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文章の書きかたを考える

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#文章の書き方

【永久保存版】「WORDS の文章教室」から学ぶ「まだ文章の書き方で消耗してるの?」

【永久保存版】「WORDS の文章教室」から学ぶ「まだ文章の書き方で消耗してるの?」

「note の魔術師」に何度か会ったことがある。

note を書けば名作を連発。
note の元ネタを Twitter でつぶやけばバズる。
文章からほとばしる熱は多くの人をとりこにする。
ところが、直接お会いしてみると、
小鹿のような優しい、包んであげたくなるような人。

そんな人がどうやって素敵な文章を note に綴っているのか。
本人に聞きに行こうかと思ったら、「WORDSの文章教室」と

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その文章に「サビ」はあるか

その文章に「サビ」はあるか

 おもしろい文章には「サビ」がある、と思った。

 曲で印象的な部分を「サビ」という。おなじように、文章にもちゃんと印象的な「サビ」があるか? 「これが言いたいんだ!」というメッセージがあるか? そこを意識するといいのではないか。

 そして、その「サビ」に向かって「イントロ」や「Aメロ」「Bメロ」を配置していくのである。

 こんな文章があったとする。

 今日は台風が近づいているからか、低気圧

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読みやすい文章は「デザイン」が優れている

読みやすい文章は「デザイン」が優れている

 村上春樹さんや林真理子さん、糸井重里さん、『嫌われる勇気』の古賀史健さん。彼ら彼女らの文章は、スルスルと読める。とっても読みやすい。

 その「読みやすさ」の正体ってなんだろう? と考えてみる。

 読みやすい文章は、パッとその文章を見た瞬間に「読みやすそう!」と思える。これは「文章の中身」というよりも「デザイン」に近いのではないかと思う。

 漢字とひらがなのバランス、改行の位置、「(会話文)

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おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

「おもしろい文章は、内容がおもしろい」という残酷な事実がある。

 もちろん、表現や言い回し、空気感などでおもしろさを伝えられる人もいる。しかしそれができるのは、作家など一部のプロフェッショナルだけ。下手にマネすると「さむいエッセイスト」みたいになる。

 プロの書き手ではないぼくたちが「おもしろい」と思われる文章を書くためには「内容で勝負する」必要がありそうだ。

 ただ、おもしろいと思われるよ

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一日の始まりと終わりを意識する「習慣」の作りかた

一日の始まりと終わりを意識する「習慣」の作りかた

誰しもさまざまな「習慣」を持っています。一方で、作りたい「習慣」というものも存在するでしょう。今回はとある方から「習慣」の作りかたを学び、行動に移す方法について考えを巡らせたいと思います。

ぼくは著者や編集者、ライターとしての顔を持ち合わせていますが、「書く」ことについて誰かに指導を受けたわけではありません。ただ、本を通して習った経験はあります。その中の一人にバトンズ代表の古賀史健さんがいます。

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「できない」を因数分解する

「できない」を因数分解する

昨日、TOEIC L&R 公開テストが実施されました。Twitter の感想を見ていると悲喜こもごもの状態です。特に、「できなかった」という声が本当に多い。ぼくは半年ぶりの受験だったのですが、やはり「できなかった」と思うところはあります。皆さんは、英語や TOEIC に限らず、「できない」と嘆いた経験はありませんか? 今回は「できない」という言葉について考えを巡らせてみます。

この「できない」

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あれこれ考えてやめるなら、書け。量は質を生み、スピードは熱を生む。

あれこれ考えてやめるなら、書け。量は質を生み、スピードは熱を生む。

最近、note にハマっています。というのも、note に面白いコンテンツを生み出している方がいるからです。今、一番気になっている方が最所あさみさん。どの note も「この値段でいいの?」と思わせるものばかりです。でも、ちょっと引っかかっていたことがありました。

「なんでこんなに面白いものを毎日のように書けるんだろう?」

正直に言うと、ちょっとした嫉妬です。

キャリアも違うし、扱っているネ

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伝えたいことがあるのに、発信できない人たちへ知ってほしいこと。

伝えたいことがあるのに、発信できない人たちへ知ってほしいこと。

話すように書く。

ぼくがブログや note やメルマガを書くときに大切にしていること。

本を出したことがない著者候補の方に次のように相談されることが多いです。

「自分は文章を書くのが下手で、どう書いたらいいかわかりません」
「何かおすすめの文章の書き方の本はありますか?」

そこで、ぼくが回答するのは「話すように書く」という一言。ただそれだけです。

「話すように書く」上で、ひとつポイントを

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