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マーケティング編

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記事一覧

薬機法とか個人情報とかコンプレックス広告とか、表現の締めつけが“ちゃんと”キツくなってるので、ちゃんとしようね、というお話

薬機法チャレンジとか、ダークパターンとか、コンプレックスを煽る系のクソ広告とか、そういった不誠実なコンテンツは、基本的に嫌われるものですよね。
最近はそれに、個人情報を勝手に使う系も入ってきていると感じます。

でも、なんだかんだすぐに成果が出たり、上から求められたりして、自分が作る側・広告を発信する側だった場合、「自分が見たらムカつく広告」とか表現を、やっちゃうのではないでしょうか。
心当たりが

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お店で店員さんにあれやこれや質問して、丁寧に答えてもらったけど、商品は買わない。そんな不義理を、別に不義理に感じないのがWeb広告なんだけど、じゃ、どうするの、ってお話

あなたは、デパートを訪れた。
うろうろしているとスタッフさんがやってきて、エスコートしてくれる。
「それでしたら、5Fの家電コーナーに置いてありますよ。」
あなたは5Fへ行く。家電コーナーでは、家電担当者の方に丁寧に説明してもらう。
「そのご要望でしたら、この型がオススメです。お客様が求めている、ほとんどすべての要望をかなえられます。ご購入なさいますか?」
あなたはオススメされた家電の型式番号を控

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広告デスティニー計画

君は、デスティニー計画(デスティニープラン)を知っているか。

これは、機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場した社会思想の一つである。

めっちゃ簡単に説明すると、
・全人類の遺伝子を採取、管理
・遺伝子を分析して、最適な職種に振り分ける
・コネや血縁関係、根回しなどは通用しない
・基本的に強制的であり、職業選択の自由はなくなる
・最適な職に就けるのでみんな活躍して賞賛されて、いい気持ち

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ダークパターンは今のうちに修正しといたほうがいいって話

前に寄稿した記事があるのですが、それについてちょっとだけ追加の情報が出てきたのでお話します。寄稿した記事の内容は以下をどうぞ。

読んでくれたらうれしいし、読んでくれたほうがこのページを理解しやすくなるかもしれないですが、でも別に読まなくても大丈夫です。なぜなら、ここでめっちゃ簡単に解説するからです。そして追加の情報もお伝えします。

そもそもダークパターンとは「ダークパターン(DARK PATT

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最近のSEO事情について聞かれたときに還る場所【2021年9月】

ここは、最近のSEO事情について聞かれたときに見る、都合のいい場所。

過去にもいろいろまとめたけど、それは↓な感じ。でもまずは、このページでざっくり理解すればいい、って感じ。

そのSEOは、なんのため?~SXOってSEO対策になるよ、って話~
そのSEOは、なんのため?~目的地なきSEO&SXOは、どこにも行けない~
そのSEOは、なんのため?~SXO的SEOの実践手法~1/3
そのSEOは、

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「丁寧に説明すれば分かってくれる」のワナ~網羅性と作業性~

会社に所属して年次が上がれば、後輩ができることもあるでしょう。そして、新人に仕事を教えることがあるかもしれません。
「丁寧に説明すれば、きっと分かってくれるはずだ。」

見込み顧客に営業をかけたり、知らないお客さんに商材説明をしたりすることもあるでしょう。
「丁寧に説明すれば、きっと分かってくれるはずだ。」

そう思っていた時期が私にもありました。
でも、そんなこと、ないですよね。

指導は網羅的

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流行に、あえて乗らない。ヒネてるんじゃなくて、戦略的レイトマジョリティー

流行、過ぎ去っていくの早すぎませんか。

例えば音声SNSのClubhouse。一時期の熱狂的な広まりと話題性からFOMO(Fear Of Missing Out=見逃してしまうことへの恐れ、ひいては、話題に乗り遅れ、取り残され、孤立してしまうことへの恐れ)を引き起こしました。

今でも利用者はけっこういるのですが、一時期のように猫も杓子も、って感じではなくなっています。ちゃんとブームがひと段落し

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「ファンにならざるを得ない」と「ファンになりたい」の違い ~悪意のアンバサダーを増やさないために~

コンテンツマーケティングに関わりながら経験したことをもとに、今回はちょっとだけ、マーケティング的な設計にも関わるお話。

こんな方向けの記事です。

・カスタマー施策を強化して、ファン化によってLTVを向上させたい。
・顧客の有料化率や顧客単価を上げたい。
・沼にハマってるんだけど、生活費を削って「推し活」しててしんどい。
・我に返る機会がないほど、ずーーっと熱狂している何かがある。

そんな人に

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UX/UIと世界観を線引きしようね、って話~あるいは、我々はいかにして「使いやすい」と「っぽさがある」を両立するのか~

UX/UIと世界観を線引きしようね、って話~あるいは、我々はいかにして「使いやすい」と「っぽさがある」を両立するのか~

プロダクトにとっては、
ここまでがUX(UI)の領域
ここからは世界観の領域
っていう線引きや、「決め」がいるのではないか。

という話です。ピンと来た人や、「そうだね」って人は、がんばって一緒に両立していこうな! またね!

もうちょっと知りたい方は、先へお進みください。

ここでの「UX/UI」の定義ユーザー体験を良いものにしよう、というユーザーエクスペリエンス(UX)の考え方があります。ユー

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マーケティングとかUXとかのカスタマージャーニーマップにも行動経済学を取り入れたほうがいいんじゃないか説~あるいは「ジョンが多すぎる」件について~

これからお話するのは、「体験」を扱っている方なら、どなたでも一度は意識しておいたほうがいいよ! と感じることです。

でもすべては、タイトルの通り。もうやってるわ! とか、「ピンと来た人」は、これ以上の情報はないので、またね!
みなさんに良きクリエイターライフがあらんことを!

ちょっと話を聞いてやるか、という方はお進みください。

マーケティングとかUXとかのカスタマージャーニーマップのおさらい

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そのSEOは、なんのため?~SXO的SEOの実践手法~3/3

『ライティング(文章の中身)』を主軸に、どんな文章にしたら良いページだと思ってもらえる(≒検索順位が上がる)か? のお話。今回はとうとう、SXO的SEO手法の3回目にして最終回。

・これをやっとけ!(別のページで解説)
・これはやっちゃだめ!+対策方法(前回のページで解説)
・小ワザ(このページで解説)
上記のように切り分けたうち、もっとも実践的な「じゃ、どうすりゃいいの?」のお話をしていきます

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そのSEOは、なんのため?~SXO的SEOの実践手法~2/3

前回に引き続き、SXOの視点をもったSEO手法のお話。『ライティング(文章の中身)』を主軸に、どんな文章にしたら良いページだと思ってもらえる(≒検索順位が上がる)か? の、続きです。

・これをやっとけ!(前回ページで解説)
・これはやっちゃだめ!+対策方法(このページで解説)
・小ワザ(別のページで解説)
上記のように切り分けたうち、今回は「これはやっちゃだめ!」的なお話と、それに対する対策方法

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そのSEOは、なんのため?~SXO的SEOの実践手法~1/3

前々回にSXOの考え方をお伝えし、前回は今後のSEOについてお話しました。

今回は、SXOの視点をもった、2020年以降のSEO手法についてのお話です。
『ライティング(文章の中身)』を主軸に、どんな文章にしたら良いページだと思ってもらえる(≒検索順位が上がる)か? みたいなお話をしていきます。

・これをやっとけ!(このページで解説)
・これはやっちゃだめ!+対策方法(別のページで解説)
・小

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そのSEOは、なんのため?~目的地なきSEO&SXOは、どこにも行けない~

前回は……
SEO(検索エンジン最適化)に変わるSXO(検索体験最適化)って考え方を知りました。
たけど、検索エンジンが検索体験をチェックするようになっていくので、結局SXOも広義のSEOに含まれるよね!
だからGoogleガイドラインに沿ったSEOしようね!
……ってお話でした。

具体的な「SXO≒ガイドラインに沿ったSEO」をやっていく前に、SEOに関わるWeb業界の変化のあれこれと、考えて

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