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いじめの未来

ある日、大学で教育心理学の授業があった。そこで、先生がこんなことを言った。「先生がいじめはなくならないなんて言ってははいけない」と。

確かにそのほうが美しいなと私も感じた。だが、そんなに世の中が甘くはないことを私達は認識しているはずだ。

現実は残酷だ。現代社会において、学校におけるいじめは激化している。今後いじめがなくなるなんてビジョンは誰の目にも見えてはいないだろう。

そのくらい、誰も学校教育に対して期待していないのだ。

私はこう思った。「確かに、いじめがなくならないなんて言うべきではない。けど、なくなるなんてどうしても思えない。だから、いじめがなくなるようにする努力はやめてはいけない」と。

現代の方では「校則」は「法律」で決めることはできず、校則は比較的自由に決められる。だから「ブラック校則」と呼ばれるものがあるというのも事実だが、それを逆手に取ったいじめに対する処置を校則化するというのはどうだろうか?

皆がこうした「いじめの未来」について考えなくてはならなくなった時代が来たということを、何より認知しなければならない。



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