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エッセイ231.今年の野菜(2)だめもとで

去年 水耕野菜にはまっていたときは、足の踏み場もないほどいろいろな容器に種を蒔き、家の中に差し込む移動につれて それを少しずつ位置を動かしていました。
市販の種は、一袋にたくさん入っているので、
欲張ってしまうということもあります。
それと、思ったより早くまた遅く、ひょっこり、という感じで芽が出てくるのが面白くて、ついあれこれ、買い足してしまうのでした。

でも今年は、だめもと、運を天に任せるつもりになっています。
いつ実家に行くことになるかわからないので、庭の方に手を広げるのは無理そうですし、水耕栽培なら、夫に頼んで家を空けられるからです。

チャレンジはやめまして、虫害の少なかった野菜を、それも冷蔵庫で保管していた種だけを使ってやってみるつもりになりました。

種というのは消費期限が袋に印刷してあり、冷蔵庫で保管していても、翌年は発芽しないもの、もともと発芽20%などというものもありますし、そうかと思えば、ダメだろうなと思って撒いてみて、3週間も経ってから急に発芽するものもあって、なかなか処分しにくいものです。
好きな野菜は、買った時期の違う同じ種類のものが3、4袋もあったりします。
今年は、撒くときに、違う袋から出したものを混ぜてみました。
少しでも出ればよかったよ根! ということにします。

発芽発根促進剤の「メネデール」(芽・根・出ーる?)を使ってスポンジ撒きをし、4日目の今日、発芽したのがパクチー・3袋混合のサラダリーフ、そしてルッコラでした。

パクチーは発芽しにくいことで有名で、私も殻を割ってから、中に入っている2粒の種を分けたりしていましたが、今年は古い袋に入っていたものを、すりこぎでバキバキ割っただけで、全部メネデールに漬けてみました。
今日見ると、半分ほど発芽しています。茎が細くて繊細なので、アブラムシがつくと大変ですから、伸びてきてくれれば、たっぷりニームオイルスプレーで歓迎しようと思っています。


ルッコラは日に当てすぎると茎が紫の固いものになるので、今年は徒長してもいいことにして、あまり日に当てないつもりです。ブログに書いている水耕栽培上手の皆さんは、

「こんなにできちゃってどうしましょう」
「食べきれません」

などとおっしゃっていますが、私は下手なので、そういう思いをしたことは、トマトと胡瓜と茄子とフリルレタス以外はないです。
また葉物は、うまくできたと思って喜んでいると、ある日突然、アブラムシがついていることがほとんどで、今年も恐々始めています。
一つの容器にいろいろ別の種を蒔いたスポンジを置いてみたのは、増やしすぎにならないように気をつけようというつもりです。



サラダリーフも、よく発芽するのでつい欲張って密生させてしまうと、虫をみつけにくいので、なるべくパラパラ蒔きにしました。
しかし、虫虫って、すごくこだわっていますよね。去年が特にひどかったので、トラウマになっています。アブラムシとコバエ類が苦手な方は、室内園芸は無理かなと思います。どんなにしても出ますから。




ローズマリーはぽっちり緑の色を見せながらほぼ発芽してくれました。
この春、無茶な植え替えでほとんど枯らしてしまったので、今回はボトル栽培で行こうと思います。

クレソンはたいてい茎が硬くなってしまいますが、種だけはたくさんあるので、時期をずらして、日に当てる時間も変えたりして、実験のつもりでやっていこうと思います。

カイワレだけは種を買ってきました。
水を替えにくくて、気がつくと根腐れしていることが多かったので、
今年は100均で見つけた豆苗を育てる用の二重底の容器を買ってみました。
ただ、二重底なのに、外側と内側の高さが一緒で、ざる部分が底にピッタリくっついて、あまり意味がありません。豆苗は、市販だと培養地があるので、水を替えるときに持ち上がればいいのだと思いますが、カイワレはそうではないからです。それで、タピオカドリンク用のストローを底に入れて高さを作り、根が伸びる余地を作ってみました。種は、ザル部分から落ちますので、排水ネットを敷いた上に蒔いて、あまりあちこち移動しないようにしてみたら、水も毎日替えられるし、いい具合です。カイワレやブロッコリースプラウトは、お弁当やサラダにちょっぴりあればいいので、毎週買って、使い残していましたが、これからは育ててみようかなと思いました。

続きます。次は外に出ます。

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