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鈴木 トモヒロ
2020年8月6日 00:41
祖母は夏に、町内会で旅行に行くのを楽しみにしていた。私は、祖母が旅行で買ってくるお土産を楽しみにしていた。祖母が不在になることに向けて、お手伝い出来ることを増やそうと様々教えてもらっていた私。リビングで掃除機がかけれるようになったのと、テーブルの拭き掃除が出来る様になっていた。小さくて軽い掃除機を祖母が見つけてくれて、私は更にやる気を出せた。(リビングだけは、毎日綺麗にする)
2020年8月4日 23:41
祖母は不思議なクセがあった。それは病院で貰った、うがい薬を麦茶を入れるビン(ピッチャー)に入れて冷蔵庫で作り置きをすることだった。よりによって、夏場にそのクセが炸裂した。うがい薬の色合いが麦茶にそっくりだったのだ。幼かった私は、喉の渇きを潤したくて冷蔵庫に手をかけた。実は今冷蔵庫に入っている麦茶は、私がお手伝いして作ったものだった。昨晩、夕食後祖母と2人で麦茶を作った。
2020年8月4日 06:37
私の家には中型犬がいた。名前は「コロ」母が名付け親だ。コロは祖父、祖母、母の言うことは、しっかりと聞いていた。しかし、私に対しての態度は全く違っていた。一言で言うと「怖い」激しく吠えるのだ。首輪に鎖がしっかりと繋がっているけれど、引きちぎらんばかりに私に飛びかかろうとする。確かに、私は当時幼稚園生。コロの方が体も少し大きかったから、明らかに舐められていた。犬は家族
2020年8月4日 00:05
祖母の料理は絶品だった。そして様々な料理が作れる人だった。「今日は何が食べたい?」と聞かれ「ハンバーグが食べたい」と答えた。次の日は「焼きそば」そのまた次の日は「オムレツ」まるで食堂がそこにあるみたいだった。ある日、おやつに「ポップコーン」を作ってくれることになった。ポップコーンなんて、初めて聞く言葉だったからワクワクした。どんなふうに作るかみたくて、わがままを言って
2020年8月3日 01:26
祖母のためのお手伝い。さて、何をやったらいいのだろうか?日頃祖母は、料理、掃除、洗濯、買い物と主婦の行うことを全てこなしていた。空いている時間は、福祉会館で開催されている踊りのサークルに参加していた。(私が出来ることは何もないじゃないか!)そう、小さな私には全てが未知の世界。出来ることなんてなかった。夜になり夕食を済ませてからは入浴までは少し時間があった。私は祖母に
2020年8月2日 11:07
幼き小さな私の手を。ゆっくりと引いてくれた優しい存在。私は祖母が大好きだった。祖父も母も仕事に追われ、食事を作ってくれたり、お散歩に連れて行ってくれたりと。私の身の回りの世話をやいてくれたのは祖母だった。小さかった私は「ありがとう」ということを伝えるのが精一杯だった。何かお返しがしたかった。でも、何をしたらよいのか分からなかった。ある日、スーパーに買い物へ連れて行っても