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えびはらあつし
2024年6月27日 20:12
「サクサクのパイ生地につつまれたとろけんばかりのカスタードがたまらんわ」ここはクアラルンプール。風が激しく吹き荒れ、スコールが降ってきた。近くにあったポルトガル料理のカフェバーで雨宿り。雨を眺めながら、わたしと妻は、エッグタルトをほおばっていた。日本でも、一時期はやったポルトガル発祥のスイーツは、マレーシアにかぎらず東南アジアでも以前として、大人気だ。というより、暮らしの中にがっちり入
2024年5月25日 11:31
「こんな、食材の組み合わせってありなんや!」食に保守的なタイ人が、こぞって通う革新的なタイ料理店があると聞いて、友人と行ってみた。5年前に一号店がオープンしてから、口コミで広まった人気は、衰えしらず。今や、バンコク市内に8店舗をかまえる。アメリカや日本からも声がかかっている勢いのある店だ。その店の名前は、Phed Phedタイ語で、辛いを意味する。その名のとおり、スパイシーな東
2024年5月5日 19:17
BBQの店、定休日やったわ。場所決まったら、またら連絡する。タイ人の友人から電話がかかってきた。日が沈んだにもかかわらず、うなだるような暑さと渋滞。わたしは、バイクタクシーで待ち合わせ場所に向かっていた。無秩序に入り乱れる車。そのすきまに、車体をねじ込むバイクタクシー。それでも、なかなか進まない。渋滞と暑さで、頭がどうにかなりそうだ。しばらくするメッセージが届いた。どうやらホテ
2024年2月15日 20:44
やっぱり、あの店しかないよね。プロイさんとオーさんは、互いの顔を見合わせてそう言った。友人にさそわれて、パーティに参加した。知らない人ばかりのパーティでいささか緊張したが、優しいご夫婦からおいしいヌードル屋を教えてもらい緊張の糸がほどけた。人見知りな私は、初対面の人たちと何を話そうかこまっていた。そうすると、友人がいきなり、タイのヌードル、すなわちクイッティアオについて話しはじめた。
2024年1月25日 16:55
えっ、グリーンカレーにちくわはありなん?本場のタイ料理が食べられると思っていたわたしは、がっつり日本の食材が入った、なんちゃってタイ料理にがっかりしたのだった。さかのぼること20年前。わたしは、大阪は堺市にあるとあるタイ人の家にお邪魔していた。その方の名前は、ヤイさん。友人のタイ語の先生であった。当時、わたしは、大学のフィールドワークで、在阪のタイ人の暮らしを調査していたのだ。イ
2024年1月14日 09:59
カレーとロティにも、相性があるんだよ。店員さんにそういわれて、ちょっとビックリした。カレーだったらなんでも合うと思っていたからだ。つい先日、インドの旅が急遽、キャンセルになった。仕事がはいってしまい、5年ぶりのインドも、泣く泣くキャンセル。行けないとなると、ますます行きたくなるのが、人間の性。仕方ないので、あることを思いついた。---- 近所のリトルインディアへいこう!
2023年11月25日 13:30
ホーチミン1区の名店「俺らが通っていた店の方がニセモノやったん?」5年以上通っていた店がニセモノだと分かって、空いた口がふさがらなかったホーチミンへ行く度に、かならず立ち寄る店がある1区のはずれにあるその店は、いつも地元の人で大賑わい日本人も、タイ人も、フィリピン人の友達もみんなその店が大好き。わたしの仲間内では、ちょっとした話題の店なのだカニの身がたっぷりはいったアツアツの春
2023年12月6日 00:07
アクシデントの朝「あのね、薬物所持の疑いで警察に捕まったんだ」まだ、辺りは暗いというのに、枕元の携帯電話が鳴り響いていた。タイ人の友人であるココから電話がかかってきて、飛び起きたその日、ポーランド帰りのソムチャイを空港に迎えに行って、モーニングをしようと約束していたお互い仕事が忙しくて、なかなか会う暇もなく、全員が揃うのは、仕事がはじまる朝の束の間だけだった寝ぼけていたので、何が何