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24M Vol.3 "東東京で働く人、住む人でつくるWEBメディア" 

=ABOUT 24M=


『24M』は ” 東東京で働く人、住む人でつくるWEBメディア” として誕生しました。
記事の内容は、書く人が日々感じていること、興味のあるものを本人の主観で紹介するというものになっています。  
私たちの『24M』が綴る東東京をぜひご覧ください。



=PICK UP =

/ スタッフのお気に入り /

『そばスタンド 野むら』

ワークホリックである僕は、仕事の合間にとる昼食はなるべく早くて美味しいものを選んでしまう。 いや、厳密にはほとんど早さだけを優先することが、悲しいが多い。

そんな中、たまに気分を上げるために行くお店が「野むら」さん。
いわゆる ”立ち喰いそば屋”で、ここは黒いツユで有名なお店。

好き好きのある味だが、このお店が作る個性的な味と店の雰囲気は、「野むら」さんならではとしか本当に言いようがない。

場所は、御徒町・秋葉原・浅草橋のちょうど中間くらいにあって、どこの駅からも近くはないが、人気のお店で売り切れ次第、早じまいすることで知られている。

黒くて濃くて辛くて甘い独自のツユ、少し柔らかめで太い田舎そば、そして、硬めでつゆに浸したくなる天ぷらが、「野むら」のそばスタイル。

”立ち喰いそば屋” が好きな方には、ぜひ、おすすめです。

あと、店主さんの働きっぷりを見ていると、なんかまた、行きたくなるんですよね。 (文 荒岡 敬)


=OUR  SHOTENGAI=

〜私たちの好きな商店街〜

「末広会商店街」

末広会商店街は戦災を免れた歴史のある商店街だそうです。

商店街といっても、今では商売をやめてしまったお店も多く、デザインされた街灯に書かれている「末広会商店街」の文字やレンガ舗装の道を見ないとここが商店街とは分からないかもしれません。

以前は、角打ちができる小さな酒屋もあり、夕方になるといつも数人のおじさんたちで賑わっていました。 それでも、「ふくはら酒店」には日本各地のこだわりの日本酒が沢山揃っており、日本酒好きな私は正月の酒を必ずここで選びます。

「安藤鰹節店」では気さくなご夫婦にうちの子が小さな頃から優しく接して頂いており、すでに成人となった私の娘は今でもたまに立ち寄って世間話をしてくるようです。

この界隈に30年近く暮らしている私にとっては、一番身近で好きな商店街です。(文 kazu92)


『すずらん通り』

神保町の古書店街から1つ脇道に入ったところにある、この一本道。

古書店街とも繁華街とも違う、かといって人通りもそこそこある、不思議な場所 ”すずらん通り” である 。

古本屋や画材屋、居酒屋にレストラン、薬局やチェーンの飲食店が並んでいる。

小さい頃からこの街に住んでいるので、何かあるとまず行ってみようと思うくらいの感覚。

高校生くらいまでこの通りには、長年街を訪れる人をもてなしてきた名店がたくさんあった。
餃子の "スヰートポーヅ" やカレーの "キッチン南海" そして、ロシア料理 ”ろしあ亭"

もうどれも味わえない。

小学生の頃、「名店の味を教えてやるぞ」と父に連れられ、ボロい店内で独特だけど美味しい、これが名店かと。
確かに美味しかったけど、狭いし子供はいないし、内心はファミレスとマックに行きたいと思っていた。

仕事に追われ、平均点を取るチェーン店の味に慣れてきた今、ふとあの時の餃子やカレーが食べたくなる。無限の体力がなくなり、大人になってきた私は、精神的な回復の大事さを知ったからだろうか。

そんなことを書いたけれど、小さい頃に通っていた名店もまだまだあるし、新しいお店も登場し、今でも神保町の名所の1つである。
古本屋街を歩き疲れたら、人混みが少ないこの通りに入って、ぜひ一息ついてほしい。 (文 Y.I)



『新小岩ルミエール商店街』

田舎育ちの私はあまり東京の商店街を知らない。
でも最近気になる商店街がある。
新小岩駅南口になが〜く伸びる『新小岩ルミエール商店街』。

下町に長く伸びる商店街が見たくて向かった。 天気は雨。
ただ商店街には屋根がある。無敵。

数あるチェーン店の中に紛れる地域密着店。焼き鳥を買って食べ歩き。
アジア系の店が多く、楽しい。 

お刺身を買った魚屋はなんとこの春で店終い⋯感慨深い。

何よりこの商店街の1つ外にはさらにディープなエリアがあり、そこを『商店街外(しょうてんがいがい)』と名付けた。

商店街外の酒場「かど鈴」隣の「でかんしょ」。

はしご好きの私は飲みすぎた⋯。 (文 いのうえあかね)


=CLOSE UP=

『ようこそ、写真の聖地へ』 〜後編〜

前回に引き続き、”写真弘社”の代表を努める柳澤さんを取材いたしました。

写真家たちとの仕事や銀塩写真に懸ける思いなど、非常に興味深いお話を柳澤さんから伺うことができました。

今回が、この取材の最後の記事です。

”写真弘社” から広がる写真の世界をぜひお楽しみください。
掲載記事はこちら


=CREATION=

/ 大場さんの写真 /

映像作家、写真家である大場潤也さんによる写真作品。  
24Mのために撮り下ろしていただきました。


俺の知る限り上野の桜は東京で一番早く咲く

だから春が来たことに気付くのはいつもこの場所だ

桜の下ではそれぞれが違う想いで上を見上げている

土地柄違う国の言葉も多く聞こえる

年に1度レンズ越しに勝手に春を感じている都合のいい俺なんかにも

毎年変わらずこの場所で咲いてくれることに心から感謝したい

2024年 3月    大場潤也



=STAFF=
Special Guest Creator
大場潤也

Editor in Chief
荒岡 敬(RUTTEN_)

Art Director / Designer
石岡紅緒

Editors
いのうえあかね(PARK GALLERY)
kazu92
Y.I
小林 浩平(にっしんカメラ)

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