西岡一紀

本業は、介護系のフリーライターですが、ここでは趣味である「海外旅行」の紀行文を投稿して…

西岡一紀

本業は、介護系のフリーライターですが、ここでは趣味である「海外旅行」の紀行文を投稿していきます。よろしくお願いします。

記事一覧

サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅④

3日目もレンタカーで郊外へ。今日の目的は、世界最大の露天風呂として、その名を知られた「ブルーラグーン」。  場所は、地図によると初日に降り立ったケフラヴィーク国…

西岡一紀
4か月前
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サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅③

 実質的な旅の2日目。今日と明日はレンタカーで郊外を巡る予定になっている。空港で借りた時には「10時にホテルで待っていてくれ」と言われたので、ロビーで待機している…

西岡一紀
4か月前
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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅②

 昨晩は日付が変わってからのチェックインだったため、実質的な旅の初日はレイキャビク市内を徒歩で観光する。さすがに今日は朝寝坊でホテルの朝食時間はすでに終わってい…

西岡一紀
7か月前
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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅①

窓の下には荒涼とした大地が広がっている。見渡す限り草木は1本も生えていない。時刻は既に夜9時をまわっているが、日本の夏の午後5時ぐらいの明るさだ。「ずいぶん北に…

西岡一紀
7か月前
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サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅⑤

さて、モンテネグロの帰路にベオグラードに2泊するプランにしてみたものの、この街には「これ」といった観光地がない。そこでまずは「空爆ビル」を見に行くことにする。…

西岡一紀
7か月前
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サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅④

 モンテネグロも最終日。昨日の手はず通り、チャーターした車で古い街なみが残るコトルを訪問。非常に細長く入り組んだ入り江を最奥まで行って, ぐるりと対岸へ渡る形なの…

西岡一紀
7か月前
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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅③ 

 モンテネグロ2日目も、とりあえず海へ向かう。昨日夕食を食べに海岸沿いをぶらついているときに、一部ではあるが天然のビーチがあるのを発見していた。  パラソルを借り…

西岡一紀
7か月前
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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅②

ティバトは海岸近くにある空港のはずだが、かなり地表近くまで飛行機が降下しても周りは山ばかりだった。しかも山には木が生えていない。「モンテネグロ」とは「黒い山」…

西岡一紀
8か月前
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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅①

 どうやら「働き方改革」とやらが我が社にもやって来たらしい。急に社長が「有給休暇をもっと取得するように」と言い出した。それまで「有給休暇?何それ?美味しいの?」…

西岡一紀
8か月前
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サラリーマンでも行ける‼ 3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅④

3日目は、地下鉄に乗って「雀が丘」へ。ここはモスクワ市街地の南にある丘で、展望台になっている。なんでもモスクワ人は結婚すると雀が丘で記念撮影をするのが「イケてる…

西岡一紀
8か月前
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サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅③

 2日目は昨日下見をした赤の広場へ。まずは聖ワシリー聖堂を見学しようと向かっていたところ、履いていたスニーカーの底がベロンと剝れてしまう。幸いにも目の前はグム百…

西岡一紀
8か月前
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サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅②

今回の旅がいつもと大きく違う点がもうひとつある。到着ロビーに私たちの名前を書いたガイドがいることだ。今回は初めて空港からホテルまでの送迎を手配している。  待…

西岡一紀
8か月前
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サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅①

「やはりだめですね。どこも飛行機とれませんよ」  電話の先の旅行代理店の担当者が申し訳なさそうにいう。まあ期待はしていなかったが、仕方がない。予定通りロシアに行…

西岡一紀
8か月前
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サラリーマンでも行ける‼ 3泊5日でヨーロッパ ベルギーの旅④

さて、旅も最終日。シャルル・ド・ゴール空港を23時59分に出発する便なので、夕方6時まではベルギーに滞在できる。ただしブリュッセルを離れてしまうと、万一帰路の交通…

西岡一紀
8か月前
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サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ベルギーの旅③

ベルギーには、ブリュージュ、リエージュなど美しい都市がたくさんある。しかし3泊5日という日程では訪れることが出来る場所も限られる。そこで3日目はアントワープを尋…

西岡一紀
8か月前
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サラリーマンでも行ける‼ 3泊5日でヨーロッパ ベルギーの旅②

旅の2日目はブリュッセル市内の散策。まずは王宮へ。かつて多くの君主国があったヨーロッパでは王宮・宮殿・城は観光スポットとしては一般的であり、私もあちこち訪れて…

西岡一紀
8か月前
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サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅④

サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅④

3日目もレンタカーで郊外へ。今日の目的は、世界最大の露天風呂として、その名を知られた「ブルーラグーン」。
 場所は、地図によると初日に降り立ったケフラヴィーク国際空港に行く途中で横道に入ったあたりのはずなのだが、見つけられないまま空港まで来てしまった。そこでゆっくりと走りながらレイキャビク方向に戻ると道路沿いに看板があった。日本なら、露天風呂の写真入りの看板が道路沿いにいくつもありそうなものだ

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サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅③

サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅③

 実質的な旅の2日目。今日と明日はレンタカーで郊外を巡る予定になっている。空港で借りた時には「10時にホテルで待っていてくれ」と言われたので、ロビーで待機しているもそれらしい人はいない。結局やってきたのは10時半すぎ。しかも車を持ってきたわけではなく、彼の運転で営業所まで戻り、そこで手続きをするとのこと。結局、車に乗れたのは11時半過ぎだった。しかも、空港のカウンターで手続きしたときは「ホンダの車

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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅②

サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅②

 昨晩は日付が変わってからのチェックインだったため、実質的な旅の初日はレイキャビク市内を徒歩で観光する。さすがに今日は朝寝坊でホテルの朝食時間はすでに終わっている。ホテル近くのカフェで朝食。コーヒー2杯と小さなパン一つだったが2000円近くした。やはりかなり物価が高い。
 カフェのある通りは細いながらも賑わっており、両側には様々な店がある。「スシバリン」とカタカナで書いてある寿司店も発見するが「バ

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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅①

サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 アイスランドの旅①

窓の下には荒涼とした大地が広がっている。見渡す限り草木は1本も生えていない。時刻は既に夜9時をまわっているが、日本の夏の午後5時ぐらいの明るさだ。「ずいぶん北に来たんだなあ」と実感する。
 デンマークの首都コペンハーゲンからのアイスランド航空機は、ケフラヴィーク国際空港に到着した。アイスランドの首都レイキャビクの街中にも空港はあるのだが国内線専用空港。ケフラヴィークがアイスランドの玄関口。こ

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サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅⑤

サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅⑤

さて、モンテネグロの帰路にベオグラードに2泊するプランにしてみたものの、この街には「これ」といった観光地がない。そこでまずは「空爆ビル」を見に行くことにする。旧ユーゴスラヴィアは解体の過程で激しい戦争が行われた。細かい経緯は複雑になるので省略するが1990年代初頭にはベオグラードはNATO軍の空爆を受けている。それにより半壊された建物が、戦争の記憶を消さないために壊れた状態のまま保存されてい

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サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅④

サラリーマンでも行ける‼ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅④

 モンテネグロも最終日。昨日の手はず通り、チャーターした車で古い街なみが残るコトルを訪問。非常に細長く入り組んだ入り江を最奥まで行って,
ぐるりと対岸へ渡る形なので、非常に時間がかかる。が、景色は非常にいい。町の入口にある駐車場に車を停めたドライバーが、自分のスマートフォンに2時間後のを打ちこんだのを見せて「それまでここで待っているから」とジェスチャーする。
 コトルの街はすぐ後ろに山があり、その

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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅③ 

サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅③ 

 モンテネグロ2日目も、とりあえず海へ向かう。昨日夕食を食べに海岸沿いをぶらついているときに、一部ではあるが天然のビーチがあるのを発見していた。
 パラソルを借りて2時間ばかり何をするでもなく過ごし、昼食を食べて一度ホテルに戻る。海やプールは一通り満喫したので、午後はあの「カンリ・クラ」をはじめとする街巡りに繰り出すことにする。昨晩マッサージを受けに行った先にリゾートホテルがあり、そのホテルがガイ

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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅②

サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅②

ティバトは海岸近くにある空港のはずだが、かなり地表近くまで飛行機が降下しても周りは山ばかりだった。しかも山には木が生えていない。「モンテネグロ」とは「黒い山」という意味で、中国ではそのまま「黒山」と表記するが、これらの山々が黒く見えたからだという。
 空港を出るやいなや体の大きい男性が「タクシーはどうだ」と声をかけてくる。普段は貨物専用空港で公共交通機関もないため、移動するにはタクシーしかない

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サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅①

サラリーマンでも行ける‼ ヨーロッパ1週間旅 モンテネグロ・セルビアの旅①

 どうやら「働き方改革」とやらが我が社にもやって来たらしい。急に社長が「有給休暇をもっと取得するように」と言い出した。それまで「有給休暇?何それ?美味しいの?」と言うほど休暇には縁がないサラリーマン生活を送ってきたが、ただでくれるという物を拒否する程無欲な人間ではないのでありがた使わせてもらう。
 有給を使えば旅先の選択肢もずっと広がる。フランスやイタリアなどのメジャーどころをじっくり旅してもいい

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サラリーマンでも行ける‼ 3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅④

サラリーマンでも行ける‼ 3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅④

3日目は、地下鉄に乗って「雀が丘」へ。ここはモスクワ市街地の南にある丘で、展望台になっている。なんでもモスクワ人は結婚すると雀が丘で記念撮影をするのが「イケてる」らしい。
 地下鉄の駅を降りるとそこはモスクワ川。この川の南岸が雀が丘の斜面になっており、スキー場にあるようなリフトで丘に上がる仕組みなのだが、着くのが早すぎたようでリフトの運行開始まで30分ほど時間がある。川沿いに茹でトウモロコシの屋

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サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅③

サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅③

 2日目は昨日下見をした赤の広場へ。まずは聖ワシリー聖堂を見学しようと向かっていたところ、履いていたスニーカーの底がベロンと剝れてしまう。幸いにも目の前はグム百貨店。靴を探しに飛び込む。が、しかしロシアを代表する高級デパートだけのことはあり、店は超一流・高級ブランドばかり。それでも元々履いていたスニーカーと同じブランドの店を発見し、事なきを得る。
せっかくグム百貨店に入ったので一回りする。超

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サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅②

サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅②

今回の旅がいつもと大きく違う点がもうひとつある。到着ロビーに私たちの名前を書いたガイドがいることだ。今回は初めて空港からホテルまでの送迎を手配している。
 待っていてくれたのは、マリアさんという女性とビクトールさんという男性。早速挨拶を交わすが、マリアさんの日本語は本当に上手で、声だけ聴いている日本人と話しているようだ。ビクトールさんの日本語はマリアさんほどではないが、意思疎通は十分にできる。

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サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅①

サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ロシアの旅①

「やはりだめですね。どこも飛行機とれませんよ」
 電話の先の旅行代理店の担当者が申し訳なさそうにいう。まあ期待はしていなかったが、仕方がない。予定通りロシアに行くことにしよう。
 ロシアという国はいろいろと面倒臭い。ビザが必要なのはもちろん、そのビザも全行程のホテルが確定しないと発行されない、滞在できる日数もロシアを発つ日までで1日の余裕もない。つまり一度ビザが発行されたらスケジュールの変更などは

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サラリーマンでも行ける‼ 3泊5日でヨーロッパ ベルギーの旅④

サラリーマンでも行ける‼ 3泊5日でヨーロッパ ベルギーの旅④

さて、旅も最終日。シャルル・ド・ゴール空港を23時59分に出発する便なので、夕方6時まではベルギーに滞在できる。ただしブリュッセルを離れてしまうと、万一帰路の交通機関が乱れた場合に帰国できなくなる可能性がある。リスク回避のためにもブリュッセルで過ごすことにする。

 ここにきて気づいたのだが名所の「小便小僧」を見ていない。「世界三大がっかりスポット」のひとつだし、大したことがないのはわかってい

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サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ベルギーの旅③

サラリーマンでも行ける‼3泊5日でヨーロッパ ベルギーの旅③

ベルギーには、ブリュージュ、リエージュなど美しい都市がたくさんある。しかし3泊5日という日程では訪れることが出来る場所も限られる。そこで3日目はアントワープを尋ねることにする。ベルギーは決して大きな国ではないが国土の北半分はオランダ語、南半分はフランス語(正式にはその一方言であるフラマン語)を公用語としている。両語圏は対抗意識も強く、一時は国家分裂の危機に陥ったこともある。アントワープはオラン

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サラリーマンでも行ける‼ 3泊5日でヨーロッパ ベルギーの旅②

サラリーマンでも行ける‼ 3泊5日でヨーロッパ ベルギーの旅②

旅の2日目はブリュッセル市内の散策。まずは王宮へ。かつて多くの君主国があったヨーロッパでは王宮・宮殿・城は観光スポットとしては一般的であり、私もあちこち訪れているが、どこも館内の展示は当時の調度品や当主一家の肖像画など似たり寄ったりであり、一つひとつの印象がどうしても薄くなる。まあ、これは日本の城でも言えることなのだが…
 次に目指すは、正式な名前があるかどうかは知らないが私が勝手に名付けた「

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