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エッセイ

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日々感じたことや面白かったことなどを書いていきます。 (駄)多発注意報が 常に発令されています。くだらなくても怒らないでくださいね。
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#NZ

 エッセイ418.3週間の帰省の旅(3) Day 1〜2  飛行機の中のことと、最初の外食

エッセイ418.3週間の帰省の旅(3) Day 1〜2 飛行機の中のことと、最初の外食

Day 1 2023年10月22日(日)

話が帰省から少し逸れますが、日本語の生徒たちとドラえもんの話になって、必ず私が訊くのが、
「一つだけ、ドラえもんがくれるというなら、何をもらうか」
ですが、例外なく「どこでもドア」という答えが返ってきます。

庶民の私たちでも、富裕層の皆さんでも、公平に課せられるのが「移動による時間」。
タイム・イズ・マネーなんですけど、マネーではタイムは買えません。

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エッセイ246.2022年のラプソディー(18)ざっと振り返る

エッセイ246.2022年のラプソディー(18)ざっと振り返る

何か悪いことがあると、縁起が悪いと思うということは、
現代の日本で、今の人でも、結構もあることでしょうか。

私は逆で、悪いことがあると、

「これで済んで幸いだった」

と思います。

以前ある人が、ブログで、パワーストーンの糸の切れたことについて、

「これは、パワーストーンが悪い運を引き受けてくれた
と思えばいいということです」

と書いておられました。

私もそういうふうに感じます。

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エッセイ223.おうちでロスト・イン・トランスレーション(11) Gマーク?

エッセイ223.おうちでロスト・イン・トランスレーション(11) Gマーク?

今は独立して家を離れた娘たちが、だいたい中学生ぐらいまでは、

夫(父親)が、ぽつーん・・・・・・・

その後、高校生から今に至るまでは、

私(母親)が、ぽつーんんんん・・・

なんのことかと言えば、言葉の問題で、疎外感を味わうことになった時期が、それなのです。

娘たちは、私たちのデスパレートな努力により、
生まれて最初の2、3年は英語ネイティブでした。(私が言ってるだけ)

・・といえば聞こ

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エッセイ 164. 「今日もとても幸せ」と言う人のこと

エッセイ 164. 「今日もとても幸せ」と言う人のこと

私が勝手に、NZブッククラブと呼んでいる、
旦那とその母とのほぼ毎朝の「オーディオブックを聴く会」。

去年の2月に夫の発案で始まり、義母が教会に行く朝や、
娘の家に泊まりに行く日以外は、ずっと続いています。

最近、1週間ほどのブランクがありました。

その理由は、数年前に始まった「加齢黄斑変性症」がいよいよ進んでしまい、
一人暮らしが難しくなり、今までの独居可能な人の棟から、
もう少しケアのあ

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エッセイその135.日本人同士だからグッド!というわけではなかった話

エッセイその135.日本人同士だからグッド!というわけではなかった話

日本語教師の仕事は、教育関係と言っていいと思いますが、
同時に接客業であり、サービス業でもあります。

プライベート専門になった私などは、特にそうです。

その昔、先輩の日本語教師から、

「腹にすえかねる生徒への対し方」

について、すばらしいアドバイスがありました。

「そんなときは、自分に言い聞かせるといいわよ。
 これは私の仕事、この人は私の友達ではない、って」

「tamadocaさん、

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エッセイその134.おうちでロスト・イン・トランスレーション(7)親戚といっしょ!

エッセイその134.おうちでロスト・イン・トランスレーション(7)親戚といっしょ!

NZに帰省した際のロスト・イン・トランスレーションです。
いい汗かいてます。

夫の親戚や友人と話す場合、それまでの歴史があるため、話が見えません。
これは、同じ国の人と一緒になっても同じでしょう。
自分のわからない話が 延々数時間続くのには、もう慣れました。
全然大丈夫です。眠くもなりません。リスニングの練習です。

けれど若くて自意識過剰で、溶け込まなくちゃと強く思っていた時代は、
しばらくか

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エッセイその133.   おうちでロスト・イン・トランスレーション(6)持ち駒の言葉が少ない場合

エッセイその133. おうちでロスト・イン・トランスレーション(6)持ち駒の言葉が少ない場合

だいぶ日本語でコミュニケーションが取れるようになってきた生徒が
しみじみと愚痴ることがあります。

「先生 日本人と話す時 1対1だと、
相手もゆっくり、わかるように喋ってくれて、なんとかなるけど、
妻の実家などでみんなで盛り上がっているときは、
全然会話に入れなくなってしまいます」

ーーほうほう・・。

「同時に話す人がいたらもう、全然聞き取れないし、
話はあっちこっち飛ぶし、知らない言葉だら

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エッセイ132.おうちでロスト・イン・トランスレーション(5)ト・トランポリ〜ン

エッセイ132.おうちでロスト・イン・トランスレーション(5)ト・トランポリ〜ン

昨日の続きです。

日本人に対する英会話学習法には、有名な聞き流しメソッドや、ヒアリングレンジを鍛える方法などいろいろありますが、私がちょっとそそられるのは、性格を改善して、ひるまないようになり、抵抗なく口から英語が出るようにすればいいというものです。
恥ずかしがっているからだめなんだ!
という、あれです。

その理由は、自分の極端な内弁慶気質により、

安心して間違えられる場所だと平気で話すのに

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エッセイ129. オーディオブッククラブ

エッセイ129. オーディオブッククラブ

私はここしばらく、5時ごろに起きています。

トマトの芽欠きをして、行燈型の枠に、枝を無理やり誘導することから1日が始まります。
次に 夕顔の葉っぱを毎朝わしわし食べているトロい瓜葉虫をペットボトルに誘導し、だいぶ食べられてしまった葉っぱに、ピリカレ500倍希釈液をかけます。夕顔とへちまのつるのうち、本葉が数枚になっているものがあったら摘心しておきます。
今年のグリーンカーテンは葉っぱがわさわさの

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エッセイその93.恐怖のエアポート!②アデル見損なうとこだったの章

エッセイその93.恐怖のエアポート!②アデル見損なうとこだったの章

2017年3月のニュージーランド帰省は、
我が家にとっては思い出深いものになりました。

一つには、長女の大学最後の春休みであり、とりあえず、
一家揃って帰省できる最後の機会となりました。

また、祖父母の世代が過ぎ行き、子供・孫と一同に集まることが絶えていましたので、親戚の一人が企画して、100人規模で集まる計画がありました。
海外から参加する私たちに、予定を合わせてくれていたので、
これには是

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エッセイその61. 家族と英語 ①夫編

エッセイその61. 家族と英語 ①夫編

我が家は、ニュージーランド人の夫、ミックスの、
もう大人になった娘二人の四人家族です。
一人はもう独立して、近県に移り、現在は三人暮らしです。

夫も夫の友達も、自分(自分たち)のことを「外人」と言い、
娘らも自ら「ハーフ」と平気で言いますが、外では私は気をつけています。

「ハーフ」という映画もありますし、
「ハーフが美人なんて幻想ですから」という本も読みました。

日本の公教育をずっと受けてき

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エッセイその50. 私に近い六人の他人(2)NZ編:ピーター・ジャクソン監督

エッセイその50. 私に近い六人の他人(2)NZ編:ピーター・ジャクソン監督

まず、「私に近い6人の他人」という言葉について。
これは、「世の中の人は、友達の友達、その友達と辿っていくと、最後にはみんなと繋がってしまう」っていう「スモールワールド理論」ていうのがあるそうで、そんなことがストーリーに少し絡まってくる映画があります。
そのタイトルです。
もしよかったら、そのことを書いていますので、読んでいただけたら幸いです。

今日は私がいかにして、「ロード・オブ・ザ・リング」

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