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コーヒーと猿と農民と「野生のエルザ」

こんにちは、

ケニアのMERU(メルー)群の「Rugeju」AATOPのコーヒー豆を紹介していますが、
今回は、ケニアのMERU(メルー)群が、なぜ良質の世界最高のコーヒー豆が出来る様になったのか??の、農民と猿の話をします。


農園のギャング猿

ケニアのメルー郡では、コーヒー産業を取り巻く魅力的でややクレイジーな話があります。 これには、コーヒー豆の収穫における役割で悪名高い、非常に熟練した猿のグループが関与しています。

メルー郡は豊かなコーヒー栽培の伝統で知られており、多くの小規模農家が主な収入源としてコーヒーを栽培しています。 しかし、地形や景観は困難な場合があり、農家が効率的にコーヒー豆を収穫することは困難です。 ここで猿が登場します。何年にもわたって、この地域の地元の猿は、熟したコーヒー チェリーを認識して摘み取る独自の能力を発達させてきました。 これらの猿は、サクランボ(コーヒーチェリー)を収穫するのに最適な時期を見極め、最適な品質と風味を確保することに長けています。
農民たちは、猿がしばしばコーヒー農園に足を踏み入れ、木から最も熟したサクランボ(コーヒーチェリー)を選択的に摘み取ることに気づき始めました。 猿の本来の器用さと敏捷性により、猿はコーヒーの木を素早く移動し、コーヒーチェリーを傷つけることなく摘み取ることができました。猿は一度口にしたコーヒーチェリーがあまりにも美味しかったので、やみつきになったのでしょう。

ギャング猿

猿のコーヒーの才能を認める

一部の農家は、猿を害獣と見なすのではなく、猿の才能を認め、その能力を自分たちの利益のために活用することにしました。 彼らは猿と協力し始め、双方に利益をもたらす共生関係を築きました。
農家は、猿が食べていた良質なコーヒーチェリーの木を選別した後に、「モンキーゾーン」として農園内に猿専用のスペースを猿に提供しました。 「モンキーゾーン」内もコーヒーの木でいっぱいで、猿は自由に歩き回り、美味しいコーヒーチェリーをゆっくり食べることができます。
また、農民は、猿が食べていたコーヒーの木の、最も熟したコーヒーチェリーを選んで収穫することができました。

農家と猿の間のこのユニークなコラボレーションは、コーヒー収穫の効率を改善させただけでなく、豆の全体的の品質を向上させました.。サルの綿密な選択により、最高のコーヒーチェリーのみが確実に収穫され、プレミアムグレードのコーヒーが生まれたのです。


猿と農園が有名になる

その後、メルー郡のコーヒー摘み猿の話は大きな注目を集め、観光名所になりました。 この異常な現象を直接目撃するために、ヨーロッパやアフリカ中から多くの人々がこの地域に集まりました。 農業従事者は、観光によって生み出された追加収入の恩恵を受けました。
メルー郡のコーヒー摘みサルの話は信じられないかもしれませんが、地元の農家の創意工夫と機知に富んだことの証です。 自然に適応し、調和して働く彼らの能力は、生活を改善しただけでなく、コーヒーの世界でユニークで魅力的なストーリーを生み出しました。


野生動物の保護と「コーヒー」

このMERU(メルー)群は、映画化もされた、ノンフィクション(ジョイ・アダムソンの著書)『野生のエルザ』の舞台となった世界的な国立公園で有名です。
大自然が広がり野生動物のライオン・サイ・バッファロー・ゾウ・ヒョウなどの数多くの動物が暮らしています。もちろん猿もです。。この野生動物が生息できる自然環境がMERU(メルー)群の素晴らしいコーヒーを生みだすのです。
アフリカの野生動物の保護と「コーヒー」は大切にしたいです。


野生のエルザ


メルー国立公園


コーヒーを購入したい、又はコーヒーを販売したい方へ


このケニアAA TOP 「Rugeju」(ルゲジュ)を購入したい、又は販売したい方は、小川までご連絡ください。

■ シングルオリジン
私たちはコーヒー豆を「国名」の名称で世界に販売してなく、人間と同じでコーヒー豆の独自の存在価値を世界に認めて頂いております。
ケニア産には、多くの世界最高級の品質の個々のコーヒー豆が存在し、イギリス・アメリカ・ドイツ・フランス・ベルギー・カナダ・オーストラリア・スイス・イスラエルなど数多くの国々で販売されています。

日本でも徐々にご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

☆サンプル品をご希望の方は、
詳しくは、noteの(コーヒーの「サンプル品」に関して②)をご覧くださいませ。


今後もケニアコーヒーの情報を発信していきます。
よろしくお願いいたします。

Jowam Coffee Traders Co.Ltd
会社概要はホームページにてご確認ください。
【日本・中国アジア担当】
小川鉄男 contact@jowamcoffee.co.jp




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