仏教でいう有身見にあたるヴァーサナーをなくせ!?ラマナ・マハルシ「真我」
仏教でいう有身見にあたるヴァーサナーをなくせ!?ラマナ・マハルシ「真我」
覚者:ヴァーサナーとは、「心の潜在的傾向」のことだ。
ボク:心の潜在的傾向??
たとえば、仏教でいうところの有身見がある。有身見(うしんけん)とは、「この体が自分だという誤解」を指す。禅の修行で、修行者が初めにぶちあたる煩悩のことだよ。
どうして、有身見について語ろうと思ったの?
実は、今までの記事の議論は、有身見を既にクリア済みの人向けに書いてきたなぁという反省があったんよ(苦笑)。まずは、キミや読者のアナタが「この体が自分であるという誤解」を解くことから始める必要があったなぁと(笑)。
そうだね、ボクは、有身見は、だいぶ前にクリアしてたけれども、読者のアナタは、たぶん有身見をクリアできてないよね??
そうだった!キミは、有身見をクリアしてたね!。でも、普通のアナタにとって、「私は体だ」とするヴァーサナーは、実はだいぶ強固で、まずは、このヴァーサナーをなくすことから始めなきゃいけなかったんよね。
ムズくない??(笑)。
この他にも色々なヴァーサナーがある。下の引用箇所の、(1)でいうところのヴァーサナーがある内は、真我実現しても、そのヴァーサナーによって、また無知の状態へ引き戻されてしまう。だから、至福を得る=真我に気づきつづける=解脱するためには、(1)のヴァーサナーを根絶する必要があるんだ。
有身見をどうクリアするか?
まずは、アナタの勤めている会社を例に話そう(笑)。
会社ねー、会社って、そもそもなんだろうね?ってことだよね??(笑)。
まず、社長さんでもないよね。勤めている人の集合体が会社かというと、全然そういうことでもない(笑)。じゃあ、社屋はどうだろう。社屋=会社のビルが会社かというと、そうではない。
そうだね。社屋=会社ではないよね。
じゃあ、会社を自分にたとえてみよう。会社の社屋が会社でないのなら、自分の体も自分じゃないんじゃない?(笑)。
うーん、まあ、ボクは、その理屈で、有身見をクリアしたみたいなものだけどもさ。読者のアナタは、どうなんだろうね?(笑)。
ボクが、実際に、人と会話して、この話をした結果は、有身見がクリアできない人が大半だったんだが・・・(涙;)。
でもさ、少数ながら、理解した人もいたんでしょ?(笑)。
まあ、そうなんだけど(笑)。あんまり有身見の話ばかりしても、始まらないから、次の話へ行こう。
「見る者」と「見られるもの」。
アドヴァイタ・ヴェーダンタ(不二一元論(ふにいちげんろん)⇨ノンデュアリティ(非二元)のウパニシャッド思想)においても、「見る者」と「見られるもの」という二分論は、重要だったわけだ。
おさらいすれば、「見る者」=真我で、「見られるもの」は、この現象世界、そして、五感や、体とか心とかだったよね(笑)。
この、「見る者」=真我で、「見られるもの」は、この現象世界、そして、五感や、体とか心とかである、という区別は、みんなわかるものとして、今までこのブログは書かれてきたわけだけど、読者のアナタは、本当にわかってる??本当にわかってるなら、本当の「私」=真我が、この体だ、とは思わないわけだよね。まずはここが伝わっているか、非常に心配になってくる・・・(涙;)
「私は体だ」とするヴァーサナーは、だいぶ強固だからねぇ・・・。何世代にも輪廻する中で、このヴァーサナーは存在を強固にしてきたわけだから、根絶はムズいかもね・・・。
自分がこの現世で、この基本的なヴァーサナーを無くさないと、他にも(1)のヴァーサナーがあるから、現世では、至福を得ることができないことになる。
そうだね。一番の基本である、「私は体だ」という、この基本的なヴァーサナーを無くさないと、何も始まらないわけじゃん・・・。
しかし、何人もの賢者たちが、ヴァーサナーを根絶してきた!アナタにもできる!!
しかし、何人もの賢者たちが、(1)のヴァーサナーを根絶してきた!だから、アナタにもキットできる!!。というわけで、自信を持ってほしい。あなたは、絶対に現世で、(1)のヴァーサナーを根絶できる(笑)。
本当にそーなの??(疑問!)
次のラマナ・マハルシさんの言葉が、勇気をくれるんだ。
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