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エッセイ

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日々感じたことや面白かったことなどを書いていきます。 (駄)多発注意報が 常に発令されています。くだらなくても怒らないでくださいね。
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2021年3月の記事一覧

エッセイその78. 去年のあなた(2)

エッセイその78. 去年のあなた(2)

毎朝頭がハードリセットそれは私です。
いつも、工場出荷時のまっさらな状態で目覚めるに近く、
それだけに、某巨大SNSが毎日伝えてくれる「去年の今日のあなた」及び、
2、3、4、5年ぐらい前までの自分の様子を楽しめています。

一昨日の今日も、1年前に投稿したものが現れてきて、
そんなことはすっかり忘れていたので大笑い。

もったいないので、日本語の生徒全員に漏れなく語り直し、
ずいぶん笑ってもらう

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エッセイその77.  着物の話(2)海岸で成人式の前撮りの巻

エッセイその77.  着物の話(2)海岸で成人式の前撮りの巻

同居していた父方の祖母は、家で仕立て物をする昔の人でしたので、
鯨尺の物さしとか、へらとか、洗い張りの板とか、
そのほか様々、「昭和の暮らし博物館」に入るようなものが揃っていました。
ですので、ウールのアンサンブルなどは 祖母が縫ってくれました。
私が着物にはまる前に早く亡くなってしまい、残念です。

私の母は着物を着ませんので、私は一人で着物を買いに行き、
そのあと着付けを習いに行きました。

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エッセイその76. 着物について  (1)初めて買った着物

エッセイその76. 着物について (1)初めて買った着物

私が初めて着物を買ったのは、東京駅の大丸の呉服売り場でした。

そのときは、着物のことは何一つ知りません。

社会人になって何回目かのボーナスを着物に使おうと思って、

大胆にも人影もまばらな呉服売り場に 一人出陣したのでした。

勇気ある〜。
恐れを知らない若き日の私。

もちろん、一瞬で討ち死に致しました。

恐るべし、デパートの呉服フロア。
日本のデパートは元々が呉服屋さんだそうですから、

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エッセイその75. どのぐらいお金があったら幸福か(2)

エッセイその75. どのぐらいお金があったら幸福か(2)

前回の続きになります。

どのぐらいお金があったら幸福と思うかは、人によって違うでしょう。
私がこれを問われたら、一気に噴き出します。

自分も家族も仲が良くて 元気で長生きして
食べるに困らないほどには収入があって
だから老後の心配や不安がなくて
顔が綺麗でナイス・ボディで
人間関係に苦労がなくて
好きなことを全部できて
死ぬときは、痛くなく苦しくなく、ぽっくり死ぬ

というようなところでしょう

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エッセイその74.どのぐらいお金があったら幸福か(1)

エッセイその74.どのぐらいお金があったら幸福か(1)

私は今までの仕事生活で、とんでもないお金持ちに数人会っています。
貴族の人とか、大使や大使夫人などが主です。
相手は生徒なので、基本私の方が偉そうにしています。

ヘリコプターで自分の結婚式をしたスタジアムへ降り立った人は
インドのマハラジャでしたし(冗談かと思ったら本当だった)
ビル・ゲイツさんとランチする人もいます。

仕事柄とはいえ、ちょこちょこ とんでもない話も聞けて、ラッキーです。

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エッセイその73. 2020年お買い物の旅(3)

エッセイその73. 2020年お買い物の旅(3)

もともと、家族全員でアマゾン様に奉仕していましたが、コロナの時代が続いて、電車に乗ってまで買い物に行かなくなってから、さらに貢献させていただくようになってしまいました。

環境破壊・劣悪らしい配達や倉庫の皆さんの労働条件・ちっちゃな一品に驚くような大きさの箱・・など、マイナス面を数え上げればキリがありませんが、ついぽちり、としてしまう私はそう、弱い人間です。

続けましょう。

失敗したもの、いつ

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エッセイその73. 私に近い六人の他人(8)故ダイアナ妃

エッセイその73. 私に近い六人の他人(8)故ダイアナ妃

「六次の隔たり」、今日は故ダイアナ妃です。

(1)に書かせていただいたエリザベス女王様ですが、
長年の間 公人でいらっしゃり、あちこち活発に出向かれますので、
私のように、「肉眼で見たらもう知り合い」というふうにするなら、
一次かニ次の隔たりの人は、世の中にざらにいらっしゃるでしょう。

でも、今日の故ダイアナ妃は、私がよく知っている人が、
一人、間に挟まっているだけですのですので、濃いといえば

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エッセイその72. 私に近い六人の他人(7)カーネル・サンダース

エッセイその72. 私に近い六人の他人(7)カーネル・サンダース

世界中の人が、知り合いの知り合い・・と辿っていくと、大抵の人に繋がってしまうという、「六次の隔たり」、スモール・ワールド理論を追っています。

今日の七人目は、カーネル・サンダース氏です。
夫を通じて、なんと二次の隔たりです。

しかし私は、「遠くから見ただけでも、リアルなら【知り合い】ということで」
というズルをしていますので、結構簡単につながってしまいます。

今回もそんな感じです。

夫がカ

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エッセイその71.去年のあなた

エッセイその71.去年のあなた

某巨大SNSを開いてみますと、

過去のこの日

ということで、去年の同じ日に投稿していたものが見られたりします。

去年だけでなく、一昨年、3年前、5年前も、ときどき出てきます。

10年があっという間に過ぎてしまって、慌てることが多いけれど、
逆に去年も相変わらずだなぁと思うことがあったりします。
もう今となっては戻らない事物も、いろいろあります。

去年の今日 投稿したものに、マスクのことが

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エッセイその70. 小さなタイムカプセル(6) 青林堂・ガロ・白取千夏雄さんのこと(下)

エッセイその70. 小さなタイムカプセル(6) 青林堂・ガロ・白取千夏雄さんのこと(下)

2021年3月17日の今日は、白取千夏雄さんの4回忌になります。
思い出ぐさに、過去ブログを再録し、ご冥福をお祈りします。

2018-07-21 12:09:17

テーマ:つれづれ

白取さんについての最後の回です。
ちょっと長いです。

結婚や出産を機に生活も行動も変わり、
昔の仲間とは疎遠になっていましたが、
子供ができてから連絡をもらい、
谷田部さんとは薄いつきあいが復活していました。

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エッセイその69. 小さなタイムカプセル(5)青林堂・ガロ・白取千夏雄さん(中)

エッセイその69. 小さなタイムカプセル(5)青林堂・ガロ・白取千夏雄さん(中)

他に投稿したものを、引っ張ってきました。その2回目です。
ガロのファンや、白取さんをご存知の方の目に触れて欲しいと思います。

2018-07-20 00:00:00

私たち四人は、会うときはいつも四人でした。

谷田部さんが やまだ紫さんと白取さんに会う時、

オタクも来るでしょ?

と声をかけてくれたからです。

そういえば、私はそのころ、
アホ山さん(仮名)と、苗字か、
オタク、君、などと

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エッセイその68. 小さなタイムカプセル(4)青林堂・ガロ・白取千夏雄さんのこと(上)文春青年

エッセイその68. 小さなタイムカプセル(4)青林堂・ガロ・白取千夏雄さんのこと(上)文春青年

青林堂編集部員であった白取千夏雄さんが旅立たれてから、
明後日の3月17日で4年が経ちます。

そんなタイミングで、朝日新聞の書評中にこの記事を見つけました。
(2021年3月13日(土))

ネチケット異変で、ちょっと抜粋を失礼します。

「主流とされる少年漫画のオルタナティブとして、実験的で作家性の強い作品を数多く世に送り出した伝説の漫画雑誌「ガロ」。その黎明(れいめい)期に編集部に在籍した著

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エッセイ67.私に近い六人の他人(6)ジョージ・ハリスン

エッセイ67.私に近い六人の他人(6)ジョージ・ハリスン

私のよく知っている人と関係の深い人が、
ジョージ・ハリソンと話したことがある。
というか、話しかけられたことがあるというお話です。

私の生徒の一人で、ロンドンが実家の人がいます。
その妹さんが、ビートルズの大ファンだったそうです。

デビュー後間もないビートルズが、ロンドン郊外で、
短期間一緒に住んでいたことがありました。

妹さんはある日、自転車でだったかな、
その家に行ってみたそうです。

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エッセイその66.私に近い六人の他人(5)ポール・マッカートニー

エッセイその66.私に近い六人の他人(5)ポール・マッカートニー

スティング、ポール・マッカートニー他、
音楽をやってきておじいさんになった人たち。
よく動く、よく肺を使う、常に次を目指すためか
異常に、異常にお元気です。

そして、結構来日を繰り返していますので、
私もしっかりフォローさせていただいています。

中学生のときに出会ってから、好きでなかった時はない、
好きでたまらないポール・マッカートニー。
最近発表する曲も素晴らしいと思います。
枯れない才能の

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