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子ども・子育ての事

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我が子の様子だったり、子育てで思った事だったり、子どもの関わりに関する気づきや呟きだったり…を、綴っております。
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蟹と紙芝居

蟹と紙芝居

我が家の裏は砂浜なので、ヒラメが居るのではないか?
で、あれば、釣りをしながら散歩するともしかしたら釣れるのでは?
と、長女が提案してきたので、釣竿を持って散歩に行くことにした。

たしかに家の裏は砂浜だが、かなりの遠浅で釣りに向いているかというと難しそうだ。
4月後半、佐渡ではヒラメが釣れるシーズンではあるけれど、まあ、まず釣れないだろうなあと思いながら投げてみる。

「私が巻く!」

と長女が

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子どもがいる世界だからこそ人は

子どもがいる世界だからこそ人は

自分と違う場所にいる人や、違うことをしてる人の話を聞いたり見たりする事ってやはり大事だと思う。

いつも新しい事に出逢わなくてもよくて「ああ、そうだったそうだった」とか立ち返る事もとても大事。
びっくりするくらい、繰り返される日常の中で色々な事が凝り固まっていくものだ。

当たり前を見直したり、癖になっている事を解きほぐしたり。それは、常にある環境の中では難しい。

では、とにかくあちこちに行く?

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研修後記

研修後記

長岡にて、青山誠さんの研修に参加。思えば対面の研修は久しぶり。研修はもちろんとても良かったし、その後の懇親会で、色々な保育者との話も楽しかったなあ。

話せば話すほどに、保育はやっぱり実践者というか、子どもの側にいる人のモノというか。

それをひしひしと感じる。

でも、だからって現場以外の保育に関わる人…例えば運営側の人であるとか、なんなら行政の人であるとか…というか、もう世の中全体の人が、こう

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たのしいよね。保育園。

たのしいよね。保育園。

ここにきて急に振り返るのだけど。

令和4年度は初めて園長として卒園式を迎えた年。
どんな卒園式がいいかなあと考えた。

「子ども達がやりたい式にしよう」というのはちょっと前からあって、それこそピカピカに飾られた椅子が出てきたり、同じ島内の卒園式とは結構違う、独特な卒園式はやっていたと思う。
個人的にはもっと突き抜けた式にしたい気もするが、悪ふざけみたいになってもなあと、押さえるところは押さえてい

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大人だって正解も知らなきゃ、未来も知らない

大人だって正解も知らなきゃ、未来も知らない

大人は見通しが立っているのだろうか。

見通しが立ってて「そのためにこうすべきだ!」と、例えば子どもたちに言ってきて、実際そうなったんだろうか。

まあ、なったりならなかったりだよねと思いつつ、だからこそ、そんなにやいのやいの言わなくてもいいのになあと思う。

まさに心配していた事が起きたりすると「それ見たことか!」と鬼の首を取ったように言う人がいるけど、それ、確率で言えばどのくらいなんだろ。大体

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大人になっていく人たちを見て

大人になっていく人たちを見て

4月になり、娘が小学校に進学したわけだが、なんというか、やっぱり小学生というのは結構大人…というか、人間社会の一員というか。

それは、通う本人はもちろんのこと、その保護者も「あ、人間社会に生きてるんだったわ」と思い出すような。

もちろん、娘に限らず、世の多くの子ども達とそれを取り巻く世界も同じなのかなあとは思う。

あの感じ。

人としての安心感が生まれるようでもあり、命としての危うさも感じる

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47歳になっても学んでばっかりです(「創るプロジェクト&佐渡マイプロ」の発表会に参加して)

47歳になっても学んでばっかりです(「創るプロジェクト&佐渡マイプロ」の発表会に参加して)

47歳の誕生日に「創るプロジェクト&佐渡マイプロ」の発表会のアドバイザーとして呼んでいただいた。
おかげさまで若い人たちの貴重な話を聞く事ができ、有難いことこの上ない。
声をかけていただいた地域おこし協力隊の五百川さんにも感謝しかない。

中・高・大学生の「やってみたい」や「解決したい」に取り組んだプロジェクトの発表だったのだけど「アドバイス必要?」と思うくらいの仕上がりで驚いた。

同じくらいの

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子どもの中にダンスを観る

子どもの中にダンスを観る

一糸乱れずに動くようなダンスがあまり好きではない。
誰が居るのか分からないし、そこにいない別の誰かや何かがチラつく。

もちろん、その作品を踊りきるにはその人でないと出来ないのだろうけど、この「自分無くし」みたいな事を、観るのもするのも、どうも僕は好きになれない。

個が見えてくるダンスがいい。
ソロもいいけど、揃ってなさそうなのに、なんだか揃って観えるのもいい。
個と個なのに、境界が無くなったり

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教育って。居場所って。

教育って。居場所って。

学ぶことは、人との関わりとはこんなにも楽しい。

社会に出てから思うことだ。

縁あって「上町しぜんの国保育園」の園内勉強会に参加させていただいている。
佐渡在住なので基本オンライン参加だが、毎回とても良い刺激をいただいている。

「研修とか勉強会に出てなんの意味があるのか?」
「出ると何かの答えがわかるのか?」
というような事を聞かれる事がある。

僕は、別に答えを求めているわけではない。
毎日

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そこにある空気を感じる

そこにある空気を感じる

川崎にある「川崎市子ども夢パーク」に見学に行ってきた。

ちょうど園の実践発表で神奈川県を訪れていたので、せっかく関東圏にいるならば…と思い連絡させていただき、見学の許可をいただいたのだ。
急なお願いにもかかわらず受け入れてくださって、さらに資料も沢山いただき、ありがとうございました。

一人でウロウロしている怪しげな僕に(ちゃんと『取材中』の札は首からかけていたけど)とてもフレンドリーに声をかけ

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その世界の入り口にはいつも子どもが居る

その世界の入り口にはいつも子どもが居る

そのままでいい。

だから、子どもや、子ども達に関わる人と話すのが楽しいのかもしれない。

どんどん枠にはまって、はめられて。
「正解」と「方向」を示されて。

そうだっけ?

と。

ところで、僕は一体何処の誰?
という所から、やっぱり抜け出したい。

それは、あの頃の真夜中の家出とか。
床一面に絵の具をぶち撒けてる時とか。
全部どうでも良くなって真っ白になって踊ってる時とか。
酩酊して正体を無

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ワーケーション中に(お盆休みとは言いたくない日々だったので敢えて)娘達と沢山一緒に過ごしたけど、大人の欲望が強いとお互いしんどいなぁと。

僕の事は、まあいいや、と思ってからはめっちゃ楽しかった。

なかなか、親子というのは難しいものだ。

職場の、親戚の、我が子を問わず、子どもと話した事とか、結構後で考える。
一瞬の関わりだったとしても。

その時の状況とか色々思い出して、なんなら書き出して、さて、それで良かったのだろうか?とか。

ちなみ、大人に対しては、どちらかというと事前のシュミレーションにウエイト置くなあ。

娘とは親子でありAちゃんと僕である

娘とは親子でありAちゃんと僕である

長女、水族館で初のプチ迷子。
迷子にプチも何もないと思うけど。

「まあ、大丈夫とは思うけど」と思いつつちょっと焦る。
なにしろ、ここ最近、誘拐だなんだという物騒なメールも話題になっているし。

で、”多分この辺りだなあ”と思った場所であっさり見つかり

「人の多い場所や、お出かけの時は目の届かない場所に行かない」

と約束する。

ところが、この後も一瞬迷子。
えー!なんで?約束したじゃん!とな

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