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エッセイ・コラム・ショートショート等々

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ヘッダー画像は尊敬するナンシー関さんの著書です。
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2023年8月の記事一覧

【エッセイ】100円の決意

【エッセイ】100円の決意

noteは私にはとても使いやすい、優しいツールだ。
ほとんど最低限の機能しか使えていないけど、文章を書いて発信出来ているからそれでいい。
(もっと勉強してルビや目次、フォント使い分けなどなど体得したいが)

仙台育英高校野球部の須江監督(先生)の「環境が人をつくる」という言葉に背中を押されたのもあるが、noteの創作大賞応募期間も過ぎ、新たに書いた記事を全文公開の有料化にしてみた。

そう、ここが

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【エッセイ】あるか?私の延長戦

【エッセイ】あるか?私の延長戦

朝目覚めた時から右のこめかみが痛い。
偏頭痛と呼ぶには軽めなので薬は飲まず様子をみている。
大抵左が痛む方なので、あら、珍しやとそんなことを考えているんだからわけないやと。

そんな微不調な一日のスタートと同時に体は自然とテレビの電源をいれている。
高校野球準々決勝の日。
今年は最後まで見届けると別に決めたわけじゃないけど、結果的にみてしまっている。
生まれてはじめてこんなに高校野球(甲子園)をみ

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【エッセイ】忘れえぬ上司

【エッセイ】忘れえぬ上司

底抜けに明るい上司がいた。
かつて派遣として働いていた会社に大柄で大食いで2リットルのペットボトルのミネラルウォーターを垂直にグイグイゴクゴクとラッパ飲みした後すぐに冗談を言ってガハハと重低音で大笑いする私より3つか4つ歳上の男性社員がいた。
その性格の明るさの底抜け具合は底なしだった。
私にはその上司が「少年アシベ」に出てくる体育教師の天堂先生と重なってみえていた。(以下天堂さんと呼ぶ)

学校

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【エッセイ】甲子園、夏、髪

【エッセイ】甲子園、夏、髪

100年以上の歴史をもつ全国高等学校野球選手権大会(以下高校野球と称する)

この高校野球に私はこどもの頃から掴みどころのない不思議を感じていた。
それは、高校生の部活動で高校野球だけは違う世界軸にいる気がしていたことだ。別格よりも異世界感。

サッカーやバスケや他のスポーツの全国大会とは別の世界線で歴史を刻んできた感覚。

甲子園という神話。

なんなら高校球児たちは一般の高校生ではなく、甲子園

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【エッセイ】そんなことと言うなかれ

【エッセイ】そんなことと言うなかれ

数字に執着するわけではないが、私の「希望と不安」の不安をやわらげてもらうにはこの数字の存在は大きかった。
というのもYou Tubeに自作の詩集を朗読してもらい公開という生まれてはじめての経験は私なんぞにしてみたら超がつく大冒険であった。

正直ここ数日の心持ちは不安がまさっていた。
もちろん希望で体内の細胞は活性化して過ぎゆく時の流れも輝いていた。

私が強く望み願って西村さんに朗読していただく

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