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2020年7月の記事一覧

青のフラッグ

青のフラッグ

を読み終え、色々と思いを馳せております。

どうも、えりおです。

『少年ジャンプ+』(集英社)にて連載され、4月に完結を迎えた青春群像劇『青のフラッグ』を読み終えました。

進路や受験、恋や友情、そして自分自身のあり方など、様々な決断を迫られる高校生たちの物語。

どの登場人物も真っ直ぐで、不器用で、悩みながら、懸命に生きていて、その姿や心理描写がとても素晴らしく、読み終えて数日経つのですが、今

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2020年の5冊目

2020年の5冊目

は、コチラ↓↓のこちらの長編小説です!

『食っちゃ寝て書いて』(小野寺史宜 著)

大好きな小野寺さんの最新刊です!

今作は、章ごとに2人(作家・横尾成吾と編集者・井草菜種)の視点が切り替わる構成になっていて、最後に「あ、そうきたか!?」という仕掛けがありました。

また、作家・横尾成吾は絶対に小野寺さんでしょ!と思ってしまうので(あえて横尾=小野寺さんであるかのような描写を入れているそうです

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2020年の4冊目

2020年の4冊目

は、コチラ↓↓の長編小説です!

『透明な夜の香り』(千早茜 著)

自分にとっては初めての千早さんの作品です。

今作は「香り(匂い)」にまつわる小説です。

「香り」は脳内の記憶と直結してるとよく聞きます。

現在、大ヒットしている瑛人さんの『香水』という楽曲でも歌われていますが、皆さんは「香り」で誰かや何かの記憶を思い出すことってありますか??

正直に言うと、自分にはそのような経験はないん

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2020年の3冊目

2020年の3冊目

はコチラの短編集です↓↓

『今日も町の隅で』(小野寺史宜 著)

大好きな作家、小野寺史宜さんの初の短編集です。

何気ない日常のなかで、人と人とはこんなにも優しく繋がっている。

人とのちょっとした関わりが、前に進むきっかけになっている。

今日も町の片隅で、誰かの日常がささやかな奇跡で包まれている。

そんな風に思える10編でした。

今作も最高です!

< 参考 >