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エッセイ

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日々感じたことや面白かったことなどを書いていきます。 (駄)多発注意報が 常に発令されています。くだらなくても怒らないでくださいね。
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2022年5月の記事一覧

エッセイ233.帰省(1)銀座ケントス

エッセイ233.帰省(1)銀座ケントス

4日前から実家に来ています。
姉が手術をするので付き添いと送迎です。

あれほど外部から介護の支援があるのを嫌がっていた父ですが、
「術後は安静が必要なので、お父さんは、
ケアマネさんが保養所みたいなところを紹介してくれるそうなので、
1週間ほど泊まって、姉の帰りを待っていてね」
と説得しました。
当日は浮かない顔で、無言でショートステイに出発したそうです。

私は土日も含めて仕事はあるので、こち

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エッセイ232.今年の野菜(3)グリーンカーテン

エッセイ232.今年の野菜(3)グリーンカーテン

隣の大家さんが草刈機で刈った草は、土地が広いだけに、お庭の中央に小山のように積まれています。ある程度乾燥させてからでないと、大量すぎてゴミの日に出しにくいのです。一方店子である我が家と、他3軒は、大家さんが草刈りを終える頃、やれやれと言う感じで草刈りをしています。

うちにも草刈機はあるけど、危ないので夫の仕事です。
というのは、草刈機を使用中に、斜面などで滑って転んで、回っている刃の上に倒れ、脚

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エッセイ231.今年の野菜(2)だめもとで

エッセイ231.今年の野菜(2)だめもとで

去年 水耕野菜にはまっていたときは、足の踏み場もないほどいろいろな容器に種を蒔き、家の中に差し込む移動につれて それを少しずつ位置を動かしていました。
市販の種は、一袋にたくさん入っているので、
欲張ってしまうということもあります。
それと、思ったより早くまた遅く、ひょっこり、という感じで芽が出てくるのが面白くて、ついあれこれ、買い足してしまうのでした。

でも今年は、だめもと、運を天に任せるつも

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エッセイ230.今年の野菜(1)ニームオイル

エッセイ230.今年の野菜(1)ニームオイル

2019年は、種まきと植え付け時期の5月に長めの帰省をしたため、
野菜は何も植えませんでした。

2020年は、コロナでそれどころではない気分で、やはり断念し、
去年2021は娘たちの就職、親たちの介護問題で落ち着かず、
外で植えるのはトマトとグリーンカーテンだけにしておきました。

世話が簡単だと思って、欲張って水耕栽培をたくさんやってみたら、
絶え間なくアブラムシと黄金虫にやられ、
とくにアブ

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エッセイ229.おうちでロスト・イン・トランスレーション(14)評価って

エッセイ229.おうちでロスト・イン・トランスレーション(14)評価って

昨日の続きです。

今日は、 evaluation  と 評価  のずれについてです。

英語人の夫の中には、会社用語の「評価=evaluation」には、
年に一度、上司と面談して、自分のこの年に成し遂げられたことを披瀝し、評価されるっていうあれ、会社の文脈だと、それしかないのですって。

なので、

「頑張った社員は評価されるが、そうでない社員は評価されない」

という一文を、米国の本社向けに

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エッセイ228. おうちでロスト・イン・トランスレーション(13)期待って

エッセイ228. おうちでロスト・イン・トランスレーション(13)期待って

期待する
評価する

簡単な言葉ですし、よく使います。
それなのに、英語と日本語の間にずれがありまして、間違いやすいです。
そう言う言葉はいくらでもあります。

外国語学習では、最初に  
expect=期待する  
とか、
evaluate=評価する

と 対応的に、イコール関係で覚えてしまいがちです。

また、実際に英語なら英語のグラウンドで使いまくって、違和感を覚えて修正する、というような

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エッセイ227.自分のためにケーキを焼く

エッセイ227.自分のためにケーキを焼く

2年半の間に、2歳違いの娘たちが仕事を得て家を出ていきました。
この四月から、夫婦二人の生活です。

就職に苦戦して、長女は1年近く就職浪人。
やっと決まったのが、驚くべきB・・・企業 in Kyoto.
次女は卒業式1週間前、祖母の葬式の最中にやっと決まり、
これまた、「それはひどい」と思わず私たちが声をあげた、
東京にあるB企業です。

数多の会社の中には、コロナに便乗して、
もうずっと前から

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エッセイ226.いわゆるハーフは得をするのかという件(2)「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」

エッセイ226.いわゆるハーフは得をするのかという件(2)「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」

「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」中公新書)

サンドラ・ヘフェリンさんという  日独のハーフの方が書いた本が、数年前に話題になりました。
私も実は結婚するまでは、「外人さんて・・」「ハーフって・・」と、つい、他人を括りがちでした。

それが日本語教師になり、日本に住む外国人やハーフの皆さんの嘆きを聞くようになりまして、それまでの固定概念は捨てていかざるを得ませんでした。
私も途中までは、この

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エッセイ225.いわゆるハーフは得をするのかという件(1)どう呼ぶか

エッセイ225.いわゆるハーフは得をするのかという件(1)どう呼ぶか

いわゆるなどと、歯切れの悪い書き方をするのは、
「ハーフ」という問題提起型の映画ができたように、
外国人同士の結婚で生まれた子供たちを日本では「ハーフ」と表現し、
それが、爽やかでない使われ方をしてきた歴史があるからです。

私は結婚を反対されてほぼ勘当され、挙式にも親は来ませんでしたが、
結婚するからと親に言ったときに、まず最初に言われたのは、

お前たちが結婚するのは勝手だが、子供は、本人が不

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