全くボロボロだったのだけど 口から出たのは違う言葉 「今日は本当にいい天気」 どれほど言葉を重くしようとも バクテリアが子孫の私たちにとって 我々の軽さは変わらない…
とまる とまる 全部とまる 換気扇の羽 橋を流れてゆく電車 蛇口から駆け出す水道水 一点に集まっていく鳥たち 手から滑り落ちるコーヒーカップ 跳ねて宙に浮かぶあの子 殴…
とんでもねぇ とんでもねえ 荒野に立つ あたたけぇ あたたけぇ 闇の中のポケットの手 皆が寝静まっているとき、 私たちは目覚めていよう とんでもねぇ荒野の 物語を生き…
私は 怒っている。 心底、燃える。 冷え切った暗い海の底でも 一番奥の おく マグマの心に近いところでは ぐつぐつと沸騰しているはずだ。 街を破壊し 食べ物を奪い 人々…
鳥、 悲鳴美しすぎて 草花は揺れることも 忘れてしまった 人が腐り 村が焼け 森が消えた もう一度、 美妙な 腸の深いところから来る アッという つんざき 世界が目の前…
ものごとの始まり そのままおままごと おとなだけが 知らんこと ここが混濁 まったくもって、 春 #poem
姜アンリ
2024年4月2日 16:02
全くボロボロだったのだけど口から出たのは違う言葉「今日は本当にいい天気」どれほど言葉を重くしようともバクテリアが子孫の私たちにとって我々の軽さは変わらないその存在、そのちっぽけさを直視することに私たちは耐えられないだからこんな春風が吹く日は気をつけなければ空に舞ってしまうだろう戦争で灰になってしまった身体のようにそこで私たちは自らを着飾り一つにまとめて腰を落
2024年1月20日 12:43
2024年1月12日 17:31
とまるとまる全部とまる換気扇の羽橋を流れてゆく電車蛇口から駆け出す水道水一点に集まっていく鳥たち手から滑り落ちるコーヒーカップ跳ねて宙に浮かぶあの子殴られそうなあなた頬に当たる空気抵抗震える粒子私の心臓のもうひと打ちここで時間は罠にはまった誰もが惹きつけられては逃れるものはいないっていうあの暗闇けど結晶化なんて綺麗すぎわたしいやだ願わくば
2023年12月24日 00:18
とんでもねぇとんでもねえ荒野に立つあたたけぇあたたけぇ闇の中のポケットの手皆が寝静まっているとき、私たちは目覚めていようとんでもねぇ荒野の物語を生きる一本の野草のように #荒野 #詩 #ポエム #詩集 #poetry #poem
2023年12月18日 16:50
私は怒っている。心底、燃える。冷え切った暗い海の底でも一番奥のおくマグマの心に近いところではぐつぐつと沸騰しているはずだ。街を破壊し食べ物を奪い人々を瓦礫の下に埋め灰色の石にしたとしても忘れてはいけない、あなた方にわたしたちが見えないから、聞こえないからといって私たちを消し去ることはできないとわたしたちは冷めない熱となって畏怖すべき自然現象としてまた
2023年4月6日 18:12
鳥、悲鳴美しすぎて草花は揺れることも忘れてしまった人が腐り村が焼け森が消えたもう一度、美妙な腸の深いところから来るアッというつんざき世界が目の前で裂けては黒い口を開けて待っている私、待ってましたといわんばかりジャケットを脱ぎ捨て飛び込んだ
2023年4月1日 17:35
ものごとの始まりそのままおままごとおとなだけが知らんことここが混濁まったくもって、春 #poem