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2020年の4冊目

は、コチラ↓↓の長編小説です!

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『透明な夜の香り』(千早茜 著)


自分にとっては初めての千早さんの作品です。

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今作は「香り(匂い)」にまつわる小説です。


「香り」は脳内の記憶と直結してるとよく聞きます。

現在、大ヒットしている瑛人さんの『香水』という楽曲でも歌われていますが、皆さんは「香り」で誰かや何かの記憶を思い出すことってありますか??

正直に言うと、自分にはそのような経験はないんです。


例えば、思い出がよみがえる音楽、場所、服、料理などはあるんですが、思い出がよみがえる「香り」ってすぐに思いつきません。

どこかで嗅いだことある!と感じる「香り」に出会うことはありますが、「香り」と記憶がはっきりと結びついていると感じた経験がないんです。


そんな「香り」に無頓着な自分ですが、本作で表現される様々な「香り」と、その「香り」にまつわるサスペンスフルな物語、そして物語が進むとともに主人公の心が癒され潤っていく姿に共感する、とても不思議で面白いお話でした。



< 参考 >


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