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私の好きなビジネスホテル

仕事で名古屋に1週間滞在しています。宿泊しているのはビジネスホテルです。室内はいつも綺麗で快適。無料のwifiが使えるので、仕事を終え一息ついたら、持参のノートPCでYouTubeを見たり、ブログを書いています。

思えば初めてビジネスホテルを利用したのは20代のころ。会社の出張で泊まったのすが、縁もゆかりもない土地へ行き一泊する、ということにワクワクしました。世間知らずの青年でしたから、冒険心も刺激されたのでしょう。

当時はNTTの電話帳を開いて予約していていました。あれから半世紀、予約はネットで簡単にできます。ほんとに便利になりました。

中学・高校の修学旅行で泊まるホテルは、大抵シティホテルといってパーティーや会議ができ、結婚式場があったり、美容室、ブティックなどの店も入っています。同じ内容でリゾート地にあればリゾートホテルといい、ビジネスホテルは「宿泊」だけに特化したホテルです。

極論すれば、寝る場所さえあればOKということになりますが、やはり、プラスアルファも欲しい、と。ビジネスホテルを利用する多くはサラリーマンなので、彼らが欲することを要約すると①大浴場②朝食③睡眠となります。

1番目に大浴場があがるのは意外な気もしますが、最近は大浴場のあるビジネスホテルが増える一方です。

一番のお気に入りはドーミーイン

実際、好きなビジネスホテルのランキング調査をみると一目瞭然。以下、ご紹介するのは「一番好きなビジネスホテルIOP13」(ねとらぼ調査隊)です。ちなみに、対象は全国にチェーン展開するホテル。

1位ドーミーイン
2位ルートインホテルズ
3位東横イン
4位ダイワロイネットホテルズ
5位スーパーホテル
6位リッチモンドホテルズ
7位三井ガーデンホテルズ
8位アパホテル
9位相鉄フレッサイン
10位東急REIホテル
11位マイステイズ
12位ホテルリブマックス
13位スマイルホテル

1位のドーミーインは2位に倍近い大差をつける人気。私もいま一番のお気に入りです。人気の理由はなんといっても大浴場と豪華な朝食(有料)。

全国にある83のホテル(2021年12月末時点)の大半で天然温泉を備えています。ビジネスホテルといえばトイレと風呂が一緒のユニットバスが一般的ですが、そのイメージをぶち破りました。

立地条件によって差はありますが、スーパー銭湯と変わらない内容です。しかも風呂上がりのアイスキャディや乳酸飲料のサービスもあり、お風呂大好き日本人の心をがっちりつかみました。

私は、泊まっている間は夜と朝、2回お風呂に入ります。広い湯船につかり、日頃の疲れを洗い流す――日本人に生まれてよかったと思うのです。

朝食の豪華さはいづこのホテルでも取り組んでおり、珍しくはないのですが、ビュッフェスタイルで地元の名産を提供しています。「狸の湯 ドーミーイン札幌ANNEX」に泊まったときは海鮮丼がメニューにあり、朝からすごくテンションが上がりました。

また、午後9時半から11時まで小腹を満たしてくれる「夜鳴きそば」もあり、ビジネスホテルとは思えないサービスが人気の理由でしょう。なので、最近はむしろ家族連れの姿が目立ちます。

ドーミーインと同じくらい好きで、かつよく利用するのがランキングでは5位のスーパーホテルです。

好きな理由は同じで大浴場と朝食。唯一の違いが価格帯で、1泊5000円~8000円と、ドーミーイン(8000円~11000円)よりリーズナブルなのです。

価格を低く抑えるためサービスも必要最小限ですが、朝食は無料ですから利用者のフトコロにやさしい。また、睡眠の「質」にこだわっており、広めのベッドと好きな枕を選べるサービスを提供してしています。

利用回数ではスーパーホテルのほうが多いですね。

「完治3年」を迎えるいま、もっと応援を

東京オリンピック(2020年)、大阪万博(2025年)の特需もあり、平成の終わりから令和にかけてホテルの開業ラッシュが続いていていました。

しかし、周知のとおりコロナ禍でホテル業界は大打撃を被り、営業停止や倒産のニュースも少なくありませんでした。緊急事態宣言が解除されたといえ、まだ客足は100%回復しておらず、ホテル業界は苦しんでいます。

ホテル好きの私も微力ながら、日帰りの出張をあえて1泊するようにしましたが、そんなことは焼け石に水。ただ、悲観的になる必要はなく、非常時を経験したことで業界も筋肉質になったし、消費者の旅行意欲も旺盛ですから、遠からず立ち直るはずです。

コロナ禍でよかったのは「民泊」が潰れて一掃されたことでしょう。

さて、ホテルを舞台にした小説や映画、ドラマは数知れずありますが、ホテルの名がついた楽曲はあるのだろうか? ネットを検索すると次のようなサイトがありました。

知っている曲は少なく、といより井上陽水「リバーサイドホテル」だけです。

昭和57年(1982)の発売で、聴いてみると確かに〝陽水ワールド〟全開。独特の世界観を展開しています。

オカリナで演奏してる動画を探すと数は少ないけどありました。

(笛吹きんずさんのオカリナ。10年前の演奏ですが色あせていません)

新型コロナウイルスの感染拡大が始まったころ、星野リゾートの星野佳路社長が大打撃を被ったホテル業界の回復について「完治するまで3年」とテレビのインタビューに答えていたのを覚えています。

間もなくその3年を迎えるいま、ホテル好きとして少しでも応援していきたいですね。

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