赤岡典明

面白い物語を作れるような脚本家を目指して。 「軍団うれるーぞ」で脚本してます。 お笑い…

赤岡典明

面白い物語を作れるような脚本家を目指して。 「軍団うれるーぞ」で脚本してます。 お笑い芸人「号泣」をやっています。

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固定された記事

3× 第一話

あらすじ 篠塚喜助30歳は殺人者である。自分が許せないと思った人物は殺してしまう。しかし、すぐに殺すわけではない。喜助も我慢はする。その我慢は3回まで。メモを取る。…

赤岡典明
3週間前
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恋通信:携帯電話のあるなしでどう変わる?

僕は携帯電話がある時代、ない時代を両方経験しています。 そこで、恋におけて携帯電話は必要か?必要ではないか?を考えてみようと思います。 携帯電話がある時代の恋、…

赤岡典明
20時間前
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夜中はなぜネガティブになるのか?

夜中はなぜネガティブになるのか? 誰もが経験あることです。 これにはいくつかの理由が考えられます。 ●夜になるとセロトニンという幸せ物質の分泌が減少するため、気…

赤岡典明
1日前
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7番サードショート

サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が日米通算200勝を達成したということで。 凄いことなのですが…。 対戦相手はアトランタ・ブレーブスでした。 その選手の中…

赤岡典明
2日前
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腕立てが一回もできなかった

衝撃なタイトルを書かざるを得ない状態でして。 自分でもまさかという思いがあり、今でも信じられないのですが、事実でございまして。 昔からそうなんですが、胸板に肉が…

赤岡典明
3日前
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愛猫という読み方のピンとこなさ

愛猫はあいびょうと読みます。 全日本人ピンときませんよね? 「びょう」ってなんでしょうか? 「あいねこ」でいいじゃないかと思いますが、愛犬が「あいけん」と音読みな…

赤岡典明
6日前
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AIのフィードバックは正しいのか?

note創作大賞が書き終わりました。 『3×』というタイトルです。 あらすじ 篠塚喜助30歳は殺人者である。自分が許せないと思った人物は殺してしまう。しかし、すぐに殺す…

赤岡典明
7日前
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3× 最終話

喜助を捕らえた吉川は興味深い名前を出した。 「赤沼という人物を知っているね?」 喜助は驚いた。「なぜその名前を?」 「私は赤沼を追っていた。あいつも君と同じ猟奇的…

赤岡典明
8日前
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3× 第十二話

夜の倉庫は静まり返っていた。 ただ一つ、外灯がぼんやりと光を放っている。その光の中で、喜助はコーヒーを片手に設計図を眺めていた。 コーヒーをすする度にゆいの思い…

赤岡典明
9日前
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3× 第十一話

朝の光がマンションの外観を照らし、静かな住宅街にパトカーが停まっている。 喜助はリビングのソファに座り、窓から差し込む朝日を背にしていた。 吉川は彼の前に立ち、…

赤岡典明
10日前
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3× 第十話

あの事件の夜、家でゆいはうつむいて座っている。 その前にはマキが仁王立ちで顔を赤くしていた。 そんな状況で喜助が帰ってきた。 「ちょっとあなた、どこに行ってたの?…

赤岡典明
13日前
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3× 第九話

朝の光が校舎の窓ガラスに反射してキラキラと輝いている。 中学校の生徒たちの賑やかな声が校庭に響き渡り、新しい一日の始まりを告げている。遠くの運動場では、体育の授…

赤岡典明
2週間前
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3× 第八話

暗闇に包まれた倉庫は、古びた木造の壁と錆びた鉄の屋根で覆われていた。月の光が僅かに差し込む中、赤沼整備のトラックが静かに到着した。 赤沼は倉庫に足を踏み入れ、壁…

赤岡典明
2週間前
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3× 第七話

赤沼はコップの水を勇助に頭からかけた。 目を覚ました勇助は、自分も十字架に縛られていることを瞬時に判断した。 「あなた」同じく十字架に縛れている好美が声をかけた…

赤岡典明
2週間前
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明日、十字架サイコロデスゲーム

さて、ゴールデンウイークが終わったのかわかりませんが、僕はずっとnote創作大賞のホラー小説を書いています。 只今、現時点では、第六話まで公開しました。 こちらにあ…

赤岡典明
2週間前
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3× 第六話

赤沼はインターフォンを押した。 しばらくして、喜助の母、好美がドアを開けた。 「赤沼整備と申します」と、赤沼は自己紹介した。 「あ、どうぞ」好美の声は、夫の不機嫌…

赤岡典明
2週間前
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3× 第一話

3× 第一話

あらすじ
篠塚喜助30歳は殺人者である。自分が許せないと思った人物は殺してしまう。しかし、すぐに殺すわけではない。喜助も我慢はする。その我慢は3回まで。メモを取る。そして×が3つ並んだら殺すのだ。

なぜこんな人間になったのか?それは15年前のこと。赤沼光一郎45歳に出会ったからだった。

喜助は父親にDVを受けていた。母親も父親の味方。それを許せなかった赤沼。赤沼はそういうものを許せない。しかし

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恋通信:携帯電話のあるなしでどう変わる?

恋通信:携帯電話のあるなしでどう変わる?

僕は携帯電話がある時代、ない時代を両方経験しています。

そこで、恋におけて携帯電話は必要か?必要ではないか?を考えてみようと思います。

携帯電話がある時代の恋、ない時代の恋のメリットデメリットはなんでしょうか?

携帯電話がある時代の恋のメリット

即時性: いつでもどこでも連絡が取れるため、すぐに相手の安否がわかり、感情を共有できます。

便利さ: デートの計画や変更が容易で、遠距離恋愛でも

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夜中はなぜネガティブになるのか?

夜中はなぜネガティブになるのか?

夜中はなぜネガティブになるのか?
誰もが経験あることです。

これにはいくつかの理由が考えられます。

●夜になるとセロトニンという幸せ物質の分泌が減少するため、気分が沈みやすくなるということです。

●夜は活動が少なくなり、静かであるため、日中は気にならなかったことが頭に浮かんできやすく、反芻思考(グルグルと同じことを考え続けること)が起こりやすい状態になります。

●夜は「マインドワンダリング

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7番サードショート

7番サードショート

サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が日米通算200勝を達成したということで。
凄いことなのですが…。

対戦相手はアトランタ・ブレーブスでした。
その選手の中で、ザック・ショートという選手がいます。
そのショートがサードを守ってました。
7番サードショートです。
ちょっと「ん?」ってなりますよね?
ダルビッシュの200勝より気になっちゃいますよね?

こういうことってありますよね。
何でそ

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腕立てが一回もできなかった

腕立てが一回もできなかった

衝撃なタイトルを書かざるを得ない状態でして。
自分でもまさかという思いがあり、今でも信じられないのですが、事実でございまして。

昔からそうなんですが、胸板に肉が付かなく、今も薄っぺらい上半身をしています。
なので、もともと腕立て伏せはあまりできませんでした。
頑張って10回くらいでしょうか。

その代わりと言ってはなんですが、腹筋は何回でも出来ました。
何も辛くなかったです。
息を吸うように、腹

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愛猫という読み方のピンとこなさ

愛猫という読み方のピンとこなさ

愛猫はあいびょうと読みます。
全日本人ピンときませんよね?

「びょう」ってなんでしょうか?
「あいねこ」でいいじゃないかと思いますが、愛犬が「あいけん」と音読みなので「あいびょう」だと思います。

しかし、「びょう」読みはどこで使うのでしょうか?
調べてみましょう。

成猫 (せいびょう): 精神的にも肉体的にも成長した猫のこと。

怪猫 (かいびょう): 化け猫のこと。

猫額大 (びょうがく

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AIのフィードバックは正しいのか?

AIのフィードバックは正しいのか?

note創作大賞が書き終わりました。
『3×』というタイトルです。
あらすじ
篠塚喜助30歳は殺人者である。自分が許せないと思った人物は殺してしまう。しかし、すぐに殺すわけではない。喜助も我慢はする。その我慢は3回まで。メモを取る。そして×が3つ並んだら殺すのだ。

なぜこんな人間になったのか?それは15年前のこと。赤沼光一郎45歳に出会ったからだった。

喜助は父親にDVを受けていた。母親も父親

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3× 最終話

3× 最終話

喜助を捕らえた吉川は興味深い名前を出した。
「赤沼という人物を知っているね?」
喜助は驚いた。「なぜその名前を?」

「私は赤沼を追っていた。あいつも君と同じ猟奇的な殺人者だ。しかし、ある時期から急に殺人が止まった。その時期とは、15年前の篠塚夫婦十字架殺人だ。その夫婦には息子がいた。それがあなたですね。喜助さん」

警察がまさか赤沼のことをそこまで知っていたとは気づかなった。喜助は疑問に思う。何

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3× 第十二話

3× 第十二話

夜の倉庫は静まり返っていた。
ただ一つ、外灯がぼんやりと光を放っている。その光の中で、喜助はコーヒーを片手に設計図を眺めていた。

コーヒーをすする度にゆいの思い出が蘇る。

施設で一人で遊んでいるゆい。しかしその姿は寂しいとか悲しいとか、そんな雰囲気はない。ただ一人で熱中している。それが本来の彼女の姿だ。
それを大人が無理矢理、人の輪に入れようとする。
人の輪に入った方が寂しいそうだ。

そんな

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3× 第十一話

3× 第十一話

朝の光がマンションの外観を照らし、静かな住宅街にパトカーが停まっている。

喜助はリビングのソファに座り、窓から差し込む朝日を背にしていた。
吉川は彼の前に立ち、静かに話し始めた。
「ご主人は、朝帰ってきて寝室で死んでいる奥さんを発見したと」
吉川の声は穏やかだったが、その目は何かを探るように鋭い。
喜助はうなずいたが、その手はわずかに震えていた。

「いつも朝帰りするのですか?」
吉川の問いかけ

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3× 第十話

3× 第十話

あの事件の夜、家でゆいはうつむいて座っている。
その前にはマキが仁王立ちで顔を赤くしていた。

そんな状況で喜助が帰ってきた。
「ちょっとあなた、どこに行ってたの?ずっと電話してたんですけど?」とマキは喜助にもチクリと言った。

「あーちょっとな。何かあったのか?」と喜助が言う。
「ゆいよ」マキは視線を鋭くゆいに向けた。

「ゆいがどうした?」
「男の子に暴力」
「暴力?」喜助は疑問に思った。

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3× 第九話

3× 第九話

朝の光が校舎の窓ガラスに反射してキラキラと輝いている。
中学校の生徒たちの賑やかな声が校庭に響き渡り、新しい一日の始まりを告げている。遠くの運動場では、体育の授業が始まる準備で、ボールが跳ねる音が聞こえてくる。

2年3組の教室では、朝のざわめきでいっぱいだ。生徒たちは入ってきては、友達と話したり、笑ったりしている。

しかしゆいは違った。彼女はいつものように窓際の席に座り、外を見ている。
誰も彼

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3× 第八話

3× 第八話

暗闇に包まれた倉庫は、古びた木造の壁と錆びた鉄の屋根で覆われていた。月の光が僅かに差し込む中、赤沼整備のトラックが静かに到着した。

赤沼は倉庫に足を踏み入れ、壁に取り付けられた古いレバーに手を伸ばした。彼がレバーを引くと、蛍光灯が一斉にチカチカと点灯し始め、やがて倉庫全体が明るい光で満たされた。
「入っておいで」

ゆっくり喜助が入って来た。警戒心と恐怖心が混ざりながら。
ただ別に拘束されている

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3× 第七話

3× 第七話

赤沼はコップの水を勇助に頭からかけた。
目を覚ました勇助は、自分も十字架に縛られていることを瞬時に判断した。

「あなた」同じく十字架に縛れている好美が声をかけた。
「修理屋?何のマネだ?」威勢よく勇助は言う。

「さきほど、奥さんに説明したんで、省略させてもらっていいですか?」
赤沼はそういったが、面倒くさいけど仕方ないという表情で説明する。
「まあ、簡単に言いますと、DVの夫に罰を与えるという

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明日、十字架サイコロデスゲーム

明日、十字架サイコロデスゲーム

さて、ゴールデンウイークが終わったのかわかりませんが、僕はずっとnote創作大賞のホラー小説を書いています。

只今、現時点では、第六話まで公開しました。
こちらにあります。

『3×』というタイトルですが。
簡単に言うと、主人公がそいつにムカついたら「×」を付けます。
その「×」が3つになったら殺すという物語です。
レトロゲームの3機死んだらゲームオーバーみたいなもんでしょうか。

まあ、殺すと

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3× 第六話

3× 第六話

赤沼はインターフォンを押した。
しばらくして、喜助の母、好美がドアを開けた。
「赤沼整備と申します」と、赤沼は自己紹介した。
「あ、どうぞ」好美の声は、夫の不機嫌さを予感させるような低さだった。

リビングには喜助と父の勇助が座っていた。
勇助の手には、昼間から空になった酒瓶が握られている。
壁は古びた黄色で、家具は使い古された感じがあり、部屋の隅には未修理のテレビが置かれていた。

「こちらです

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