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社会

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2021年7月の記事一覧

なぜゴルゴ13は人を殺すのか

なぜゴルゴ13は人を殺すのか

昨日の記事では、どんなあそびにもゲームのルールというものがあり「自分なりのゲームのルールをつくって遊べるのが趣味のおもしろいところ」だということを書いた。

あそびのルールは自分で勝手に変えられるところがおもしろいんだけど、仕事には隠れたルール、暗黙のルールが存在し、それに気づくのにけっこう時間がかかることが多い。

ぼくはフリーランスになるにあたって簿記学校へ行った。なぜ行ったのかとというと、自

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もりあがれ、そして、おちつけ

もりあがれ、そして、おちつけ

昨日は五輪の野球の試合についての記事をかこうと思っていたけど途中でやめにした。なぜかというと五輪の盛り上がりにつれて、感染も拡大していたからだ。

いまメディアでは、「もりあがれ!」というメッセージと「落ち着け!」という2つの矛盾したメッセージが同時に流れている。

昨日の野球の試合がいい例だった。「日本対ドミニカ共和国」は劇的なサヨナラ勝ちで日本が勝った。そしてNHKのスタジオに切り替わりわーっ

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一生もののギャグ

一生もののギャグ

世間では毎年あたらしいお笑いというのが流行る。しかし新たに流行るものとはべつに、じぶんにだけ長くツボにはまっているギャグってないだろうか?ぼくは、たぶん一生ウケるだろうというのがいくつかある。たとえば、タカトシさんの「欧米か!」である。もうすでにご本人たちもあまりやらなくなっているし、世間からも求められていないのかもしれないが、ぼくは今見ても流行っていたころとおなじだけウケてしまう。生涯、流行った

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非みんな

非みんな

「みんな」という言葉はもう死んでいる。「みんな」という言葉はすでに意味をなしていない。まことに残念ではあるが。。。

戦場では、死にかけている兵士に「傷は浅いぞ」というそうだ。しかし、「みんなはまだあるよ~」と言うことはぼくにはできない。

今日、「インターネットポルノ中毒」についての動画を見た。わかりやすい例として取り上げてみよう。

インターネットポルノの危険性は、わかる人にはだいぶ前からわか

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8050問題

8050問題

ダイヤモンドオンラインというニュースサイトに、「「引きこもり」するオトナたち」という特集記事がある。(<-リンク先は記事一覧ページです)。

一覧といっても記事数は膨大で、数えようと試みたがムリだった。一覧ページだけで19ページあり、各ページに20記事ずつ掲載されているので、概算では19×20=380記事前後になるだろう。すべて池上正樹氏というジャーナリストによるものだ。

いまこれを読んでいる人

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チクる人

チクる人

あなたの周りに「チクる人」っていますか。密告が趣味の人。ちょっと信じられないかもしれませんがそんな人がいるのである。ぼくはかつてそういう人に出会ったことがある。女性だ。出会っただけではなくてチクられてえらい目に合った。

職業訓練校にかよっていたときの同期生だったのだが、いざ書こうと思うとなにをどうチクられたのかはっきりと思い出せない。たしか訓練校の入校が7月初旬で、ぼくはそれまでやっていたコンビ

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周囲に合わせて生きるのはしんどい

周囲に合わせて生きるのはしんどい

>本心を隠して周囲に合わせる

はい、これをやっていない人はいないでしょう。もしやっていない人がいるなら、その人はとてつもなく真っ正直でおもてうらのない人だ。そして、たくさんの問題を引き起こし、苦しんでいるだろう。運が悪ければ高い塀の中に入ったり、ダンボールのおうちに住んでいる可能性もある。

>本心を隠して周囲に合わせる

これは仮面をかぶって生きるということである。最低限は必要だがやりすぎると

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3日間のネット遮断を終えた感想

3日間のネット遮断を終えた感想

今住んでいる場所のインターネット集合機が故障したので、7月11日(日)から13日(火)の夕方まで3日間弱のあいだ実質ネットにつながることができなかった。

スマートフォンはあるので完全に遮断されたわけではないが、メールチェックがやっとという感じだった。しかしそれがいい経験になったので感想を書いてみたい。

とはいえ、実はこのできごとはそれほど予想外のことではなかった。障害が発生した11日(日)の3

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世界が100人の村だったら、流行に敏感な人は20人

世界が100人の村だったら、流行に敏感な人は20人

ぼくは流行には疎いほうなのでその点で気をつけている、という話をします。

パレートの法則というのがある。別名「働きアリの法則」とも呼ばれ、働きアリのうちマジで働くのは2割で残りの8割はさぼっているという話だ。別名「2-6-2の法則」とも呼ばれる。

よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる(ウィキペディア)

この割合は働き

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銀の弾丸は存在するのか

銀の弾丸は存在するのか

かつて日本でバブル経済が起こったときには「土地神話」と呼ばれる物語が横行した。土地神話とは「日本の土地は狭いから、土地の値段は永遠に上がり続ける」というバカバカしいものだ。しかし、当時、億単位のお金を動かしていたイイ大人たちがこぞってこれを信じていたのである。

時をさかのぼって1910年。ハレー彗星が地球に接近したさいにも、カミーユ・フラマリオンという天文学者が「大気中にガスが充満し全生命体が死

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夕方のニュースを見ていてちょっと危機感を覚えた

夕方のニュースを見ていてちょっと危機感を覚えた

書きかたをまちがえるとおっさんのグチみたいになってしまうので慎重に書こうとおもう。最初に言っておきたいのは、くだらないものが悪いといいたいのではないということ。ダチョウ倶楽部さんのおでんギャグはくだらないけどすばらしい。一方で昨日、夕方のニュース番組を見ていてあまりのくだらなさに危機感を覚えた。このくだらなさはダチョウさんのくだらなさとはちがう。

昨日は薬局に用があり、待合室のテレビで民放の夕方

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ふとんのなかでギャンブルについてあれこれ想像してみた

ふとんのなかでギャンブルについてあれこれ想像してみた

外では雨がふっている。かぜの音が聞こえる。雨滴が窓にあっている。こういうときに布団にくるまって、寝ているのはきもちいい。外の世界をあれこれと想像しながら、ゴロゴロしているのがきもちいい。

このここちよさは読書と似ている。安全な場所でごろりと横になって本を読みながら、外界について想像をめぐらせる。本の中では、マフィアが出てきたり殺人が起こったり戦争が起こったりするが、しょせん活字の上のことすぎない

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竹中平蔵を見ていればこの先のことはわかる

竹中平蔵を見ていればこの先のことはわかる

竹中平蔵という人がいる。小泉純一郎元首相とくんで郵政民営化をやった人だ。日本に新自由主義をもたらした男。日本をアメリカに売り渡した男とし世間の目の敵にされている。

竹中氏は、郵政民営化という大仕事をやったが、それで燃え尽きたりはせず、いまもさかんに物議をかもしている。さいきんでは、五輪問題で「尾身会長の発言は越権行為」「五輪中止を唱える世論はまちがっている」とコメントして国民の怒りを買った。

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