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ヨガスタジオに禅語を掛ける
ヨガと禅は、異なる文化圏から生まれたとはいえ、両者はともに内面の探求と自己理解を追求するものであり、その目的は魂の平和と啓発に向けている。そのため、ヨガスタジオに禅語を掛けることは、この共通の精神を視覚的に表現するための強力な方法と言える。
僕はこれまで数年間、ヨガクラスに禅語を掛けてきた。その意義やこれまでの効果をまとめてみる。
禅語の掛け軸の意義
禅語の掛け軸は、茶の湯においては「茶掛」
親近感が湧かないヨガポーズ名をアップデートしている
ヨガを始めた学生の頃からずっとしっくりこないポーズ名があった。音としてはサンスクリット語は魅力的だし聞いていて心地良いが、ポーズ名の訳を見ると時代の違いなのか国の違いなのか、はたまた民族や宗教の違いなのか全く親近感が湧いてこなかった。
10年くらい長く触れていれば慣れるかと思っていたのだがそうでもないし、さらに違和感がじわじわ増してきたものもある。そこで自分のクラスでは現代の日本人にとって馴染み
鍼灸とヨガによる味覚の変化
4月25日、戸塚の海藏院さんにて「鍼灸とヨガでアップデート カレーなるチャ会」を開催しました。今回もacu.place自由が丘さん、Bar NASAさんのご協力で豪華な内容になりました。
まずはスパイスや茶葉の配合が違う3種類のチャイをテイスティングして、ヨガと鍼灸をする前の味覚をチェック。感じ取れた情報をなるべく細かく書き出しておきます。僕が1番好みだったのはカルダモンが多めのAで、物足りなか
ニューノーマルなヨガライフを探った2020年上半期を振り返る
2020年を振り返り、どのようにヨギの生活や活動、心境が変化してきたのか感じたことをまとめてみたい。
春先ではコロナに対する恐怖や不安からスタジオやイベントに行くことは控え、仕事や私生活でもネットを積極的に活用されていたヨギは早々とオンラインへと向かい、上手くリアルとの両立を探っていたと思う。
緊急事態宣言以降は、様々な外的要因により、または単純にオンラインサービスへの不信感や食わず嫌いのよう
ヨギやリシのステレオタイプと未来像
一般的にヨギと聞いてイメージするものはどんなものだろう?多くの知り合いや友人にヨガのイメージを聞くと、「LAVA」や「鶴ちゃん」などが多いが、「ダルシム」とか「火とか吹くの?」なんて答えも未だに返ってきたりする。聖者のイメージも「空中浮遊」とか「裸でガリガリ」みたいな答えが返ってくる。そもそも火を噴いて浮遊している必要性は全く無いので、もうそのへんのイメチェンは完了してきてほしい。
「ヨガ」でグ
ウィズコロナにおけるイベントで思ったこと
4月に開催予定だった「鍼灸とヨガでアップデート瞑想編」を6月14日に開催することができました。定員はソーシャルディスタンスを確保できる人数にして、換気など3蜜対策をしながらのイベントになりました。
これまでもずっと使用してきた毫鍼も密着してしまうため今回は使用できず、前半は円皮鍼を使った講義メインの内容になり、後半では円皮鍼を貼ったまま基本的なポーズで瞑想までの心身を整え、最後に集中瞑想と観察瞑
今こそ「エヴリィデイ プラクティス、ワンデイ カミング」を噛み締める
大規模イベントの延期や中止、休校などから始まり、緊急事態宣言発令によりコロナウイルスによる影響を身近に自分事として誰もが実感するようになってきた。
通常のヨガクラスは5〜20人前後密集するし、WSやTTはそれ以上になってしまうため、今後の開催は当分難しくなるだろう。もちろん緊急事態宣言が解除された後も小規模イベントやクラスも3蜜対策などしないといけないし、そもそも換気の難しい会場ではもう開催が難
お前は不正義と戦えない、と言われた日
■新聞に嘘を書かれた日
東京新聞のコラムで、少し前に僕の本が取り上げられているらしいと聞いた。たぶん2月に出版した『遅いインターネット』が取り上げられたのだと思って、すぐに取り寄せて読んで、愕然とした。そこに載っていたのはかなり口汚く僕を中傷する内容だった。批判されること自体は、世の中に意見を述べている以上仕方がないと思う。しかし僕が愕然としたのは、罵られたからではなく、その記事で紹介されてい
もはやウィズコロナな世界でタパス的ヨガイントラライフの現状とアフターコロナヨガライフの展望
コロナの影響により、休館やイベントの自粛などヨガも大きな影響を受けている。少人数で開催しているクラスでも少しずつ在り方が変化しているように感じる。在り方の変化とは、生徒さんの「身体を動かす空間」というよりも、「精神面を整える茶室的な役割」の方が大きくなっている。
もともとヨガの本質を鑑みると当然のことだけど、そうは言ってもビフォーコロナでは成果が視覚化されるポーズを鍛錬するための空間としてのニー