間ほど自由に対談する形式のセミナーです。

 「人類のテクノロジー化が証明された」という一言から始まったこのセミナーでは、コロナ過によっていかにオンライン活動が身近になったかを示唆していました。

 そして“コピペ”が当たり前になりネットの情報が価値を持たなくなったことから、新たなビジネスモデルとしてNFTの実現を挙げていました。
 これは”未来に向けた全世界の人が永遠に利用できるシステム”として注目されているそうです。
(NFT:ブロックチェーン上で発行・流通されるデジタルデータで、データに固有の価値をつけることができる。またそのデータの保有者を証明できるようなシステム)

 「純粋な情報に人間が価値を感じるのか?」という問いには肯定を仮説に研究が進んでいるそうですが、確かに沢山の情報が当たり前に出回っているからこそソースを重視する傾向があることは私も体感していると感じました。

 例えば情報メディアの信頼性は無意識に選別しているように感じるし、希少な意見を探したいときはあえて表立っていないアカウントの情報を探したりします。だからこそ発信に価値を持たせるようなインフルエンサー文化が発達したのだなと感じました。

 NFTの導入によって第一情報源のみが価値を持てば、世のほとんどの情報はただの文字になってしまいますね。二次流通でない独自の情報を守ることはもちろん、テクノロジーに変えられない"自分"としての情報(=付加価値)もしっかり持っていたいなと思いました。


Sally