あづまきよし

脱サラしてフリーランスのライターになり、実用書を中心に約80冊手がける。過労によりダウ…

あづまきよし

脱サラしてフリーランスのライターになり、実用書を中心に約80冊手がける。過労によりダウンしたのを機にリタイア。競馬でいえば第4コーナーに入った年齢なので、本に書けなかった話や好きなこと(旅、歴史、サッカー、オカリナ)を書き残しておきたい。

記事一覧

オカリナととても相性のいいギター

ほぼ日課となっているYouTubeのオカリナ動画検索。「オカリナとギター」というワードで検索していたら素敵な演奏に出会いました。 オカリナとギターのデュオ「Shana(シャ…

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カレイシュウ嫌い、ニンチショウ怖い

「これ、読んでみて。いいこと書いてる」 日頃から私の健康管理にうるさい妻が持ってきた『91歳の現役医師がやっている 一生ボケない習慣』(ダイヤモンド出版)。著者は…

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パステルカラーの“アイドル花”

花ごよみ by Ocarina ⑤ 「赤いスイートピー」 日本人が好きな花は一般的に“軽白淡小”といわれます。 濃艶な花より、小さくてかわいい、淡い色調の花が好まれるよう…

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2023年の初めに『鳥の歌』を聴く

正月三が日をゆったり(ダラダラ)と過ごし、令和5年の初noteです。 せっかくなので、今年の抱負を書こうと思うのですが、昨年末、note編集部から私の「2022年の記録」が…

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忘れがたきは“シジミラーメン”

年の瀬の1 週間、仕事で沖縄・石垣島へ行ったおり、ホテルの近くにあった食堂で「八重山そば」を食べました。 八重山そばは、大きなくくりでは「沖縄そば」。そば粉ではな…

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ふるさとに歌あり②

空前のヒットを生んだ「運命的な出会い」「南国土佐を後にして」(高知県高知市) 人が生きていくなかで「運命的な出会い」って必ずあります。 親友、恋人、人生の師など…

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私の好きなビジネスホテル

仕事で名古屋に1週間滞在しています。宿泊しているのはビジネスホテルです。室内はいつも綺麗で快適。無料のwifiが使えるので、仕事を終え一息ついたら、持参のノートPCで…

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パワフルでダンディな“声量おばけ”

北海道へ先月出張したおり、北見市周辺の地図を見ていて湖の多いことに気づきました。阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、網走湖、知床五湖……点在する湖のなかに「サロマ湖」を見…

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年の瀬を華やかに演出する

花ごよみ by Ocarina ④ 「シクラメンのかほり」 年の瀬になると花屋さんの店先に華やかなシクラメンの鉢花が並びます。 冬に本格的な花期を迎え、厳しい寒さのなかを…

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ガンバレ!〝森保ジャパン〟

北見から稚内に移動、その時間なんと9時間20分。改めて北海道は広いと実感しました。 最北端のまち稚内について触れる前に、11月23日におこなわれたサッカーW杯カタール大…

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北見のハッカに感じた「明治の残影」

初めて訪れた北海道北見市は、予想していたより開けたまちでした。 北海道の東部、大雪山国立公園・石北峠からオホーツク海まで東西に110kmという、北海道で広い自治体…

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人生は紙飛行機、風(運)まかせ?

仕事で久しぶりに北海道行きが決まり、航空券はピーチで手配しました。 「空飛ぶ電車」をコンセプトにしたLCC(ロー・コスト・キャリア)の日本での先駆け、それがピー…

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日本の秋をいろどる驚異の色彩美

花ごよみ by Ocarina ③ 「紅葉」 日本映画を代表する小津安二郎の『秋刀魚の味』。妻に先立たれた初老の父親(笠智衆)と婚期を迎えた娘(岩下志摩)との関わりを描い…

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名前を憶えて呼び合いましょう

挨拶をしない若者が増えているとか、ほんとうなのかな。私の身の回りにはいません。というより、挨拶するとき相手の名前をつけて「おはようございます、○○さん」という青…

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音楽における秋の色は“さびしさ”

秋の行楽シーズン。全国旅行支援も加わり、各地の観光地は賑わってます。 テレビのニュース映像をみていてわかるのは、世の中が確実に「秋色」になっているということ。紅…

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これからも歌い継ぎたい「鉄道の歌」

何年前だったか、明治の文豪・森鴎外の生家のある津和野を訪れたとき、JR津和野駅前に黒山の人だかりができていて、何だろうと思ったら、停車中のSL(蒸気機関車)の前…

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オカリナととても相性のいいギター

オカリナととても相性のいいギター

ほぼ日課となっているYouTubeのオカリナ動画検索。「オカリナとギター」というワードで検索していたら素敵な演奏に出会いました。

オカリナとギターのデュオ「Shana(シャナ)」さんのコンサートです。時期的(2021年10月3日)にコロナ禍の真っ只中なので無観客のライブ配信です。

ギタリストの原健太郎さんの伴奏でオカリナを吹く妻の麻由子さん。澄んだ音色が響き渡り、なんともいいですね。これはダイ

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カレイシュウ嫌い、ニンチショウ怖い

カレイシュウ嫌い、ニンチショウ怖い

「これ、読んでみて。いいこと書いてる」

日頃から私の健康管理にうるさい妻が持ってきた『91歳の現役医師がやっている 一生ボケない習慣』(ダイヤモンド出版)。著者はかつてテレビでよく拝見した松原英多氏です。

いわゆるハウツー本でイラスト多め、短文で箇条書きも多用して読みやすい。私のいま最大の関心事「認知症予防」がテーマなので一気に読了。

正直、そんなに目新しい情報はありませんでした。食事や運動

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パステルカラーの“アイドル花”

パステルカラーの“アイドル花”

花ごよみ by Ocarina ⑤ 「赤いスイートピー」

日本人が好きな花は一般的に“軽白淡小”といわれます。

濃艶な花より、小さくてかわいい、淡い色調の花が好まれるようです。1月に出荷の最盛期を迎えるスイートピーはその代表といえるでしょう。

春らしい多彩なパステルカラーとフリルのような花びら、そしてかぐわしい香り──10代の女性アイドルみたいなかわいらしさです。

こうしたイメージはデビュ

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2023年の初めに『鳥の歌』を聴く

2023年の初めに『鳥の歌』を聴く

正月三が日をゆったり(ダラダラ)と過ごし、令和5年の初noteです。

せっかくなので、今年の抱負を書こうと思うのですが、昨年末、note編集部から私の「2022年の記録」が送られてきました(ありがとうございます)。

集計期間は1月1日から12月15日で、投稿した記事が50本。つまり、週に1本投稿しており、この点は自分をほめてあげたいですね。継続は力なり。それはともかく、よく読まれた記事の上位3

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忘れがたきは“シジミラーメン”

忘れがたきは“シジミラーメン”

年の瀬の1 週間、仕事で沖縄・石垣島へ行ったおり、ホテルの近くにあった食堂で「八重山そば」を食べました。

八重山そばは、大きなくくりでは「沖縄そば」。そば粉ではなく小麦粉を原料とし、かん水を使って作る太めの麺と、豚骨や鰹節からとったスープ、そこへ豚肉、ネギ、かまぼこなどの具をのせます。

沖縄そばといえば「ソーキそば」のイメージがありましたが、必ずしもイコールではないと食堂のおばさん。豚の骨付き

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ふるさとに歌あり②

ふるさとに歌あり②

空前のヒットを生んだ「運命的な出会い」「南国土佐を後にして」(高知県高知市)

人が生きていくなかで「運命的な出会い」って必ずあります。

親友、恋人、人生の師など人だけでなく、本や趣味、一枚の絵画だったり。その後の人生が変わるほどの影響をもたらします。

ペギー葉山(1933-2017)さんの「南国土佐を後にして」も運命の糸に手繰り寄せられるかのような出会いから生まれました。

同曲は発売される

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私の好きなビジネスホテル

私の好きなビジネスホテル

仕事で名古屋に1週間滞在しています。宿泊しているのはビジネスホテルです。室内はいつも綺麗で快適。無料のwifiが使えるので、仕事を終え一息ついたら、持参のノートPCでYouTubeを見たり、ブログを書いています。

思えば初めてビジネスホテルを利用したのは20代のころ。会社の出張で泊まったのすが、縁もゆかりもない土地へ行き一泊する、ということにワクワクしました。世間知らずの青年でしたから、冒険心も

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パワフルでダンディな“声量おばけ”

パワフルでダンディな“声量おばけ”

北海道へ先月出張したおり、北見市周辺の地図を見ていて湖の多いことに気づきました。阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、網走湖、知床五湖……点在する湖のなかに「サロマ湖」を見つけたとき、苦い記憶がフラッシュバック。

サッカー・ワールドカップの日韓大会が開催された翌年(2003)4 月、私はABC 放送の「パネルクイズ・アタック25」に出場して優勝しました。

ただ、優勝者に与えられる最後の映像クイズで誤答し、

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年の瀬を華やかに演出する

年の瀬を華やかに演出する

花ごよみ by Ocarina ④ 「シクラメンのかほり」

年の瀬になると花屋さんの店先に華やかなシクラメンの鉢花が並びます。

冬に本格的な花期を迎え、厳しい寒さのなかを翌春まで咲き続けるけなげな花です。いまや鉢植え植物としての出荷量が日本一の人気を誇っています。

原産地は地中海沿岸の丘陵地帯。明治の初めに渡来し園芸植物として広がりましたが、地味な存在で愛好家以外は知らなかったでしょう。

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ガンバレ!〝森保ジャパン〟

ガンバレ!〝森保ジャパン〟

北見から稚内に移動、その時間なんと9時間20分。改めて北海道は広いと実感しました。

最北端のまち稚内について触れる前に、11月23日におこなわれたサッカーW杯カタール大会での対ドイツ戦勝利にふれておきます。

宿舎のホテルの1室に仕事仲間(6人)が集まり、飲み物やピザなどを用意してみんなで騒がしくテレビ観戦。

前半はとにかく「ヤバい!」「危ない!」「ウワー」という悲鳴が多く、後半は「行けー!」

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北見のハッカに感じた「明治の残影」

北見のハッカに感じた「明治の残影」

初めて訪れた北海道北見市は、予想していたより開けたまちでした。

北海道の東部、大雪山国立公園・石北峠からオホーツク海まで東西に110kmという、北海道で広い自治体。人口は12万人。予備知識がカーリング女子チーム「ロコソラーレ」が拠点を置いているまち(申し訳ない!)ぐらしかなく、ちょっと驚きました。

ロコソラーレといえば、エースの藤原五月選手を至近距離で見かけたことがあります。2018年3月、青

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人生は紙飛行機、風(運)まかせ?

人生は紙飛行機、風(運)まかせ?

仕事で久しぶりに北海道行きが決まり、航空券はピーチで手配しました。

「空飛ぶ電車」をコンセプトにしたLCC(ロー・コスト・キャリア)の日本での先駆け、それがピーチ航空です。2012年3月に就航ですから、10年経ったことになります。

当時のことは鮮烈に覚えています。地方へ行く仕事の多い私にとって、移動手段で飛行機を使うことは勇気がいりました、運賃が高くて。ですから、高速バスが多かったです。

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日本の秋をいろどる驚異の色彩美

日本の秋をいろどる驚異の色彩美

花ごよみ by Ocarina ③ 「紅葉」
日本映画を代表する小津安二郎の『秋刀魚の味』。妻に先立たれた初老の父親(笠智衆)と婚期を迎えた娘(岩下志摩)との関わりを描いた遺作ですが、映画の終わり近くでお嫁入りのシーンがあります。

秋晴れの日、実家を出て行く花嫁と見守る父親。そのとき、近くの学校から「秋の夕陽に 照る山紅葉~」と生徒たちの合唱の声が流れてきます。

めでたく婚礼の運びとなった喜び

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名前を憶えて呼び合いましょう

名前を憶えて呼び合いましょう

挨拶をしない若者が増えているとか、ほんとうなのかな。私の身の回りにはいません。というより、挨拶するとき相手の名前をつけて「おはようございます、○○さん」という青年(20代)がいて、初対面では感動しました。

人は、無意識に名前を呼ばれることに喜びを感じます。高齢者といわれる年齢になったいま、強く感じるようになりました。

名前を呼ばれた相手に対して親近感を覚える、心理学ではこれを「ネームコーリング

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音楽における秋の色は“さびしさ”

音楽における秋の色は“さびしさ”

秋の行楽シーズン。全国旅行支援も加わり、各地の観光地は賑わってます。

テレビのニュース映像をみていてわかるのは、世の中が確実に「秋色」になっているということ。紅葉などの自然はもちろんですが、人々の服装も落ち着いた色合いのグラデーションになっています。

ところで、秋らしい色って何でしょう?

かなり前のことですが、カラーコーディネーターの仕事&資格を紹介する本を上梓したとき、私自身の「パーソナル

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これからも歌い継ぎたい「鉄道の歌」

これからも歌い継ぎたい「鉄道の歌」

何年前だったか、明治の文豪・森鴎外の生家のある津和野を訪れたとき、JR津和野駅前に黒山の人だかりができていて、何だろうと思ったら、停車中のSL(蒸気機関車)の前で順繰りに記念写真を撮っていたのでした。

JR新山口駅から津和野駅までの山口線には「SLやまぐち号」が走っています。沿線の美しい風景を楽しみながらレトロ気分を楽しめる人気の観光列車です。煙をもくもくとあげながら走る蒸気機関車にこれだけ人々

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