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2021年11月の記事一覧
日記「たぶん月まで歩ける」
朝、歩く。昼、歩く。夜、歩く。
今日はたくさん歩いた。スマホはいつも身につけていてヘルスケアアプリに歩数と距離が表示される。過去のデータも見られる。一日の歩数が一万歩超えるのを目安に日々お家の中でも無駄に歩いてみたり歩数を稼いでいる。数字に支配されてて我ながら可笑しいっ。
我が家の近くには小さく普段は水がないくせに一級河川の称号をもつ川がある。遊歩道が続いていて歩く人や走る人や犬の散歩をする人
日記「朝のランナー」
色づく木々の公園のトラックでひとりのランナーの息づかいが聴こえる。もう何周も走っていて私はただいつ終わるのかみていた。数十分後、彼は芝生に大の字に寝転んだ。胸の辺りが上下に動いているのが遠くからでもみえる。彼の汗はきっと大地にしみこんでいる。一滴一滴。
私は持久走がとても苦手。高校生の頃、冬になると男子10キロ女子8キロの持久走大会が行われ、2学期も半ばになると、体育の授業は校外をひたすら走らさ
日記「朝も好きになりたいから」
いつも5時15分にアラームをセットしている。いつもアラームが鳴る前に目が覚めるからアラーム音がどんな音なのか知らない。アラームをセットする夜が好き。朝は苦手だ。
起き上がってベッドに座る。着替える。お手洗いにゆく。洗濯機のスイッチを押す。歯を磨く。顔を洗う。一階に降りる。2人分のお弁当を作る。朝ご飯の準備をする。ふぅ。ひと息。こうして家族を起こす時間は間もなくくる。Everyday。Everyd
お毛毛の矛盾『買って良かったもの2021』
頭髪と睫毛と眉毛、以外はいらないと思っている。脱毛エステに通いだいぶ悩みは解消された。課題は残りあとひとつだけ。それはお鼻のお毛毛。伸びるとお鼻がむずむずかゆくなる。ライトをあてて小さなハサミでちょきちょき。ちょきちょき。これが案外めんどくさい。
ある日テレビでドッキリ番組をやっていた。芸能人がお鼻に何かをぶっ刺されている。わちゃわちゃ騒いで数分後、一気に引き抜く。大騒ぎして痛いと見悶える芸能人
日記「水のある風景」
まだ紅葉の見頃とまではいかないけれど湖の畔の木々はちらほらと色付いている。
視界は見事に水色。空は有色の水色。湖は無色の水色。
子どもの頃、
水の色は水色、と呼んでいた
石松佳さんの詩の一文を思い出す。人はある時に水に色は無いのに何で水色なんだろうときっと考えたはず。そして科学的根拠を元に有色に見える理由を知るのだろう。説明はできなくでも透明なはずの水に色は付くのだ。
広大な景色をながめてい
日記「湿った夜の橋」
今夜もウォーキングをする。音楽を聴きながら歩くもんだからたまにのりのりになって踊るような感じになってしまう。歩幅が狂う。不審者に間違われないようにウォーキングオーラを漂わせれば、のりのりウォーキンガーに見えるだろう。パーカーにスエットパンツは必須アイテム。今夜は外を歩いているだけで服や髪がしっとり湿る。街灯は白く霧ばんで地面を照らす。湿度が高いのだろうか。
工事中の橋に赤いコーンが点滅している。
日記「もしも叶うなら返事を下さい」
もしも叶うなら。。。
なんて言われたら際限なく欲望がだだ漏れになってしまいそうな欲深い私である。
あの時ああしていれば良かったなんて事はたくさんあるのだ。学生時代にもっと真面目に勉強しておけば良かった、何人かの男性とお付き合いしてみてから結婚すれば良かった、二人目の子供が欲しかった、などなど言い出したらきりがない。
過去は変えられないから「たられば」はやめよう。人生も折り返し、これからどうするかが