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イベントからの気付き

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アカデミーヒルズで開催するイベントの内容や出来事など、イベントにまつわる記事です。
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記事一覧

落胆の先には希望がある-カーティス教授の政治シリーズ「最終回」-

落胆の先には希望がある-カーティス教授の政治シリーズ「最終回」-

アカデミーヒルズのライブラリー会員限定イベント「カーティス教授の政治シリーズ」最終回を、6月6日に開催しました。
2007年にスタートしたこのシリーズは、ライブラリーイベント一番の長寿コンテンツです。

カーティス教授は1964年の初来日から60年間、日本の政治を国内外から研究されてきた政治学者です。そしてアカデミーヒルズでは50回以上のご講演をして頂きました。
第1回は2007年3月にグレートブ

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“知る”ことで、見える世界が変わってくる!

“知る”ことで、見える世界が変わってくる!

今年の3月に公開された『燃えるドレスを紡いで』は、ファッションデザイナー中里唯馬さんのドキュメンタリー映画です。

この映画は、服を作るというスタート地点にいるデザイナーの中里唯馬さんが、作った服の最終地点の現実を知ることで、ゴミ同然の衣類をもとに最新のテクノロジーを駆使してパリのオートクチュールコレクションで発表する作品の制作プロセスを描いています。
なお、中里唯馬さんは、森英恵さんに次いで二人

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人との繋がり -メンバー雑談より-

人との繋がり -メンバー雑談より-

4月9日にメンバー雑談(昼の部・夜の部)を開催しました。
夜の部では12名メンバーが集まり、雑談を楽しみました。
・20年以上在会しているメンバー
・今月入会したメンバー
・2003年の開業当初に入会、一度退会して再入会したメンバー
とメンバー歴がさまざま、そして年齢も20代~80代までの方々にご参加いただきました。

入会して日が浅いメンバーからの「ライブラリーの活用方法を知りたい!」という声に

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遊びから民主主義を身に付ける

遊びから民主主義を身に付ける

アカデミーヒルズの「World Report」(オンラインによるセミナーシリーズ)にご登壇いただいている、デンマーク在住の文化翻訳家ニールセン北村朋子さんに、「教育」(2023年7月開催)と「メディア」(2024年2月開催)をテーマにして、デンマークの民主主義について2回にわたりお話をいただきました。

朋子さんは民主主義を「プロがいるわけではなく、正解や完成形があるわけではない。みんなで意見・考

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議論を可視化する -グラフィックレコーディング-

議論を可視化する -グラフィックレコーディング-

“グラフィックレコーディング”(略して、グラレコ)をご存じですか?
大きなホワイトボードや模造紙に文字やイラストを描いて、議論のプロセスを可視化をする手法です。参加者がリアルタイムに情報を共有できたり、イベントの終了後に写真に撮って記録として残せたり、一目で議論の全体を俯瞰できるのが特徴です。

2月13日にアカデミーヒルズで開催したイベント「なぜ今、『コンセプト』なのか?価値創造のための現実逃避

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イベント「月の出を見る会」の裏側を公開します!

イベント「月の出を見る会」の裏側を公開します!

六本木天文クラブ特別企画「月の出を見る会」@アカデミーヒルズを、1月28日にLounge 49で開催いたしました。

“真っ赤なお月さま”を堪能!

イベント当日は曇り空。「月の出」が観望できるかどうかは直前まで分からず、参加者だけではなく登壇者やスタッフもドキドキでした。
司会を担当したアカデミーヒルズ事務局・清水さんの「雲が多くて月の出が見られるかどうか不安なところですが、観望できるようにここ

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民主主義とは妥協することか?

民主主義とは妥協することか?

コロンビア大学名誉教授のジェラルド・カーティス先生によるセミナー「カーティス教授の政治シリーズ」2023年の第2回が10月に開催されました。

今回のテーマは日本の政治でしたが、目から鱗のお話が多々ありました。
例えば、日本の民主主義についてカーティス先生は、「戦後の日本の民主主義は米国からの強制(押し付け)と考える人が多いようだが、そうではないと思う。戦後80年近く経つが、日本の民主主義は安定し

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“B Corp認証”を知っていますか?-虎ノ門ヒルズ Social Breakfast-

“B Corp認証”を知っていますか?-虎ノ門ヒルズ Social Breakfast-

Social Breakfast(まちのプロデューサーズ主催)は、「社会のために一歩踏み出したいけれど、何から始めたらよいかわからない!社内外の人たちとソーシャルグットで繋がりたい!先駆者に学び、社会を新たな視点から眺めてみたい!」という方々が気軽に集える場を目指して、毎月第1,3木曜日の朝8時から虎ノ門ヒルズで開催しているイベント(朝食代無料!)です。

11月の第5木曜日は特別編として、IDE

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“自分の物語”を創れますか? -大学入試にみる日米の違い-

“自分の物語”を創れますか? -大学入試にみる日米の違い-

以前にこちらのnoteで紹介した『15歳からの人生戦略』の著者、山脇秀樹先生(ドラッカー経営大学院教授/前学長)の来日に合わせて、アカデミーヒルズで“アメリカの人材育成の潮流に迫る!〜大学の選考基準の変化を読み解く~”をテーマにお話いただきました。

米国の大学入試の仕組み

米国では9月の入学に向けて、前年の10月ごろに願書を提出して結果は年明け3月ごろになるそうです。日本のように試験を一斉に実

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“場”のエネルギー -共通のゴールに向かって身体を動かす-

“場”のエネルギー -共通のゴールに向かって身体を動かす-

アカデミーヒルズは、慶應スポーツSDGsとのコラボレーションで「スポーツを活用して、私を、組織を、地域を元気に!」をテーマに3回のシリーズ講座を展開しています.
第2回「企業や組織でスポーツを活用してSDGsを達成するために」を10月24日に開催しました。

ゲストスピーカーの樋口毅さんは、健康経営の社会実装に長年取り組まれており、多くの企業で講座のファシリテーターを務められているので、場を温める

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書物とは何か?-TEXT, PARATEXT, CONTEXT-

書物とは何か?-TEXT, PARATEXT, CONTEXT-

現在、アカデミーヒルズのエントランスショーケースでは、慶應義塾大学名誉教授の松田隆美先生による「もっとも書物らしい書物-西洋中世写本の魅力に触れる書籍案内-」を展示しています。

そして関連イベントとして、「書物とは何か? -西洋中世写本から考える書物の未来-」をテーマに、松田隆美先生の講演会を開催しました。前半は書物の歴史、後半は書物とは何か、そして書物の未来についてお話しいただきました。
ご講

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<孤立><孤独><寂しさ>の違い

<孤立><孤独><寂しさ>の違い

アカデミーヒルズでは、哲学者の谷川嘉浩さんと、企業研修に長年携わってこられた福澤英弘さんの対談イベントを開催しました。

本の読み方から始まり、谷川さんの著書『スマホ時代の哲学』の内容を中心に、福澤さんの趣味である能のお話など、様々なトピックスで盛り上がりました。その中で一番印象的だったのは、ハンナ・アーレントの哲学に基づいた孤立・孤独・寂しさの捉え方でした。

詳しいことは、谷川さんの著書の第3

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「伝える」の本質は ”cool head but warm heart"か?-Library Coffee Talk-

「伝える」の本質は ”cool head but warm heart"か?-Library Coffee Talk-

ライブラリーのメンバーが登壇して、参加者もみんなライブラリーメンバーというメンバー限定イベント「Library Coffee Talk」の第2回を9月6日に開催しました。
「“バズる”だけでいい?『伝える』の本質を考えよう」をテーマに、杉本達則さん(杉本商店CMO/UMAMIエバンジェリスト)と、宇都宮秀男さん(映像制作会社代表/プロデューサー)にお話をしていただきました。

杉本さんの場合

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世界を変える朝ごはん Social Breakfast

世界を変える朝ごはん Social Breakfast

8月17日の朝、虎ノ門ヒルズのOVAL CAFÉでSocial Breakfastの第1回が開催されました。
このイベントは、まちのプロデューサーズの横尾俊成さんが中心になって企画をされました。

社会のために一歩踏み出したいけれど、何から始めたらよいかわからない!

社内外の人たちとソーシャルグットで繋がりたい!

先駆者に学び、社会を新たな視点から眺めてみたい!

という若者が気軽に集える場を

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