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自分史

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昔の私から今の私を紐解く出来事を綴ります。昔の私を知る人は、「何かあったの?」と聞くことでしょう。そして、今の私を知る人は「何があったの?」と聞くことでしょう。自分で自分をもっと…
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#人生

認められたい

認められたい

※イニシャルでは分かりづらいというご意見がありましたので、登場人物は全て仮名にて書かせていただきます。ご了承くださいませ。

 記憶は定かではないが、小学1年生か2年生の頃だったと思う。季節は冬。雪こそ降らなかったものの、寒い日が続いていたように思う。

 私は小学校生活にも徐々に慣れ、相変わらずの人見知りではあったが、話せる友達がクラスの半分を越えていたと思う。幼稚園時代のトラウマがあったので、

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「Yくん」

「Yくん」

 これは、私が小学校1年生の時の話だ。クラスには、大体30名程度の子ども達が在籍しており、座席は男女が並んで2人ずつで座る形になっていた。

 私の隣は、Yくんという子だった。7歳という年齢から考えたらとても大人っぽい子。お父様が牧師だったこともあり、Yくん自身もキリスト教徒だった。街の大きな教会に住んでいた。

当時、はやっていた遊びの中で Yくんは博愛主義者というか、生きとし生けるものに愛を注

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「後悔先に立たず」で生きている人にこそ読んでもらいたい。行動する前に考えるのは「後悔」ではなく、「逃げ」!思考を変えて、自分の人生を楽しもうよ!

「後悔先に立たず」で生きている人にこそ読んでもらいたい。行動する前に考えるのは「後悔」ではなく、「逃げ」!思考を変えて、自分の人生を楽しもうよ!

 先日、「出る杭はどこまでも出続けろ」という話を書いたが、伝えたいことが何も伝えられていないことに気付き······猛省。そこで、何回かに渡り、自分の経験を通して感じたことや得たもの、変化したことなどを、具体的に書いてみることにした。

夫の教え「やりたいことはとことんやれ!」 父からの教えについては、前回の話の中に書いたので省略する。代わりに夫からの教えを伝えたい。

 我が家の子ども達への教育

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マンホール事件とお姉さん

マンホール事件とお姉さん

 もう断片的にしか思い出せない。それをつなぎ合わせると、こんな感じだ。確か、3歳か4歳か、そのくらいの頃だったように思う。

 私はある日、マンホールに落ちた。一瞬耳を疑ってしまうようなこの出来事。そうそう無いことだろう。皆さんの中に、マンホールに落ちたことがある方は、どのくらいいるのだろうか。経験された方は、ぜひコメントをください。

後ろスキップ その日は、幼馴染のようこちゃんと、ようこちゃん

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オオカミなんか怖くない

オオカミなんか怖くない

 地獄のひよこクラブには、どの程度の頻度で通っていたのかは覚えていない。しかし、マット運動のみならず、ボール遊びやお絵かきなど、体も手先も使った遊びを何度もさせられていたのを覚えている。そして、一番覚えているのは、「オオカミさん、今何時?」(確かこんな感じの名前)というゲームだ。

アブラハム体操 その日、準備運動としてやらされたのは「アブラハム体操」だった。

 私はこの体操が大嫌いだった。何が

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ガラス事件

ガラス事件

 父と荒川の土手へ散歩に行くことは、しょっちゅうだった。子どもの足で歩いて行ける距離に住んでいたことが大きかったかもしれないが、自然に親しませたいと思っていたこともあったようだ。

 その日は、父と兄と私の3人で出かけた。荒川の土手にあるゴーカート乗り場へ遊びに行ったのだ。コスモスが咲き乱れる時期で、風も涼しくなってきたころだったように記憶している。

赤いゴーカート ゴーカートは、当時の年齢では

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