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大人になれない僕へ

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気が気じゃない僕の日記。
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#大学生

学生時代に力を注いだことってなんですか。生活です。

大学3年、就活劣等生。

僕も大学3年生になって就活生となってしまった。
不安で怖いし嫌だ。逃げれるならば一目散に逃げたい。

働きたくないわけではないが、漠然と日本中の同年代と比べられているような気がして、また喉の奥に何かがつっかえる。

比べられることが嫌いなんじゃなくて、負けたくないと思っている人間の行動が苦手なのだ。話す言葉はトゲトゲで、行動はどこか作為的。

みんながみんな僕の足を引っ張

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子どもは可愛いって話

子どもは可愛いって話

僕はいつものように学校から帰宅していた。

代わり映えのしない日々、今にも降りそうで降らない肌寒くどんよりとした今日の天気が、僕の灰色の日々を助長する。

大学に入学するまでは、なんとなく大学生は楽して遊んでばかりのイメージを持っていたが、僕の通う学科はそうでもないようだ。

普通の理系大学生のように、テストとレポート、実験が連日あり、加えて設計とかいうなんともメンタルを削り取る授業がある。僕は設

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IHが壊れた

IHが壊れた

ぬかった。恐らく、レポート課題が終わった夜に1人サムギョプサルパーチーをやった時に、IHでフライパンを温めながら焼肉スタイルで食事をとったことが原因だろう。油がいけないところに入ったのか、電気系統に何かしらの問題が生じたに違いない。

一人暮らしでIHが壊れた即ち死に直結する大事件。ご飯しか食べれない!

だけど、IH抜きの生活を送ってみて気づいたことは、ご飯を炊いて、スーパーのお惣菜を買って食べ

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絵画について

絵画について

講義の内容

講義では、絵画の表現は戦前から戦後にかけて目まぐるしく変容していることを学んだ。絵画は、絵画を通して社会に対する作者の意見を発言しているという印象を持った。

だから、完璧な神の世界を人々に想起させるために、絵画は描かれ続けると思う。

ただ眺めていると綺麗だなぁと思うだけの絵画も、歴史とか社会情勢を含めて見るとより鮮やかに見えそうですね。じじぃになって死ぬほど暇になったら、歴史とか

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喫茶店でおばぁちゃんとホットサンドを作った話

喫茶店でおばぁちゃんとホットサンドを作った話

今日は、午後から地元の友人と映画を観る約束をしていた。僕は予定よりも2時間ほど早く、映画館がある場所に行き、近くの飲食店で昼食を取り、読書をして友達を待とういう計画を立てていた。

映画館がある付近を、ぷらぷらと歩きながら、入れそうな飲食店を散策していると小洒落た喫茶店を見つけた。ランチセット540円というお得な、のぼりが目に入ったので、僕は迷うことなく入店した。

内観は、ノスタルジーを感じさせ

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ひとり暮らしで同棲

ひとり暮らしで同棲

僕は生物が大好きである。人をはじめ、虫、植物に至るまで、生きとし生けるもの全てを愛おしく思う。

そして、小さい頃から八百万の神の教育をされてきたせいか、物にも親しみや愛情を向けやすい性格である。

そんな、僕が一人暮らしを始めた。一人暮らしを始める時に、ペットを飼うという夢が叶うかもしれないと、期待していた。

しかし、大学生の一人暮らしであることを理由に、動物を飼うことを諦めざるを得なかった。

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店員さんを助けることはできたが、ポン酢は買えなかった

店員さんを助けることはできたが、ポン酢は買えなかった

僕は一人暮らしを始めて、自炊をしている。理由は単純で金がないからである。自炊をすれば毎食100円程度の節約になると思う。

私の自炊のテーマは安く早くである。味や見た目を気にして気合の入った料理をするのは月に2、3回程度である。

そんな私の自炊生活のエース級のメニューは、豚肉ともやし、えのきを茹でてポン酢につけて食べる名のない料理である。約200円程度で一食が浮くためかなり頻繁に食べている。

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そーだ、猫のおやつを持ち歩こう

そーだ、猫のおやつを持ち歩こう

僕は一人暮らしを始めて学校以外で友達はできましたか?と聞かれたら

「はい!1匹できました」

と、答えるだろう。

僕の学科は理系の中では、少し美術寄りで、数ヶ月に一度作品の提出がある学科である。

目的を持ち、自分の思いを込めた作品をつくり出して、点数をつけられる課題は、精神が未熟な僕には、なかなかきつい課題である。

作品の制作には何日間もかかり、愛着が湧く、そして、自分の作品が1番いいんじ

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自分はいつ頃から嫌な奴だったのかと思い返してみたが、どうやら幼稚園児の頃からだった件

自分はいつ頃から嫌な奴だったのかと思い返してみたが、どうやら幼稚園児の頃からだった件

自分の人格はいつ頃形成されたのだろうか。

僕は今年で20歳になり、恐らく人格の大枠は確定しているため、今後50年程度(希望はあと60年は生きたい)この人格と向き合いながら生活を営むことが予想される。

では、人格はいつ頃どのように形作られてきたのだろうか。

この事を、考えるための一つの指標となることは、自分の最古の記憶だと考える。

そう考える理由は、人格とは現在までの様々なインパクトが心に影

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残夏の命の授業

残夏の命の授業

今まで生きてきた中で、不思議と覚えている取り留めのないシーンはあるだろうか。

夏祭りや修学旅行、卒業式などのような印象的で心が揺さぶられたであろう明確なイベントではなく、なんとなく、ふとした時に思い出される断片的なシーンのことである。

今日もきっかけもなく、今の僕の生活にはまるで関係のないシーンを思い出したので話がしたい。

僕は幼い頃、虫が大好きだった。中でもクワガタが大好きで、夏になると弟

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介抱のお礼は言葉だけでいい

介抱のお礼は言葉だけでいい

自分の性格を端的に説明することはできるだろうか。

僕は他人からの評価を気にせずに自分の性格を答えるならば、「温まりやすく冷めやすい性格」である。

僕は幼い頃から頑固なところがあり、やると決めたことは頑として譲らないが、自分の予測が及ばないようなハプニングによって一度でも目標が達成できなかったときに、一瞬にして情熱やらやる気やらがどこかに消し飛んでしまうのである。

今回はそんな僕の人生の敵であ

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夜中におじさんと逆上がりをする日課

夜中におじさんと逆上がりをする日課

僕は大学入学を機に、東北の田舎から千葉県の田舎へ住まいを移した。

当時、大学1年生だった僕は、大学が決まってから大学に通うまでに、他人に話せないような妄想をパンパンに膨張させていたため、コロナ禍で大学に通えないという現状に嫌気がさしていた。

コロナ禍のオンライン授業は課題ばかり多く、僕みたいな神経質で心配性という生まれながらの持病を持つ人間はどうしても無駄に時間を浪費してしまう。何度提出した課

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