記事一覧
選ばれたくなかった私
「Eggs 選ばれたい私たち」という映画を観た。
卵子提供を通して、女性という性について、結婚や出産について考えをめぐらせるという感じの内容だった。
私のこの記事のタイトルにある通り、私は「選ばれたくない」人だった。
今の夫に出会うまで、結婚する気はなかったし、夫とおつきあいしていた時も、同居はするけれど結婚出産する気はなかった。
でも、まあ結果として結婚出産してるんだけども。それはその気になれ
映画「PERFECT DAYS」を観て思ったこと
昨日、観てきました「PERFECT DAYS」。
12月に劇場へ観に行った映画でこの作品の予告を観てヴィム・ベンダース監督作品と知ったので、急きょ観ることにしました。
「ベルリン・天使の詩」「パリ、テキサス」なんかは観たことがあって、わりと好きな監督です。
映像や音楽に、この監督らしい感じがあって、いいなぁと思って見ていました。
なかでもいちばん感銘を受けたのは、役所さん演じる平山のほほえみ
遊劇体「灯灯ふらふら」感想
劇団の演劇を見はじめたきっかけは、よく覚えている。社会人一年目の春、大学生最後の春休みを過ぎてもまだ自動車免許を取れてなくて、仕事を始めても自動車教習所に通っていた。待ち時間に暇だったからだろう、チラシの棚を見ていて演劇のフライヤーを見つけた。白っぽいちょっと幻想的な雰囲気のフライヤーに惹かれて、何も知らないのにいきなり観に行くことを決めた。それが遊劇体との出会い、1995年のことだったと思う。
もっとみる私の音楽との出会いの軌跡
好きなものやことについて、これまで語ってきたことが多いので、今回もその流れで、好きなように語ろうと思う。今回は音楽について。私が聴いてきた音楽を履歴みたいに語っていく。
そもそものはじまりはMUSIC TOMATO JAPANだった。
中学生の頃、夕方に再放送していた、ひたすらMVを流す番組。そこで私は久保田利伸さんの「流星のサドル」という曲に出会った。のびやかな歌声とグルーブ感にすっかり
好きな服(私の場合)
私の好きなバンド「ゴホウビ」が「好きな服」という曲をリリースした。好きな何かのなかでも服を選んで、それを曲としてメッセージ性のある歌にした。人生において、時と場合に合わせなくてはならないことも多い服。そのなかで、「好き」な服を着ることについて、私なりに語ってみたい。
私は裕福な環境に育ったわけではないが、貧しかったわけでもない。それでも好きな服を好きなだけ買えるようになるのは、ずいぶんあと
ほんのりと爪に魔法をかけたくなるのだ
ほんのりと水色の爪がきれい。私が最初にマニキュアを見たのは小学生の頃、三年生になって初めて同じクラスになった子と身体測定のために廊下に並んでいた時だった。小学生がマニキュアなんて、今となってはもしかしてまぼろしだったのではないかと思ってしまうし、のちに仲良くなったその子にマニキュアのことを確認しても、そんなのしてたっけ?と言っていた。でも、初めてマニキュアを意識したのは、その時だったと私は勝手に
もっとみる年越しそばはいつ食べる?
私が育った家は年中行事に無頓着で、かろうじて正月には鏡餅を飾り、餅を食べて、買ってきたおせち料理をちょっとつまむ程度のものだった。幼い頃には家で餅つきをしていて、それは楽しい記憶として私に残っているのだが、祖父母が80代後半になった頃にはやめていた。
実家で年越しそばをちゃんと食べた記憶がない。どん兵衛を買ってきて食べていたかもしれないけれど、覚えていない。結婚で実家を出てから二十年以上経った
2022年に観たドラマを振り返る
2022年も残すところあとわずか。この一年を振り返っての何かをと考えて、2022年、私が観ていたドラマについて語ってみようと思いついた。ドラマ大賞という雑誌の企画への投票をしたことで、思ったよりもこの一年はドラマを観ていたと気づいたのだ。私なりのランキング形式でお届け!
まず、何を観ていたのかを明らかにしなくては始まらない。
私が2022年に観ていたドラマはこちら!(途中で観るのをやめたの
「母親の後悔」について考える
母親の後悔について特集したNHKの番組「クローズアップ現代」が2022年12月13日に放送されていて、たまたま視聴した。この番組は、イスラエルの学者が母親たちにインタビューしたのをまとめた「母親になって後悔してる」という本が、
日本でも翻訳されて話題になったことから取り上げたということのようだ。
その番組の内容についてまとめたものはこちら↓
端的に言うと、子どものことは愛しているが、母親
クリスマスにはケーキを食べない
今朝、ニュースでクリスマスケーキは5%程度値上がりというトピックを見て、「大変やなぁ」と他人事のように夫に話した。
私はクリスマスにはケーキを食べない。
これは実は幼い頃からなのだ。
たぶん、小学生になったくらいの頃、地域の児童館でクリスマスイベントがあった。参加した私は、出されたショートケーキを食べたのだと思う。すぐに胃が気持ち悪くなって調子を崩した。理由は不明。私だけが調子を悪くしたの
ふでばこの中身(第4回/最終回)
私の持っているふでばこ(ペンポーチ)の中身を紹介するだけのこの文章も、いよいよ最終回です。
いちばん使う頻度の低いふでばこの中身を紹介していこうと思います。
まずはペンポーチ。10年以上前に年上のお友だちからもらったもの。ファスナーにつけているストラップはちぃぶっくさんの飾り罫原稿用紙豆本ストラップ。
順に紹介していきます。
エナージェルの替え芯。エナージェルにハマったばかりの時に購入したまま
ふでばこの中身(第3回)
私が普段使っているふでばこ(ペンポーチ)を紹介するだけの文章も3回目です。
今回はインクをいちいち吸い込ませて、あるいはインクをつけて使用するペンばかりの紹介です。
まずは、ふでばこにしているもののことから。
友だちと京都に行ったとき、ふらっと立ち寄ったお店で購入。たしか美術館の帰り道でした。神宮道あたりかな?
つけているチャームは、箱根で購入した寄木細工。
ペンを上から紹介します。
ビスコ
アートとの出会いは数珠つなぎ
私が現代アートと出会った最初の記憶は、麻谷宏さんの赤い布のインスタレーションだ。文学部を卒業して事務の仕事をしていた頃、毎月一回は京都市内へ来て、本屋やギャラリー巡りをしていた。その頃、よく行っていたのはギャラリーマロニエやギャラリーにしかわ、四条ギャラリーなど、大通りに面したわかりやすいギャラリーだった。1997年の四条ギャラリーで麻谷宏さんの赤い布のインスタレーションに出会って衝撃を受けた。
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