ANITU

なんかたくさんしてます

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あるく

花の顔が変わろうと、風の香りが変わろうと、星の色どりが変わろうと。 わたしは歩いていく。 21個の1等星、一番明るいのがシリウスだって知ったのはいつだっけ。 あいつは…

ANITU
1年前
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いつものように。

 風は強く吹いている。木の葉が舞い散り、前髪が少し乱れるようなそんな日だ。いつものように身支度をする。歯を磨き、顔を洗い、寝癖をなおす。服を選び、いつものように…

ANITU
2年前

沢山の色

少し私の話をさせてほしい。 私は「共感覚」を持っている。しかし私の共感覚は一般的なものとは違うのだと思う。 一般的な共感覚は「文字や数字を色として知覚する」とい…

ANITU
2年前
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いじめの未来

ある日、大学で教育心理学の授業があった。そこで、先生がこんなことを言った。「先生がいじめはなくならないなんて言ってははいけない」と。 確かにそのほうが美しいなと…

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2年前
3

寂しいだけ

最近すごく寂しくなる。以前までは孤独なんて屁でもないくらい一人でいることになんの疑問も違和感もなかった。 大学生になってまた友達が嬉しいことに増えた。 でも、僕…

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3年前
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雨の仲

私はいつも、夜にギターを引きに近くの公園に行く。ほぼ毎日いくので日課と言っていいだろう。 先日のことだ。私はいつものように風呂上がりにギターを片手に表に出た。外…

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3年前
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喋らない子供

私はボランティア活動をしている。その時に一人の少年に出会った。その子をAくんとしよう。その子は家ではお母さんとたくさん話しをするのだが、いざ、他人と一緒になると…

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3年前
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山笑う

「山笑う」という季語がある。これは春の季語で、春に咲く花たちの新芽が出てきて、咲いていく様子を詠った言葉です。 大学の国語の授業でこの季語を使って俳句を作りまし…

ANITU
3年前
2

はじめまして!

まずは、自己紹介といきましょうか。ANITUと言います! 教育系の大学で教員を目指しつつ、いろんな活動をしています。ギターを弾いたり、歌を歌ったり、曲を書いたりしたの…

ANITU
3年前
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あるく

あるく

花の顔が変わろうと、風の香りが変わろうと、星の色どりが変わろうと。
わたしは歩いていく。
21個の1等星、一番明るいのがシリウスだって知ったのはいつだっけ。
あいつは一番なのに、影の中で脇役顔。
姫路市の市花はサギソウだって知ったのはいつだっけ。
あいつは、一番ではないかもだけど、立ち姿は主役顔。
いつ拾ったか忘れた私の道の拾い物

いっぱい集めてわたしは歩いてく、

おおきいものも、ちいさいもの

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いつものように。

いつものように。

 風は強く吹いている。木の葉が舞い散り、前髪が少し乱れるようなそんな日だ。いつものように身支度をする。歯を磨き、顔を洗い、寝癖をなおす。服を選び、いつものように学校に行く。 待ちゆく人の顔も覚えてしまいそうになっている。いつも挨拶してくれる人も変わらない。

 蝶々はいつものようにパタパタと羽を羽ばたかせながら、まるでそこに行くと決まっているかのようにやどりぎに止まる。

金魚たちは、餌が来るとわ

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沢山の色

沢山の色

少し私の話をさせてほしい。

私は「共感覚」を持っている。しかし私の共感覚は一般的なものとは違うのだと思う。

一般的な共感覚は「文字や数字を色として知覚する」というものだ。例えば「1」は青色。「あ」は黄色とか・・・

しかし、私の共感覚は「人の姿を色として知覚する」ものなのだ。この感覚を持っている人に私は出会ったことはない。声とか仕草とか癖とか、人のあらゆる要素から、その人の色が見えるというもの

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いじめの未来

いじめの未来

ある日、大学で教育心理学の授業があった。そこで、先生がこんなことを言った。「先生がいじめはなくならないなんて言ってははいけない」と。

確かにそのほうが美しいなと私も感じた。だが、そんなに世の中が甘くはないことを私達は認識しているはずだ。

現実は残酷だ。現代社会において、学校におけるいじめは激化している。今後いじめがなくなるなんてビジョンは誰の目にも見えてはいないだろう。

そのくらい、誰も学校

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寂しいだけ

寂しいだけ

最近すごく寂しくなる。以前までは孤独なんて屁でもないくらい一人でいることになんの疑問も違和感もなかった。

大学生になってまた友達が嬉しいことに増えた。

でも、僕には一つ決定的な弱点がある。それは、僕が驚異的なまでの変人だということだ。

私はものすごい気分屋で、いつも自分の感情の赴くまま。自由に物事を考えたり、行動する。

それを他人が理解しようとするのは、とてもむずかしい。それは仕方のないこ

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雨の仲

雨の仲

私はいつも、夜にギターを引きに近くの公園に行く。ほぼ毎日いくので日課と言っていいだろう。

先日のことだ。私はいつものように風呂上がりにギターを片手に表に出た。外は私が思った以上に雨が降っていた。

いつもと違い、傘をさしてギターを担ぐ。歩く時にギターに傘が引っかかって大変だった。

いつも私は決まったところでギターを弾く。なぜだかわからないがそこはとても落ち着くのだ。

そこはドーム状の屋根があ

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喋らない子供

喋らない子供

私はボランティア活動をしている。その時に一人の少年に出会った。その子をAくんとしよう。その子は家ではお母さんとたくさん話しをするのだが、いざ、他人と一緒になると緊張からか、自分から声を出して会話することはない。だが、その子は活動時は誰よりも楽しく過ごしている。

私達は子供と一緒に自然の中で遊ぶ活動をしている。子供は幅広い年齢層を対象としていて、大体同じ年齢層がグループとなるように我々も工夫してい

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山笑う

山笑う

「山笑う」という季語がある。これは春の季語で、春に咲く花たちの新芽が出てきて、咲いていく様子を詠った言葉です。

大学の国語の授業でこの季語を使って俳句を作りましょう。といった課題が出た。正直めんどくさい気持ちがあったが、なんだかそれが私は性に合っていた。

私は趣味でギターをして、詩を書いたりするのだが、その中で私が大事にしているのは「気づき」だ。何かを感じたという気づき。

私は感情を言葉に表

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はじめまして!

はじめまして!

まずは、自己紹介といきましょうか。ANITUと言います!
教育系の大学で教員を目指しつつ、いろんな活動をしています。ギターを弾いたり、歌を歌ったり、曲を書いたりしたのをインスタに投稿したり、写真を撮りにいろんなところを旅したり、ボランティア活動をしたりしています。今は塾の先生のバイトもしています。

自由を何よりも大事にする性格です。どうでもいい人に行動を制限されるとブチギレますw

楽しいこと、

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