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2019年11月の記事一覧

南インドカレーの合理性仮説(ただの妄想)

南インドカレーの合理性仮説(ただの妄想)

昨日と今日と、わたしは南インドカレーを作っている。

ただカレー初心者が南インドカレーを作ってみるとたくさんの疑問が湧いてくる。
いままで当たり前だと思っていた工程がぶち壊される...。
作っていて大丈夫なのかと不安にも感じる。
なのに、できあがったカレーがはちゃんとおいしいという不思議。

そんな今朝、カレーを作りながら頭を巡っていたことをここに記させていただきたい。

【目次】
1.そもそもな

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「血を入れ替えたら、カレー好きになった話」 ~難病になった喜劇作家の"再"入院日記6

「血を入れ替えたら、カレー好きになった話」 ~難病になった喜劇作家の"再"入院日記6

某月某日

血漿(けっしょう)交換治療3回目のこと。

突然、体じゅうがポッと熱くなった。感覚的に言うと、情熱的な男の血が入り込んできた! って感じ。同じ血液型Aでも、自分とは正反対の性格。積極的で、社交的で、どんな困難にも不撓不屈の男。そして無類のカレー好き。

ちなみに私は、カレーが大のつくほど苦手。中学のとき、お店で食べたカレーの辛さに驚いてじんましんが出て以来、食べるのがおっくうになった。

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雑穀王国・岩手のヒエを、レバノンの定番サラダの素材に

雑穀王国・岩手のヒエを、レバノンの定番サラダの素材に

先週、「酪農王国・岩手のヨーグルトで中東のエキゾチックなチーズを作ってみた」というタイトルで、岩手・岩泉町の「岩泉ヨーグルト」を使ってアラブのヨーグルトチーズ「ラバネ」を作ってみる、という試みをした。

そして、今度は岩手の雑穀を取り上げる。また「王国」か、とゲンナリした人もいるかも知れない。でも、岩手県にとって雑穀こそが、他県を圧倒する生産量を誇る農産物なのだ。

岩手県庁によると、岩手の雑穀生

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[食べて歴史を考えよう]ベトナムのプリン「バインフラン」は練乳入り?フランスのプリンとはどう違う?

[食べて歴史を考えよう]ベトナムのプリン「バインフラン」は練乳入り?フランスのプリンとはどう違う?

◎はじめに(バインフランとカラメンについて)世界旅行中、ハノイに5泊しました。のんびりとした滞在になったので、興味のあるベトナムのローカルフード・デザートなどを食べ歩き。勝手な想像の歴史と共に少しご紹介します。今日はバインフラン・・・ではなくカラメンについて。

・カラメン/Caramen(ハノイなど北部ベトナムにおけるプリンのこと。Kem Caramenとも。ホー・チ・ミンなど南部ではバインフラ

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