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社会に提案

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#社会問題

生理用品はなぜ国が補助しないのか

生理用品はなぜ国が補助しないのか

生理(用品)の貧困という概念が話題になっています。
生理については、男性の無理解と共に女性の無理解もあるためなかなか奥深い問題です。女性の無理解?って思うかもしれませんが、実際に無理解な女性はいます。なぜこんなことになるのか、そして国が支援するべきなのか、支援するならどうするべきなのか考察していきます。

人間みんな人それぞれ。特に生理は男性は生理など関係ない(実は関係なくは無いのですが無知です)

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ゴッホの絵

ゴッホの絵

この事件について、「一部わかる」けど全体的に叩かれ気味のツイートを見つけたのですが、どうも「アート作品の意味とか価値」の意味する多義性が十分に提示されていないため分断が起きているように感じられました。ただ、問題提議としてはとても良いと思う次第。よって引用しつつ問題を掘り下げようと思います。直帰がベスト氏の擁護にもなろうかと思いますし、非難の矛先がどこに向いているのか、理解する助けになればと思います

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嘘をつくことの話1 ~嘘つきはなぜ悪いか~

嘘をつくことの話1 ~嘘つきはなぜ悪いか~

今回は「嘘」の話です。

「嘘はよくない」ことは、家庭でも教えられますし、幼稚園保育園小学校を経るうちに「嘘のつきかた」を学んでいきます。人生でいうと、早い子は2才半くらいから嘘をつく(意図的ではない)ことが知られています。

嘘の中にはたわいないものもあり、例えば、「おまんじゅうを食べたか?」という問いに「食べてないよ!」とつい答えてしまうのは誰にでもありうることです。また、嘘の中には方便という

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運動会の人間ピラミッドはどれくらい危険か

運動会の人間ピラミッドはどれくらい危険か

最近の運動会は春の開催が増えているようですね。

本記事は、人間ピラミッドは4段以上はやめよう!という記事です。具体的にどれくらいの危険があるのか数値で示し、根性ではどうにもならない物理的な問題を紹介します。

そもそも、コロナ禍で行事も減りがちですし、運動会を開催しない学校も多いかもしれませんね。強行開催しても怪我をしても病院に行けないかもしれないのに、組み体操のピラミッドなんて本当にやめた方が

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木村花さんに対する中傷は誰に責任があるか

木村花さんに対する中傷は誰に責任があるか

木村花さんの裁判に進展がありましたが、思うところがあり、ここに意見をつらつらと書いておこうと思います。主に気になっているのは、

「木村花さんを本当に傷つけたのは誰か・何か」

です。所詮は他人の心理など推測しようがありません。ですが、今のところ、テレビでは「ネットの誹謗中傷が彼女を追い詰めた」の一点張りです。もちろん、ネット上での誹謗中傷が直接の引き金なのは間違いなさそうです。あの目を覆いたくな

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日本政府のIT関連事業はなぜダメなのか

日本政府のIT関連事業はなぜダメなのか

突然ですが、日本のIT関連事業ってホント駄目だと思いませんか?

・住民基本台帳ネットワーク → 情報漏えい、普及の遅れ
・クールジャパン/クリエイティブ産業 → 海賊版等のチェック、クリエイター保護はまだまだできていない
・日本年金機構 → デジタル化の遅れとデータ漏洩、記載漏れ
・マイナンバー制度 → 普及の遅れ、他サービスとの連携不足
・COCOA → 基本機能さえ未実装
・ワクチン予約サイ

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新聞社のいう「報道の自由」その古傷

新聞社のいう「報道の自由」その古傷

はじめに
新聞記者のモラルや遵法精神に欠けた取材が問題になっています。それだけでなく、政権に対する過剰なまでの監視・揚げ足取り、中立性に欠けるような報道にも少なからぬ疑問の声が上がっています。一方で、新聞記者の文化としての「報道の自由」の主張は極めて頑なで、一般市民からすれば理解に苦しむ部分も出てきています。

人権が軽視された時代
なぜ、これほどまでに「報道の自由」を主張するのでしょうか。歴史を

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三重県信号機折損の原因について考察

三重県信号機折損の原因について考察


はじめに本記事は、三重県鈴鹿市の交差点で2021年2月18日に起こった信号機倒壊事件の原因について、別角度から考察したものです。

スクリーンショットは、2021年7月14日放送のNHKおはよう日本より

https://www.sankei.com/article/20210713-NKMLLJLLUBMOVLA2EO7442VZ5I/
https://www.asahi.com/articl

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東京五輪、1964と2021の違い

東京五輪、1964と2021の違い

2つの東京五輪を結びつける象徴のひとつとして復活を期待されていたのが、1964年の東京五輪で話題となったブルーインパルスによる五色スモークによる五輪マークでした。

しかし悲しいことに演出は失敗。検索しても直線に飛ぶブルーインパルスの写真ばかり。

どこが失敗したかといえば、単純にスモークが消えたからです。航空自衛隊はすごく良い飛行をしていたそうなので、原因は気象などの外的要因と考えられます。本記

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みずほ銀行のシステム障害

みずほ銀行のシステム障害

これについては、日経クロステックの記事

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00565/00033/

がわかりやすくてよかった。本も出てるらしいから今度買ってみようと思う。

個人的に「これは不味かったんだろうな」と思ったのは以下。

・インターディベロップデザイナーというツールでソースコードを自動生成した
・ソースコードはCOBOL
・テス

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誤報は1週間訂正報道すべき理由

誤報は1週間訂正報道すべき理由

報道メディアはきちんと訂正報道をしません。正確に言えば、「訂正したといえる」だけの訂正努力をしません。間違った報道をして間違った情報を視聴者に伝えたなら、少なくとも一週間は定期的に間違いであった旨を視聴者に伝えるべきだと思うのですがいかがでしょう。

なぜでしょうか。一番分かりやすいのは、日曜日に誤報を打った場合。サンデーモーニング(TBSテレビ系列,日曜日 8:30 - 9:54)を例に挙げます

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新聞やテレビ報道が、決して嘘をついてはいけない理由1

新聞やテレビ報道が、決して嘘をついてはいけない理由1

新聞の「嘘を含んだ煽り記事」やテレビの「捏造報道」、間違った情報を元にした「誤報道」ひとくくりにここでは「虚偽報道」と呼びます。これらは、報道倫理とかモラル以前に決して許されないものです。意図的に「虚偽報道」をした記者はメディアから追放すべきです。それほど重大な問題を抱えています。

メディアの正義メディアの本質的な業務は「情報の伝達」ですが、情報の伝達において、情報に「嘘」が含まれることは倫理以

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新聞やテレビ報道が、決して嘘をついてはいけない理由2

新聞やテレビ報道が、決して嘘をついてはいけない理由2

前記事

で、嘘をつく個人記者に主に焦点を当て、虚偽報道は会社の信用失墜行為であり厳正に対処すべきであるという話をしました。そこでは書かなかったより重大な問題があります。それは、虚偽報道に大きなペナルティがなければ、メディア全体が腐ってしまうという問題です。これは、悪貨が良貨を駆逐するのに似ています。

虚偽報道を放置すれば、真面目な報道をしようとするほど損をし、正直者は必ず馬鹿を見ることになって

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校則を無理やり正当化してみる(動物行動学と校則)

校則を無理やり正当化してみる(動物行動学と校則)

校則の非合理性が指摘されることが多くなった気がします。僕のいた学校はおおむね落ち着いていたので、校則違反が取り沙汰されることも少なかったですし、いわゆる「理不尽校則」の類もあまりなかったと思います。でもよく覚えてないんですよね。

というのが、何より僕自身が校則に無関心だったのです。別に無視しているというわけではなく、わざわざ特段の動機もなく校則違反することに興味がなかった。ですから、服装とかは何

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