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素敵な記事や作品を集めた私の宝石箱

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#エッセイ

もしも、野原に花まるが咲いてたら。【不登校って、なにか詩ら?】

もしも、野原に花まるが咲いてたら。【不登校って、なにか詩ら?】

noteに投稿を続けていると、思いがあっという間に言葉になって、そのまま記事になるときと、書いても書いてもまとまらず、何万字も下書きに言葉を連ねてようやく形になるときとがあります。
どちらがいいわけでもなく、どちらに、より愛着があるわけでもありません。
記事はただ、それにふさわしい方法で、ある日、ちゃんと生まれてきます。

書いても書いても思うようにまとまらないと、焦る氣持ちばかりが募ってしまう…

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生きるしかない…そう言うあなたへ。私はあなたに生きていてほしい…。

生きるしかない…そう言うあなたへ。私はあなたに生きていてほしい…。

「自分で死ぬことも出来ないから…」

遠位型ミオパチーの
50代のSさんは
寝たきりで
全介助が必要です。

Sさんが
自分の意志で
行動に移せることは
口の中に入った物を
噛むこと。
飲み込むこと。
話すこと。
排泄。
わずかに残された力で
右手親指の真下にセットされた
コールボタン押すこと。

私は、
そんなSさんの入浴のサポートや
身の回りのお世話を
させていただいています。

ある日のこと

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また、ここから、のステーキ

また、ここから、のステーキ

私と夫にとって、大事な大事なステーキ屋さんがある。

そのお店との出会いは、かれこれ20年ほど前。
私は当時、専門学校に通っている学生だった。その期間は、都内の病院や高齢者施設で実習を受けることになっていたが、病院も施設も私の自宅からはだいぶ離れていた。毎日通うことが難しかった私は、叔父の好意で都内にある叔父の事務所を間借りしていた。

事務所の場所は「入谷」という地名で、最寄り駅は鶯谷駅となる。

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負けてこそ咲く花

負けてこそ咲く花

小学校からそいつとは友達だった
生まれながらの脳性麻痺な彼は
涎をいつも流していた

当時住んでいたのは団地で
隣の通路の1Fに住んでいた

俺はサッカー少年で
土日を含め週5で
結構ハードだったけど
休みの日はいつも
彼の家でファミコンをする

きっと脳性麻痺な息子のため
友達を呼ぶために
色々ゲームソフトを集めたり
おばさんの手作りお菓子は手厚い

小学校も高学年になるころ
やっぱり彼は涎をた

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