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よりぬきnote

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ジャンルは問わず、個人的に思い入れのあるnoteをまとめました。どれから読もうか迷ったら(そんな人いるのか…?)こちらからどうぞ
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記事一覧

「べき」を後回しにした週末

「べき」を後回しにした週末

どうしても金曜日で終わらない仕事があり持ち帰ることにした。
できるできる!だって2日もあるもの。
そう思っていた私はどこへ行った?
結局PCを立ち上げれたのは日曜日も21時を回ろうかというタイミングだった。

思考や作業の遅さを残業でカバーした一週間だった。
くたくたになりながら、夫に遅くなったことを詫び、ワンオペに感謝を伝え、温めなおしてもらった夕食を食べる。
大して子どもと話せぬまま、それでも

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さよならは少しさびしい

さよならは少しさびしい

本日は息子と、息子の靴を買いに。

さんざん迷ってなんとか購入する一足を決め、お会計をしようとしたところ『古い靴を下取りで値引き』という割引を発見。

息子に、この靴をお店の人にどうぞって置いて帰ったら、新しい靴少し安くなるんだって、どうぞしていい?と聞いてみると、難しげな顔をして黙り込みそっと頷いた。

よかった、と安心して店員さんに下取りをお願いして息子を見ると、まだ難しい顔をしたまま。
どう

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生き方が下手すぎる日

生き方が下手すぎる日

今日もうまく立ち回れなかったな、と後悔を飲み込んだまま帰宅の途についた。

高校からの友人なのに私は未だにどう振る舞うのが正しいのかわからない。
受け答え変じゃなかったかな、とか。
ずっと笑顔でいられたかな、とか。
うまく馴染めなくて気をつかわせなかったかな、とか。

みんながにこにこ笑って映る写真も、みんなかわいいのに私、かわいくないな。
服のチョイス間違えたな、髪の毛もカットしてから1カ月経っ

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特別な誰かになれなくても

特別な誰かになれなくても

プライベートでPCを久しぶりに触った。

仕事では使ってはいるけど、自宅に自分専用のPCは無い。今日も夫の仕事用のPCを借りている。

スマホよりも考えているスピードに近い速さで文字が打てるのでとても楽で、楽しい。あんまり楽しくて、本日2記事目のnoteだ。

スマホで長い文章を打つのは、夢の中で走りたいのに走れなくて水中をもがいているかのように体が前に進まない、あの感覚に似ている。

だから、今

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きみの大切なものは?

きみの大切なものは?

ニュース番組を見ながら夫と

『いくら親でも、成績が悪いからって子どもの大事なもの壊したり捨てたりはダメだよね…』
『私も自分の大切な漫画とかゲームとか、成績が悪かったとしても捨てられたらグレるわ…』
『手は挙げなくても、もう心を閉ざすよね』

などと話していた。

他人の話だと冷静になれる。
じゃあ、我が家は?



我が家いちばんの散らかし魔、もうすぐ4歳の息子。子ども部屋が無いので、いつも

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私の取り扱い説明書はどこですか

私の取り扱い説明書はどこですか

いつだって穏やかで、目を合わせながら子供の話をよく聞き、時々手を伸ばしてあげられるような母になりたい。

なのに私はすぐ疲れて『あー静かなところでごろごろしたい』と思ってしまう。

「ねぇねぇみて!」
「これよんで!」

との声に『今日は保育園のあと1時間半も広場で遊んだから、もう遊ぶ時間ないよー』『お母さん、せんなんこと、いーっぱいあるから無理無理ー!』とそっけなくあしらい、疲れた体を引きずって

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お母さんスイッチ

お母さんスイッチ

スイッチが切れてしまった。

私のお母さんスイッチ。

昨日の夜、晩御飯に天津飯ふたり分作って、食べ終わったくらいで切れた。

夫は仕事。

洗濯は…明日しよう。

お風呂は…入りたくないけど入らなくちゃ。でも入りたくない。

でろーんと長座布団に伸びたままごろごろ。

あんまり疲れたのでその後は息子にも「今日はお母さん終了しました。今はただのまみちゃんです。まみちゃんなのでもう何もしません」と宣

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明日が平和であるなんて神様は約束してくれないから

昨日は、Twitterにログインできなかった。

私はりっぱなツイ廃だ。

家事育児の合間に平日でもわりとTwitterに貼り付いている。
夫も内心呆れているだろうけどありがたいことに放置してくれている。
近所にママ友も昔からの友達もいない私には、Twitterのママたちが心の友なのだ。

でも昨日はTwitterを見ていられなかった。
ツイートを目で追う度悲しみがこぼれて止まらなかった。

TL

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ケーキを注文するかしないかの狭間で

ケーキを注文するかしないかの狭間で

本日、関西地方は全体的に寒空。
女子会(もうとっくに30歳は過ぎたが気分はいつだって女子だ)を大阪駅近くで行うということで、着込んでモッサリ女子にはなりたくない。

気温は寒くてももう5月前。

苦肉の策でインナーに極暖を仕込み、首まわりは義母にもらった謎のストール(たぶん花と蝶)を巻き付けて出掛ける。

今月はお小遣いを使いすぎたので早めに出掛けてランチ☆
とかは諦めた。
なので夫と息子が早々に

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息子の爆発と私の爆発、そして新年度1日め

息子の爆発と私の爆発、そして新年度1日め

最近息子のお絵かき意欲が爆発している。

この約3年と9ヶ月の間、息子のために買った「さんかくクーピー」は、私たち夫婦が息子に「かいて」と言われた新幹線やトーマスを描くために存在してたようなものだったのに、ちょっとしたきっかけでどんどんひとりでお絵かきするようになった。

いつも「○○かいて」と言われるのが楽しくなくて(だって私は別に「こまち」も「はやぶさ」もべつに描きたくないし)、ひとつふたつく

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あたらしい「かがやき」色のくっく

あたらしい「かがやき」色のくっく

わが家の息子の素直さに、時々心配になり、申し訳なくなる時がある。

きのう、息子の靴を買いにイオンモールへ出かけた。
6月に買った15.5センチのスニーカーがそろそろきつくなっているころ。
息子に「くつ、痛くない?」と聞いても「いたくない」というばかりで、ほんとかどうかいまいち信じられず1、2週間くらいハラハラしていた。

いつも行くこどもの靴の専門店で、機械に乗り足のサイズを測って貰うと15.3

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あわてんぼうのサンタクロース

あわてんぼうのサンタクロース

そういえば最近、童謡を歌っていない気がする。

そう気付いて、寝る前にYouTubeでクリスマス関連の子供向けメドレーを探してかけてみた。

息子は思いのほか気に入ったようで、ひとつひとつ「息子くん、これしらない」と言ったり、一緒に体を揺らしてみたり、真剣な顔して私の口元をじっと見たり、頑張ってそっと口ずさんでみたりと、楽しそうだった。

「あわてんぼうのサンタクロース」は保育園で歌っているらしく

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好きな遊びと苦手な遊び(主に母が)

好きな遊びと苦手な遊び(主に母が)

新しい年も始まったことだし、できるだけ毎日note更新できるように頑張ってみよう。
そう思った1月1日からあっという間に日は流れ。

こうやって今年も有限不実行になってしまうんだろうかと、年明け早々自分にがっかりしてしまう。

去年の1番の有限不実行は「FP2級取得を目指した学習」。
これは酷かった。
テキスト10ページも読んでいないのではと思う。
とりあえず、毎日ページを開く所からやるしかない。

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芸大卒ということ

芸大卒ということ

関西のとある芸術系大学を卒業した。
大概芸大卒であると知ると「すごいね」とか「かっこいい」とか言われる。

そう言われるたび、私は「へへっ」と曖昧に笑って言葉を濁す。

「すごいこともかっこいいことも、全然してない毎日なんです」

心の中で、奥の方で、いつでも私はちょっと泣きたくて、恥ずかしくて、自分で自分が嫌いに…たぶん、少しずつ、嫌いになってしまうのだ。



造形学科の洋画専攻。

高校時

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