日記「もしも叶うなら返事を下さい」

もしも叶うなら。。。
なんて言われたら際限なく欲望がだだ漏れになってしまいそうな欲深い私である。
あの時ああしていれば良かったなんて事はたくさんあるのだ。学生時代にもっと真面目に勉強しておけば良かった、何人かの男性とお付き合いしてみてから結婚すれば良かった、二人目の子供が欲しかった、などなど言い出したらきりがない。
過去は変えられないから「たられば」はやめよう。人生も折り返し、これからどうするかが重要なのだ。未来はいくらでも変えられる。

①書店に私の本が並ぶ、が叶うなら
目下お勉強中であり並ぶほどでなくても一冊は残したいと思っている。なんとか賞とか受賞して新聞に載ったりしたらいいよね。まだ可能性はゼロではない。

②20代の体型になる、が叶うなら
あはは。食べても食べてもちっとも太らず痩身の美しかった頃の身体が取り戻せたら。産後太りからの中年太り。人間には年相応というものがある。贅沢は言わない。目下、ウォーキングにカーヴィーダンス。楽しくダイエットを続ける。無理はしない。

③ぶっちゃけお金持ちになる、が叶うなら
必要以上はいらないけれどあっても困らないからやっぱりお金は欲しい。私専用の別宅が欲しいな。海の見える街で小さな平屋の一軒家を建てる。リビングと寝室と仕事部屋の三部屋。浴室は広いのがいい。ベッドはキングサイズを独り占め。海の見える小さな庭で波の音を聴きながら夕涼みをしたい。

欲深いなぁ。でも可能性はゼロではないから日々少しずつ努力しているつもり。

本当に叶うのならば亡くなった父に聞いてみたい。
どうして自ら死を選んだのか。
私のことをどう思っていたのか。
もっと正確に言えば私を憎んでいないか。

私は憎んでいたけど今は憎んでいない。今の私は少しだけ父の気持ちが理解できるから。だからもしも叶うなら、今の私の気持ちを父に伝えたい。

こうして今日も私は命日でもお盆でもお彼岸でもない何でもない日に気まぐれにお墓参りにゆく。そして父に一方的に話をしている。もしも叶うなら返事が聞きたい。

#日記
#もしも叶うなら